HOME > コンテンツ

「百聞は一見に如かず」を実感した

  • 「百聞は一見に如かず」を実感した
隣町のホールで上演された歌劇『魔笛』を観てきた。
学生のころからレコードやCDでクラシック音楽を楽しんできたが、歌劇だけは敬遠してきた。
言葉がわからないので、どんな場面なのか、何を言っているのかまったく想像つかないないからだ。

‐‐‐さあ、これからはじまるぜっ‐‐‐ 聴くものをワクワクさせる軽快な序曲。
‐‐‐ピロロロン、ピロロロン‐‐‐ 笛の音が印象的なパパゲーノの鳥刺しの歌。
そして聴くものを圧倒する超絶的な夜の女王のアリア。
個別には何度も聴いていたのだが、通しで聴いたことはなかった。

だが今回は日本語なので、ストーリーを追いながら、生演奏で、聴くことができた。
最後まで退屈しないで聴くことができた。
こんなに身近で、こんなに手軽にクラシック音楽を楽しむことができるとは・・・

ところでナマで聴く「夜の女王」のアリア、圧巻だった。
そしてモーツァルト最後の歌劇は「魔」の字でイメージする怖い話の歌劇ではなく、なんとも楽しいおとぎ話だった。
2016.12.11:k-ichiro:コメント(0):[コンテンツ]

チャレンジャー 第1号は 女の子

  • チャレンジャー 第1号は 女の子
11月12.13日に開催された「豊田地区ふるさとづくり文化祭」に、ロッククライミング体験ブースが出現した。
主催者が掲げたサブテーマ「未来へのチャレンジ」に沿って、子どもたちに新しいスポーツに挑んでもらおうという試みだ。

開催に先立つコートの設営には時間がかかったが、競技熟練者のリードにより、安全度、強度ともに十分な仮設コートが完成した。
来場者の興味を惹きつけるポスターも準備してチャレンジャーを待った。



待つこと〇〇分。
現れたのはー・・・!!
「やりたいっ」と言って、おばあちゃんとママの制止を聞かない。

 

記念すべきチャレンジャー第1号となった。
無論、自力で登れたわけではないが、そのチャレンジ精神に『アッパレ!』

そして次は・・・。 待ってましたッ! 中学生。
ところが期待したほどうまくいかない。



予想に反してうまいのは女の子。
小学生も中学生もスイスイとこなしていく。(将来は第2の田部井淳子さん?)





込みだしたのは小学校のステージ発表後、5~6年生が現れてからだ。
次々にトライが始まった。



あとは2日目の終了まで順番待ちの人気。インストラクターのY氏は食事をとる間もないありさまで、大盛況裡に終了した。

 

何にでも興味を持つ年頃なのだろうが、頼もしい限りだ。
あんなに元気な子どもたちがもっと増えないとネ。

ンだからヨォ。 我がせがれたち、頼むからしっかりしてケロ。
2016.11.16:k-ichiro:コメント(1):[コンテンツ]

霊山(りょうぜん) スリルてんこ盛り

  • 霊山(りょうぜん) スリルてんこ盛り
花スポ、今年最後のトレッキング教室は福島県伊達市の霊山(りょうぜん)巡り。
マップによれば『標高825メートル、一般コース周遊3時間』。
「ムリをしなくても行けそう」と、気軽に出かけたのだが、偏屈老人少なからず高所が怖いことを忘れていた。

まずは好天に恵まれ、紅葉を楽しみながらスタートしたのだが・・・
登山口から「見下し岩」までの登りのキツサに閉口する。出かけるとき寒かったので厚着してきたのだが暑くて少々気持ち悪い。

 

「見下し岩」から昼食をとった「霊山城跡」までは「天狗の相撲場」「親不知子不知」などオドロオドロした地名が続く。眺望のいい場所やそれなりに緊張する難所を通過するが、アップダウンが少なくて歩くのは楽だ。

 

今日は青空の下でシートを広げて快適なランチタイムだ。それぞれがウデによりをかけたおかずを回しあう。
「ごちそうさま!」 疲れを忘れる楽しいひと時だ。



そして本日の最高峰「東物見岩」(825m)。ホラガイドが言うには「天気がいい日はハワイまで見える」のだそうな・・・ 
全員集合の写真に写っているかな?



