平均寿命も平均余命も世界一の日本ですが、何才まで生きられるかという以上に大切なことが、介護を受けたり病気で寝たきりになったりせず、健康な状態で自立して生活できる健康寿命となります。
厚労省のデータによると、健康寿命の平均は、男性は70.42歳で女性が73.62歳だそうです。
一方、平均寿命は男性が80.21歳、女性が86.61歳であり、確実に私達の寿命は延びてはいるものの、平均で男性で約10年、女性で13年ものあいだ、介護や様々な生活の制限を受けながら、日々暮らしているのが現実なのです。
人生100年時代ともいわれる今日、健康寿命を延ばす事は高齢者の方のみならず国民全体の問題として考えねばならない時代となりました。
築年数の経過した建物に住む高齢者の方々の住いは、耐震性や居住性も低下し、その多くは断熱性も不十分で、光熱費の負担も大きく、温度差によるヒートショックなど、少なからず健康に不安を感じながら生活を送っているのではないでしょうか。
また、子どもが巣立ち夫婦2人で暮らす家の多くは、広さ的には十分なものの、子ども部屋は、物置になってたり、2階寝室のパターンが多く、年々、階段の上り下りが負担となり、、時には転倒によって骨折するなどの話もよく聞かれます。
かといって、一階部分の限られたスペースでは、狭くて寝室にするには、不向きケースも多く、現状のライフスタイルには、そぐわない家の間取りになっているのが大半です。
出来れば、温度差のない快適な住まいの中で、ヒートショックなどの不安を感じず健康な暮らしを送りたい。と考えていらっしゃる方も多いと思います。
しかしながら、老後の不安もあり、なかなか住み替えや建て替えを決断できないのも現実ではないでしょうか。
ただ考えなければいけないのが、健康に影響が大きいとされる室内の温度差が、10℃も15℃もある家に、長く住み続けることで生じる健康へのリスクです。
年齢を重ねるごとに、免疫も低下し、温度差による血管や身体への負担は大きく、時には脳卒中や心筋梗塞などの突然の発症により、大事な命さえも失ってしまう危険性があるのです。
温度差や空気の汚れによって、家の中で循環器系の疾患や肺炎によって、20万人以上の方が亡くなられているのです。
特に、冬場の死亡率は高く、寒さや温度差が大きく影響しているのは、紛れもない事実です。
そして、幸い命をとりとめても、その後の後遺症によって、ご自身はもちろんご家族にも大変な負担が強いられるということをリアルに考えなければなりません。
ご存知のように、我が国は急速に進む、高齢化によって、社会保険料や介護保険料の上昇に加え、年金の支給年齢の延長や縮小が続く一方で、医療費や介護費などの社会保障費は年々膨らみ続け医療費の個人負担も増加しているのです。
さらに、医療制度の改革によって、病院での長期間の入院も、難しくなっており、実に多くの方が発症後の介護に苦しんでいるのが実態です。
今後、消費税の増税にとどまらず、様々な制度改革により、医療制度や皆保険制度の見直しを余儀なくされるのは必至の状態で、ご自身はもちろん、ご家族の生活を守る為にも、出来るだけ病気にならずに健康寿命を延ばすことが重要ではないでしょうか。
ご存知のように、特老などの施設は、どこも何百人まちの状態でありますが、新規の施設は民間頼りになっており、比較的安価といわれるサービス付高齢者住宅でも、最低でも月額20万前後の入所費用が必要で、年金などで賄える方はそう多くはありません。
国は基本的に在宅介護をメインに捉えた政策を推し進めているのが現状で、自分の身は自分で守らなければならない時代だということをリアルに考えなくてはならないのです。
「予防こそが最高の医療」とよく言われますが、温度差の無い家で、綺麗な空気に満たされた家で暮らすことは、予防医学の観点からも非常に重要なことでもあるのです。
将来を見据え、省エネで快適にそして健康で長生きできる住いを若い世代や団塊世代・高齢者の方々も真剣に検討してみてはいかがでしょうか。
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健康寿命を意識した家づくりを
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室内空気をキレイにするには、一日12回の窓の全開が必要?
皆さんのお宅では、普段一日に何回位、家の換気をしているでしょうか?
