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米坂線全線開通80年

  • 米坂線全線開通80年
米坂線 全線が開通して80周年だそうだ。
記念のヘッドマークを付けた列車にエールを送ろうという催しに参加して、手を振ってきた。参加者は30人ぐらいかな?

横断幕を掲げて快速「べにばな」米沢行きを待った。
米坂線は1926年9月米沢~今泉間(23km)が開通し、その後今泉と坂町から小国へ向けて順次延伸し、1936年8月31日小国~越後金丸間が開通して全通となったのだとか。
今泉~坂町間の距離は70km弱程度だが、敷設に当たった時代背景(昭和初期)と区間の半分が豪雪山間地域であることを考えると、信じられないほどの短期間でと感服してしまう。



列車が入ってきた。



快速「べにばな」の前身はたしか急行「あさひ」といったはずだ。仙台~山形~新潟を結ぶ都市間連絡急行として重要な役割を期待されて1960年に運行開始した列車だ。
東北、上越、山形新幹線の登場、モータリゼーションの発達に押されて、今ではローカル快速列車になってしまったが、最盛期は1日2運行で内1回は5両編成の人気列車だった。「あさひ」はいま上越新幹線にその名をとどめる。
今日の列車は往年のように乗客がたくさん乗っている。恥ずかしがらずに手を振ろう。



バーニック、ベニちゃん、モッチー駅長もエールを送りにきてくれた。



米坂線といえば「蒸気機関車」「キマロキ編成」「坂町乗り換え」「サカセン」等々、いろいろな単語が浮かんでくる。
それはまた別の機会に・・・・

2016.08.29:k-ichiro:コメント(0):[コンテンツ]

真夏日に 樹氷原コースを 大滑降

  • 真夏日に 樹氷原コースを 大滑降
台風9号が山形県をかすめて去った翌日、花スポのトレッキング教室で蔵王へ行ってきた。
「台風一過の山歩きびより」と都合よくはいかず、霧がただよう中を出発した。

「いろは沼」をめざして樹氷高原駅から乗ったリフトの左右を、多数のきれいな蝶が飛び交っている。我が家の周辺では見られない蝶で気になってしようがない。
名前もわからない。
 ‐‐‐北 杜夫センセーなら一発で名前が出てくるんだろうなあ‐‐‐



歩き始めると足元のリンドウの濃い紺色が目を惹きつける。いまが盛りのようだ。
ゴゼンタチバナの実が赤いことを初めて知った。花にしか目が向いていなかった。







霧は依然として晴れず、湿原の植物を眺めながら「いろは沼」の木道を歩く。
「観松平」を巡って「黒姫山展望台」に立っても見えるのは霧の絶景のみ。





昼食後は大滑降の始まりだ。
樹氷原コースをひたすら降りる。スキーなら数分で滑り降りるコースを1時間以上かけて悪戦苦闘する。





ようやくロープウェイ山麓駅に到着。‐‐‐くたびッチャー!‐‐‐



最後に訪れた「鴫の谷地沼」では天然記念物サンの表敬訪問を受けた。
 ‐‐‐クマさんでなくて、エガッタ、エガッターッ!‐‐‐



尚、蝶の名は同行メンバーの人に教えてもらった。その名は『アサギマダラ』
2016.08.25:k-ichiro:コメント(0):[コンテンツ]

古代のハス いまが見ごろ

  • 古代のハス いまが見ごろ
時庭駅北西の古代のハス、次々に開花し見ごろを迎えている。
どこにでもあるピンクのハスの花だが、2000年のタイムトラベルをして現代に現れた種子の子孫だと思ってみていると感慨深いものがある。

誰の目を楽しませたのだろう? 卑弥呼か? ヤマトタケルはどうだ?
実やレンコンは食べたのか? 煮たのか? 焼いたのか?
興味は尽きない。

生育しているのは10アールほどの限られた区画だが、一面にピンクの花が林立している光景はみごとだ。

うまく時間があえばこういうツーショットも期待できる。


2016.08.06:k-ichiro:コメント(0):[コンテンツ]

クマさんに 通せんぼされ まわり道

  • クマさんに 通せんぼされ まわり道
クマ出没情報で散歩コースを変更した。
「この齢だからいつ死んでもカマワナイ」などとカッコツケていたが、ホンネはまだ死にたくないのだ。
それでも一応、「最期は畳の上でないとなっ!」と、強がってみせる。

クマさんの好みそうなスイカ畑やブドウ畑を避けて、白川フットパスの方へ行く先を変えててみた。
桜の時期以来だから3か月半ぶりくらいだ。

おどろいたことにガマズミの実が熟れて全身真っ赤になっている。
いつも見ているガマズミはまだ実の色が緑からやや黄色みかかってきた程度だから、成熟の進み具合にはおどろいてしまう。
日当たりがいい場所だからか?土地が肥沃だからか?早稲種だからか?



合流点まで行ってまたおどろいた。
『松』も『白』もいまは渇水期で流れの量は極端に少ない。
水量が少ないと川底が岸からも透けて見えて、清濁の差が歴然と見て取れる。
どっちが清でどっちが濁か。

2016.08.02:k-ichiro:コメント(0):[コンテンツ]

休耕田に古代のピンク(3)

  • 休耕田に古代のピンク(3)
ハスの花は開花4日目には散ってしまうのだそうだ。
「なんと儚い命だろう・・・」

開花1日目
古代ピンクの色はみずみずしく、花は乙女が恥じらうようにわずかに微笑んでいる。
毎朝同じ通学列車に乗ってくる乙女に、ひそかに想いを寄せて胸をときめかせていたのは半世紀も前のことだ。 嗚呼!・・・



2日目
花の色がツヤを増し、花びらを大きく広げて芳香を放っている。
どの花も美しさを競うようにかがやいている。結婚適齢期を迎えた妙齢の女性といったところだろうか?
偏屈老人もその昔かぐわしい香りに誘われて人並みに・・・したものだが・・・。
‐‐‐‐「花から花へと・・・」という具合にいかなかったのは心残りだ。



3日目
花の色も勢いも心なしか2日目までのハリが感じられないが、陽光を吸い込むかのように大きく花びらを広げている。前日までと異なるのは花芯に大量についていた花粉がなくなっていること。
受粉がすんで子育ての段階に入っているのだろう。



4日目
ピンクの色があせ、使命を終えた花びらが1枚ずつ散り始めている。
花が散り終えたあと実が育つ入れ物となる花托(如雨露型のアレ)が、大きくなっていて目立つ。
この姿を見ていると、わが人生のパートナーの今の様子に重なってしまい、さらにそれに寄り添う自分自身の老いた姿を見ているようでさびしくなってくる。



地元の方によれば、例年8月末まで花が楽しめるとのこと。
昨年の写真では8月19日に一面のピンクが撮られているので、今年はお盆頃がピークかなと予想。実は偏屈老人も一面の「古代のピンク」を撮りたいのだ。
2016.07.24:k-ichiro:コメント(0):[コンテンツ]