家の中の空気が一番汚れているといわれているのが、この時期で、温度や湿気の影響によって、内装材や家具・カーテンに含まれるVOC(揮発性有機化合物)や、生活によって床や壁・天井やソファーやぬいぐるみ・寝具などの布製品や畳や絨毯・カーペットに吸着された有機物も含め、様々な汚染物質が揮発しやすく、カビやダニも繁殖しやすくなっているのです。
しかも、日々使われる消臭剤や芳香剤・防虫剤や殺虫剤・柔軟剤や合成洗剤・制汗剤や香水などの使用頻度も高くなりがちで、室内空気は莫大な量の化学物質で蔓延されており、外の何倍も空気が汚れているという認識が必要です。
考えなければならないのが、一つ一つの製品に含まれている化学物質の摂取基準は、あくまでマウスを用いた致死基準であり、複合摂取には一切の基準がないのが現実で、香害被害が広がり、化学物質過敏症が急増しているのです。
※ 消臭剤や芳香剤・柔軟剤は、嗜好品とされ、いまだに家庭用品品質表示法にも該当しないことから、品質等の表示については、業界や企業の自由裁量に任されています。
また、人は生きていく上で呼吸が欠かせませんが、一日3万回もの呼吸によって、空気中の酸素を取り入れ二酸化炭素を排出しており、室内の空気は人の呼吸や汗腺から発する有機物によっても汚れているということも、頭に入れなければなりません。
私達の子どもの頃は、寒かろうが暑かろうが、両親や祖父母が頻繁に窓を開け、一日中開けていたのが普通でしたし、不在時にも窓を開けっ放しにしていた家も珍しくなかったのではないでしょうか。
今でも、年配の方は、一日、何回も窓を開けて換気をしている方も多いのですが、私達の世代も含め、最近の若い方々は、換気の意識はあまり高いとは言えず、ほとんど窓を開けないという方も少なくありません。
その割にといっては失礼ですが、換気機能のない、空気清浄機の設置率は意外と高く、2台も3台もあるお宅があるのが不思議で、空気清浄機は汚れた空気をろ過し、循環させているだけに過ぎず、微粒子はともかく、ガス状のVOCはなかなか除去されないのです。
少し乱暴な言い方かもしれませんが、食器を洗ったり、うがいした水をフィルターでろ過して、飲んでいるのとあまり変わらないとも言えるのです。
そして、酸素が増えたり、二酸化炭素が減ったりはしないので、あくまで換気のサポート役だということをご理解いただきたいと思います。
窓開けが疎かになっている既存住宅の多くは、トイレ・キッチン・浴室にしか換気がなく、換気不足になっている住宅がほとんどです。
隙間風が入るから大丈夫という方もおりますが、隙間風は室内と室外の温度差がもたらす空気の対流現象で、非常に不安定です。
冬期間は、室内外の温度差が激しく、自然と隙間換気がはたらき、換気されている側面もありますが、温度差の少なくなる春から秋口までは、よほど風が強くなければ隙間換気は、ほとんど働かなくなるので、窓を開けるなり、機械換気による空気の入れ替えが必要です。
また、2003年以降、シックハウス法により、義務化となった換気設備を設置しているお宅でも注意が必要です。
換気設備は義務化ですが、使用するしないは、個人の判断ということもあって、築年数の浅い住宅や新築して間もない家でも、常時、使用している方は少ないのです。
また、運転されていても、フィルターの清掃や交換を忘れてしまい、計画どうりの換気機能が発揮されていないケースも少なくありません。
特に、熱交換機能のない3種換気のお宅では、冬の期間はどうしても寒さを感じてしまい、換気を消してしまう傾向が強く、消したままに春を迎え、そのままの状態が続くお宅も少なくありません。
そして、問題なのが、気密性能が悪い住宅です。
気密性能が低いと、必要な給気量を満たさず、換気をつけていても、換気のショートカットを引き起こし、換気不足になりがちで、電気代はかかっていながら、空回りするだけで役に立っていない換気になってしまっている家も多いのです。
厚労省の基準では、人が、健康な生活を送るために、必要とされる換気量は、1時間に1人あたり30立米となっており、家全体の空気を、2時間に1回の割合で換気することで、清浄な室内空気が保たれることになります。
120㎡(36.5坪)の家全体の気積を300立米とすると、4人家族であれば、窓開けによって必要な換気量を満たすには、1日に10回~12回も家の窓を全開にして、換気しなければならない計算になってしまうのです。
弊社の外断熱の家にお住いの方は、2時間に一回の割合で、家の空気が入れ替わる高性能な24時間換気が装備されておりますので、窓開け換気は、特に必要ありませんが、人が心地ちよいと感じる時は、窓を開放して、外の新鮮な空気を取り入れていただきたいと思います。
特に、掃除機やはたきを使って、掃除する時などは、空気中にも、目に見えないハウスダストが舞い上がりますので、掃除後も5分から10分程度、窓を開けていると室内に浮遊するハウスダストも除去できるので効果的です。
最後に、窓開け換気で、注意していただきたいポイントをあげさせていただきます。
〇 砂ぼこりなどが、侵入しやすい家の場合は、風の強い日は避ける
〇 窓を開ける場合は、1か所開けるだけでは効果がないので、何カ所か窓を開け風が流れる様に工夫する。
〇 網戸が汚れている場合は、清掃をする。
〇 小さな虫が侵入しない様に、網戸は右側にする。
〇 網戸な穴が開いたり破れたりしている場合は張り替える。
〇 湿度が高い日や雨が降っている時には、窓開けは控える。
※ エアコンのフィルターの一番汚れるのもこの時期です。一般の家に比べればホコリも少なくフィルターの汚れも減少しますが、自動クリーニングを過信せずに、1か月に一度くらいは、チェックして清掃していただきたいと思います。
家の中の空気が一番汚れているといわれているのが、この時期で、温度や湿気の影響によって、内装材や家具・カーテンに含まれるVOC(揮発性有機化合物)や、生活によって床や壁・天井やソファーやぬいぐるみ・寝具などの布製品や畳や絨毯・カーペットに吸着された有機物も含め、様々な汚染物質が揮発しやすく、カビやダニも繁殖しやすくなっているのです。
しかも、日々使われる消臭剤や芳香剤・防虫剤や殺虫剤・柔軟剤や合成洗剤・制汗剤や香水などの使用頻度も高くなりがちで、室内空気は莫大な量の化学物質で蔓延されており、外の何倍も空気が汚れているという認識が必要です。
考えなければならないのが、一つ一つの製品に含まれている化学物質の摂取基準は、あくまでマウスを用いた致死基準であり、複合摂取には一切の基準がないのが現実で、香害被害が広がり、化学物質過敏症が急増しているのです。
※ 消臭剤や芳香剤・柔軟剤は、嗜好品とされ、いまだに家庭用品品質表示法にも該当しないことから、品質等の表示については、業界や企業の自由裁量に任されています。
また、人は生きていく上で呼吸が欠かせませんが、一日3万回もの呼吸によって、空気中の酸素を取り入れ二酸化炭素を排出しており、室内の空気は人の呼吸や汗腺から発する有機物によっても汚れているということも、頭に入れなければなりません。
私達の子どもの頃は、寒かろうが暑かろうが、両親や祖父母が頻繁に窓を開け、一日中開けていたのが普通でしたし、不在時にも窓を開けっ放しにしていた家も珍しくなかったのではないでしょうか。
今でも、年配の方は、一日、何回も窓を開けて換気をしている方も多いのですが、私達の世代も含め、最近の若い方々は、換気の意識はあまり高いとは言えず、ほとんど窓を開けないという方も少なくありません。
その割にといっては失礼ですが、換気機能のない、空気清浄機の設置率は意外と高く、2台も3台もあるお宅があるのが不思議で、空気清浄機は汚れた空気をろ過し、循環させているだけに過ぎず、微粒子はともかく、ガス状のVOCはなかなか除去されないのです。
少し乱暴な言い方かもしれませんが、食器を洗ったり、うがいした水をフィルターでろ過して、飲んでいるのとあまり変わらないとも言えるのです。
そして、酸素が増えたり、二酸化炭素が減ったりはしないので、あくまで換気のサポート役だということをご理解いただきたいと思います。
窓開けが疎かになっている既存住宅の多くは、トイレ・キッチン・浴室にしか換気がなく、換気不足になっている住宅がほとんどです。
隙間風が入るから大丈夫という方もおりますが、隙間風は室内と室外の温度差がもたらす空気の対流現象で、非常に不安定です。
冬期間は、室内外の温度差が激しく、自然と隙間換気がはたらき、換気されている側面もありますが、温度差の少なくなる春から秋口までは、よほど風が強くなければ隙間換気は、ほとんど働かなくなるので、窓を開けるなり、機械換気による空気の入れ替えが必要です。
また、2003年以降、シックハウス法により、義務化となった換気設備を設置しているお宅でも注意が必要です。
換気設備は義務化ですが、使用するしないは、個人の判断ということもあって、築年数の浅い住宅や新築して間もない家でも、常時、使用している方は少ないのです。
また、運転されていても、フィルターの清掃や交換を忘れてしまい、計画どうりの換気機能が発揮されていないケースも少なくありません。
特に、熱交換機能のない3種換気のお宅では、冬の期間はどうしても寒さを感じてしまい、換気を消してしまう傾向が強く、消したままに春を迎え、そのままの状態が続くお宅も少なくありません。
そして、問題なのが、気密性能が悪い住宅です。
気密性能が低いと、必要な給気量を満たさず、換気をつけていても、換気のショートカットを引き起こし、換気不足になりがちで、電気代はかかっていながら、空回りするだけで役に立っていない換気になってしまっている家も多いのです。
厚労省の基準では、人が、健康な生活を送るために、必要とされる換気量は、1時間に1人あたり30立米となっており、家全体の空気を、2時間に1回の割合で換気することで、清浄な室内空気が保たれることになります。
120㎡(36.5坪)の家全体の気積を300立米とすると、4人家族であれば、窓開けによって必要な換気量を満たすには、1日に10回~12回も家の窓を全開にして、換気しなければならない計算になってしまうのです。
弊社の外断熱の家にお住いの方は、2時間に一回の割合で、家の空気が入れ替わる高性能な24時間換気が装備されておりますので、窓開け換気は、特に必要ありませんが、人が心地ちよいと感じる時は、窓を開放して、外の新鮮な空気を取り入れていただきたいと思います。
特に、掃除機やはたきを使って、掃除する時などは、空気中にも、目に見えないハウスダストが舞い上がりますので、掃除後も5分から10分程度、窓を開けていると室内に浮遊するハウスダストも除去できるので効果的です。
最後に、窓開け換気で、注意していただきたいポイントをあげさせていただきます。
〇 砂ぼこりなどが、侵入しやすい家の場合は、風の強い日は避ける
〇 窓を開ける場合は、1か所開けるだけでは効果がないので、何カ所か窓を開け風が流れる様に工夫する。
〇 網戸が汚れている場合は、清掃をする。
〇 小さな虫が侵入しない様に、網戸は右側にする。
〇 網戸な穴が開いたり破れたりしている場合は張り替える。
〇 湿度が高い日や雨が降っている時には、窓開けは控える。
※ エアコンのフィルターの一番汚れるのもこの時期です。一般の家に比べればホコリも少なくフィルターの汚れも減少しますが、自動クリーニングを過信せずに、1か月に一度くらいは、チェックして清掃していただきたいと思います。
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家の中に潜むダニの怖~い話
ダニの話は、誰が聞いてもあまりいいものではないのですが、時期的なこともあり紹介させていただきます。
ダニは6月位から徐々に増え続け、まさにこの8月が繁殖のピークとなります。
ダニの生存期間は約3か月と言われ、1匹のダニは、3か月間で約100個の卵を産むので、100匹が1万匹となり、1万匹が100万匹になり、1億にもなってしまうという爆発的に増えるとても厄介な存在です。
換気や除湿・清掃の度合いによっても、大きく異なりますが、普通の家のこの時期には、数百万~数億匹のダニが潜んでいるとも言われています。
しかし、そのほとんどが0.1ミリから0.3ミリと肉眼では、見つけられず、しかも布団やソファー・畳や絨毯などに身を隠しているので、人の目には触れることはあまりありません。
そして、草むらに潜むマダニは例外ですが、通常の家ダニは、人への感作性はあまり強くなく、多少かまれてかゆくなる程度ですが、厄介なのが、ダニの死骸やフンが秋口になって、乾燥すると、強力なアレルゲンとなって私達の健康を脅かす存在となり、アレルギーの80%は、ダニの死骸やフンが原因ともされています。
冒頭、1匹から100匹に増えるというのを紹介しましたが、1匹のダニが3か月の生存中に540個の糞をしているのです、つまり100匹であれば54,000個となり、1万匹が540万個の糞をするのです。
ダニの繁殖条件は、言うまでもなく、温度20℃~30℃・湿度60%以上・もぐり込める棲家・カビや人の皮脂や髪・食物のカスなどです。
ダニも、これらの条件の内、一つでも条件が欠けると繁殖は抑えられるのですが、生活の中でできることと言えば、湿度を抑え、清掃をこまめにすることしかありません。
ダニの感触を抑えるためにも、温度と湿度と清浄さという空気のバリアをなくすことが、非常に重要で、特に高湿度は、ダニのみならず様々な悪影響を及ぼすということをご理解いただきたいと思います。
ダニは6月位から徐々に増え続け、まさにこの8月が繁殖のピークとなります。
ダニの生存期間は約3か月と言われ、1匹のダニは、3か月間で約100個の卵を産むので、100匹が1万匹となり、1万匹が100万匹になり、1億にもなってしまうという爆発的に増えるとても厄介な存在です。
換気や除湿・清掃の度合いによっても、大きく異なりますが、普通の家のこの時期には、数百万~数億匹のダニが潜んでいるとも言われています。
しかし、そのほとんどが0.1ミリから0.3ミリと肉眼では、見つけられず、しかも布団やソファー・畳や絨毯などに身を隠しているので、人の目には触れることはあまりありません。
そして、草むらに潜むマダニは例外ですが、通常の家ダニは、人への感作性はあまり強くなく、多少かまれてかゆくなる程度ですが、厄介なのが、ダニの死骸やフンが秋口になって、乾燥すると、強力なアレルゲンとなって私達の健康を脅かす存在となり、アレルギーの80%は、ダニの死骸やフンが原因ともされています。
冒頭、1匹から100匹に増えるというのを紹介しましたが、1匹のダニが3か月の生存中に540個の糞をしているのです、つまり100匹であれば54,000個となり、1万匹が540万個の糞をするのです。
ダニの繁殖条件は、言うまでもなく、温度20℃~30℃・湿度60%以上・もぐり込める棲家・カビや人の皮脂や髪・食物のカスなどです。
ダニも、これらの条件の内、一つでも条件が欠けると繁殖は抑えられるのですが、生活の中でできることと言えば、湿度を抑え、清掃をこまめにすることしかありません。
ダニの感触を抑えるためにも、温度と湿度と清浄さという空気のバリアをなくすことが、非常に重要で、特に高湿度は、ダニのみならず様々な悪影響を及ぼすということをご理解いただきたいと思います。
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住み心地や健康を左右する換気の設計
弊社では、家の隅々が、綺麗な空気に満たされるように、換気設計においても、お客様の間取りや生活スタイルに合わせ、1棟ごとに綿密な換気設計を実施しています。
住宅業界における換気計画については、義務化なので、とりあえず設置するといった考え方が、未だに根強く、お客様の関心も低いこともあり、未だに低コストの3種換気が主流ですが、1種換気においても、グリルの数を少なくしたり、ダクトの長さやルートなど、コストダウンを重視した設計になりがちで、注意が必要なのですが、そこまで考えているユーザーはほとんどいないのが残念でもあります。
新鮮な空気を取り入れたい部屋の適切な位置に、給気グリルを設置し、排気しやすく、臭いや湿気を滞留させたくない場所に、排気グリルを配置することで、効率的な空気の流れをつくり、窓を開けずとも、適切な換気量が確保できるのです。
しかし、玄関クロークや洗濯物の家干しする場所などに、排気グリルもなく、湿気や臭いがこもるケースなども多く見受けられます。
また、気流が就寝中の顔付近にあたり、音が気になり睡眠を妨げたるケースもみられます。
そして、出来るだけ外の空気の汚れを排除して、室内に新鮮な空気を導入することが大事で、弊社では、換気本体の外気導入側には、防虫フィルター、外気清浄フィルター、高性能除じんフィルターの3層仕様を標準にしております。
高性能除じんフィルターは、外気に含まれる花粉やホコリなど10μm(0.01mm)以上の粒子を約97%除去して、清浄な空気を室内に導入し、きれいな空気で家中を満たします。
ご注意していただきたいのが、室内のドアや引き戸の開閉です。
室内の温度差を最小限にするためにも、出来るだけ扉もオープンにし、開放的な暮らしが必要であり、換気を正常に機能させるためにも、重要なポイントとなります。
弊社では、開放的な暮らしを送りやすいように、出来るだけ引き戸を採用しておりますが、引き戸は、閉めたままにしていると、汚れた空気が上手に排気しにくくなります。
※ ドアにした方が、コストは下がるので、普通の家ではドアの比率がどうしても高くなります。
もちろん、全て引き戸というわけにもいかず、耐力壁の兼ね合いもあり、ドアも設置する場合もあります。
ドアにはアンダーカットといって、建具の下側に換気のための隙間がありますが、オープンにした方が換気効率は高く、プライバシーや生活音などの影響がなければ、オープンにしておいていただきたいのです。
お子さんの部屋や寝室も同様で、お休みになる時なども、出来れば開放したままの方が、就寝中の呼吸によるCO2の濃度も上昇や夏場の湿度上昇を抑え、ぐっすり熟睡できます。
室内で、一番空気が汚れるのは、ベッドや衣類・電化製品なども置かれ、長時間、睡眠をとる寝室です。
また、昨今、寝室にウオークインクローゼットを設けるケースも多くなりました。
扉があるとついつい閉めがちになるので、出来るだけ設置しない様、提案していますが、要望によって設置するケースもままございます。
図にあるように、弊社では、ウォークインにも排気用のグリルを設けております。
これは、、寝室内の汚れた空気や湿気の溜まりやすいウォークインの空気を常時外部へ排出するためのものですが、扉を閉めたままにしていると、排気ファンが回っていても、ウオークインの中に負圧が生じ、空気の動きが悪くなってしまう場合があるのです。
オープンにしていただくことで、十分な気流が生じ、寝室の汚れた空気も、ウォークイン内もしっかり換気され湿気や臭いがこもらないというわけです。
また、ウオークインなどに、防虫剤を持ち込むお客様もいらっしゃいますが、防虫剤には、健康に影響を及ぼす化学物質が含有されておりますので、極力使用はさけていただきたいと思います。
害虫の繁殖条件も、カビやダニとほぼ同じで、換気が機能し、湿度を60%以内に抑え、適度な洗濯をしていれば虫食いの危険性は、ほぼなくなります。
押入れや物入れなどにも、扉をオープンにするなど、適度に空気の流れをつくっていただくと、カビや害虫の発生を抑えられるのです。
現代のシックハウスの多くは、内装材や家具・カーテンもさることながら、カビやダニの微生物が由来する有機化合物や日常使用する生活用品に含まれる化学物質の影響の方が遥かに大きく、消臭剤や芳香剤・柔軟剤・防虫剤や殺虫剤などを極力使わない生活を送っていただきたいと思います。
今、多くのご家庭では、空気清浄機を何台も設置しているようですが、本来、ソーラーサーキットの家には、空気清浄機は必要ありません。
ペットのいる家庭や焼き肉・鍋・タバコなどの関係で、複数置く場合は別にして、通常は1台あれば十分です。
そもそも、空気清浄機には換気の機能はなく、あくまで空気中の臭いや汚れの成分をフィルターに吸着させ、空気をろ過・循環しているだけで、呼吸によって減少する酸素や増加する二酸化炭素は変わらず、あくまで換気のサポート役という認識が必要です。
そして、置くなら、一番空気が汚れ、一番空気を取り入れる寝室に置くのがおススメです。
若干、これまでの生活習慣を変えるのに、とまどう部分も出てくるかと思いますが、アレルギー対策の観点からも、省エネかつ快適で健康な暮らしを実現するためにも、できるだけオープンな暮らしを心がけていただくようお願い申し上げます。
また、窓は開けてもいいですか?というご質問を時折いただきますが、窓を開けて人が心地よいと感じる時は、どうぞご自由に窓を開けていただいて結構です。
窓開け換気は、何と言っても、換気の王様です。
この時期の窓開けは、逆効果の時間帯も多いのですが、外の温度・湿度・雨や風の状況を考慮の上、上手な窓開けを実施していただきたいと思います。
ソーラーサーキットの家では、自然の力を活用するとともに、自然と仲良く暮らす事も快適に過ごすための大きなポイントです。
また、衣類害虫が家の中に侵入するのは、床下や窓からの侵入か、人が外から持ち込むというのが、ほとんどです。
窓開けの場合の網戸の位置は何気に重要で、小さな虫は簡単に入ってきます。
網戸の基本は、右側設置となりますので、くれぐれもご注意ください。
住宅業界における換気計画については、義務化なので、とりあえず設置するといった考え方が、未だに根強く、お客様の関心も低いこともあり、未だに低コストの3種換気が主流ですが、1種換気においても、グリルの数を少なくしたり、ダクトの長さやルートなど、コストダウンを重視した設計になりがちで、注意が必要なのですが、そこまで考えているユーザーはほとんどいないのが残念でもあります。
新鮮な空気を取り入れたい部屋の適切な位置に、給気グリルを設置し、排気しやすく、臭いや湿気を滞留させたくない場所に、排気グリルを配置することで、効率的な空気の流れをつくり、窓を開けずとも、適切な換気量が確保できるのです。
しかし、玄関クロークや洗濯物の家干しする場所などに、排気グリルもなく、湿気や臭いがこもるケースなども多く見受けられます。
また、気流が就寝中の顔付近にあたり、音が気になり睡眠を妨げたるケースもみられます。
そして、出来るだけ外の空気の汚れを排除して、室内に新鮮な空気を導入することが大事で、弊社では、換気本体の外気導入側には、防虫フィルター、外気清浄フィルター、高性能除じんフィルターの3層仕様を標準にしております。
高性能除じんフィルターは、外気に含まれる花粉やホコリなど10μm(0.01mm)以上の粒子を約97%除去して、清浄な空気を室内に導入し、きれいな空気で家中を満たします。
ご注意していただきたいのが、室内のドアや引き戸の開閉です。
室内の温度差を最小限にするためにも、出来るだけ扉もオープンにし、開放的な暮らしが必要であり、換気を正常に機能させるためにも、重要なポイントとなります。
弊社では、開放的な暮らしを送りやすいように、出来るだけ引き戸を採用しておりますが、引き戸は、閉めたままにしていると、汚れた空気が上手に排気しにくくなります。
※ ドアにした方が、コストは下がるので、普通の家ではドアの比率がどうしても高くなります。
もちろん、全て引き戸というわけにもいかず、耐力壁の兼ね合いもあり、ドアも設置する場合もあります。
ドアにはアンダーカットといって、建具の下側に換気のための隙間がありますが、オープンにした方が換気効率は高く、プライバシーや生活音などの影響がなければ、オープンにしておいていただきたいのです。
お子さんの部屋や寝室も同様で、お休みになる時なども、出来れば開放したままの方が、就寝中の呼吸によるCO2の濃度も上昇や夏場の湿度上昇を抑え、ぐっすり熟睡できます。
室内で、一番空気が汚れるのは、ベッドや衣類・電化製品なども置かれ、長時間、睡眠をとる寝室です。
また、昨今、寝室にウオークインクローゼットを設けるケースも多くなりました。
扉があるとついつい閉めがちになるので、出来るだけ設置しない様、提案していますが、要望によって設置するケースもままございます。
図にあるように、弊社では、ウォークインにも排気用のグリルを設けております。
これは、、寝室内の汚れた空気や湿気の溜まりやすいウォークインの空気を常時外部へ排出するためのものですが、扉を閉めたままにしていると、排気ファンが回っていても、ウオークインの中に負圧が生じ、空気の動きが悪くなってしまう場合があるのです。
オープンにしていただくことで、十分な気流が生じ、寝室の汚れた空気も、ウォークイン内もしっかり換気され湿気や臭いがこもらないというわけです。
また、ウオークインなどに、防虫剤を持ち込むお客様もいらっしゃいますが、防虫剤には、健康に影響を及ぼす化学物質が含有されておりますので、極力使用はさけていただきたいと思います。
害虫の繁殖条件も、カビやダニとほぼ同じで、換気が機能し、湿度を60%以内に抑え、適度な洗濯をしていれば虫食いの危険性は、ほぼなくなります。
押入れや物入れなどにも、扉をオープンにするなど、適度に空気の流れをつくっていただくと、カビや害虫の発生を抑えられるのです。
現代のシックハウスの多くは、内装材や家具・カーテンもさることながら、カビやダニの微生物が由来する有機化合物や日常使用する生活用品に含まれる化学物質の影響の方が遥かに大きく、消臭剤や芳香剤・柔軟剤・防虫剤や殺虫剤などを極力使わない生活を送っていただきたいと思います。
今、多くのご家庭では、空気清浄機を何台も設置しているようですが、本来、ソーラーサーキットの家には、空気清浄機は必要ありません。
ペットのいる家庭や焼き肉・鍋・タバコなどの関係で、複数置く場合は別にして、通常は1台あれば十分です。
そもそも、空気清浄機には換気の機能はなく、あくまで空気中の臭いや汚れの成分をフィルターに吸着させ、空気をろ過・循環しているだけで、呼吸によって減少する酸素や増加する二酸化炭素は変わらず、あくまで換気のサポート役という認識が必要です。
そして、置くなら、一番空気が汚れ、一番空気を取り入れる寝室に置くのがおススメです。
若干、これまでの生活習慣を変えるのに、とまどう部分も出てくるかと思いますが、アレルギー対策の観点からも、省エネかつ快適で健康な暮らしを実現するためにも、できるだけオープンな暮らしを心がけていただくようお願い申し上げます。
また、窓は開けてもいいですか?というご質問を時折いただきますが、窓を開けて人が心地よいと感じる時は、どうぞご自由に窓を開けていただいて結構です。
窓開け換気は、何と言っても、換気の王様です。
この時期の窓開けは、逆効果の時間帯も多いのですが、外の温度・湿度・雨や風の状況を考慮の上、上手な窓開けを実施していただきたいと思います。
ソーラーサーキットの家では、自然の力を活用するとともに、自然と仲良く暮らす事も快適に過ごすための大きなポイントです。
また、衣類害虫が家の中に侵入するのは、床下や窓からの侵入か、人が外から持ち込むというのが、ほとんどです。
窓開けの場合の網戸の位置は何気に重要で、小さな虫は簡単に入ってきます。
網戸の基本は、右側設置となりますので、くれぐれもご注意ください。
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肌寒い時は、ほっこり暖かく感じる家
先週とは、打って変わり日曜日から大分気温が低下し、梅雨寒のような日が3日ほど続きました。
朝晩の気温が18℃位になると、普通の家では室温も下がり、寒くて毛布を出したり風邪をひいたりした方もいらっしゃったのではないでしょうか。
よく、弊社のオーナー様から大東さんの家は、暑い時は涼しく感じ、寒い時は暖かく感じる不思議な家ですね。と言われますが、これこそが断熱性と通気性を両立させた外断熱の家の特徴でもあります。
画像は、最低気温が17℃になった月曜日の朝と夜のダイニングの室温ですが、変わりなくトイレも一定です。
※ エアコンは日曜日からオフにしています。
気密性や断熱性の高い住宅の場合でも、暖かいのは、同じですが、暑い時に涼しくするにはエアコンに頼らざるをえないのです。
エアコンに頼りすぎずに、暑さ・寒さを感じない快適な室内環境を実現するのが、ソーラーサーキットの家であり、外断熱の家なのです。
朝晩の気温が18℃位になると、普通の家では室温も下がり、寒くて毛布を出したり風邪をひいたりした方もいらっしゃったのではないでしょうか。
よく、弊社のオーナー様から大東さんの家は、暑い時は涼しく感じ、寒い時は暖かく感じる不思議な家ですね。と言われますが、これこそが断熱性と通気性を両立させた外断熱の家の特徴でもあります。
画像は、最低気温が17℃になった月曜日の朝と夜のダイニングの室温ですが、変わりなくトイレも一定です。
※ エアコンは日曜日からオフにしています。
気密性や断熱性の高い住宅の場合でも、暖かいのは、同じですが、暑い時に涼しくするにはエアコンに頼らざるをえないのです。
エアコンに頼りすぎずに、暑さ・寒さを感じない快適な室内環境を実現するのが、ソーラーサーキットの家であり、外断熱の家なのです。
k-taka:コメント(0):[大東住宅/社長ブログ]