ここからが試練だった。
まずは「蟻の戸渡り」。幅の狭い岩の峰が20mぐらい続き、左右どちらかにバランスを崩すと転落の惧れがある。ウチの奥さん意外と平気そうに渡っている。(マイッタな)
「ア~ア、オッカネーヨ~!」 偏屈老人は四肢を使ってコワゴワ前進。



そして、極めつけはこれ。「弁天岩」と「日暮岩」。
みなさん岩に腰かけてのんびりと周囲の景色を楽しんでいるようだが・・・



実はこんなところに来ているのだ。

 

登山道側からハシゴを使って岩に乗り移っていったのだ。岩と登山道との間は間隔があり、足元は空間で、踏み外せばマッサカサマーという状態。
「オッカナクテ下見ランニェー」と言いながらも、軽々と乗り移っていく。
最初の「弁天岩」で男性軍はギブアップ。偏屈老人も決死の想いで写真を撮ったのだ。

「いまここで地震がきたらオッカナイべなー」などと言いながら、半世紀前のお嬢様方は次の「日暮岩」にも軽々と登っていくのだった。
・・・マイッター! コーサン、コーサンッ!!・・・

今日は大勢の勢いで「弁天岩」に登ってしまったが、仮に配偶者と二人で来たのだったら絶対に登らねかったベナァ・・・

2016.11.08:k-ichiro:コメント(0):[コンテンツ]

気ぜわしく 小春日和に 雪囲い

  • 気ぜわしく 小春日和に 雪囲い
11月5日、絵に描いたような『小春日和』。
久しぶりに姿を見せた飯豊山は初冠雪を通り越して雪化粧。
我が家から見える飯豊山は送電塔にジャマされて「デカサネ」が、ともかく1枚パチリ。

冬の姿が見えてきた。先日は刈入れの済んだ田んぼでエサを漁る白鳥を見かけた。



こうなると気になるのは雪囲いの進捗状況。

 

天気もいいことだし、今日は応援の手もあてにできる。
1週間ほど前からポツリポツリと手掛けてきた雪囲いの作業を一気に進めることにした。
我流ながら30数年、単身で家を離れていた時も毎年続けてきた手慣れた作業だ。
「男結び」(らしきもの)もマスターしたし、技術的には熟練の境地に達していてもおかしくないのだが、何年やっても格好良くできないのが悩みのタネだ。
応援の倅と「あーでもない、こーでもない」とやりながら、4時ごろには完成した。



相変わらず「ミバは悪い」が、要は性能。雪につぶされなければ「イイノデス」。
しかし自信はない。小雪の冬を切望するのみ!


2016.11.05:k-ichiro:コメント(0):[コンテンツ]

イザベラ・バードが越えた山

  • イザベラ・バードが越えた山
「花スポ」10月のトレッキング教室は黒沢峠の敷石道散策。
あいにくの雨の中、「もしかしたら」の幸運を期待してバスはスタート。
めざすは小国町市野々向原。横川ダムの湖底に架かる「不動出生橋」(ふどういづるぎ橋)を渡って峠道を小国方面へ向かうコースのようだ。



ところが残念!湖底の道は水中に沈み、不動出生橋だけが筏のように水面に浮かんでいるように見える。
コース案内に「6月16日~9月30日の間湖底の街道が現れる」とあったのは本当だった。
・・・考えてみれば当然の話だベェ。今日は10月12日だ。・・・



歩き始める場所を変更して散策開始。ダム湖西岸から西方をめざす。
雨の中、にぎやかに峠道を歩き始めたのだが ‐‐‐‐
・・・あーッ! キノコだあーッ!・・・
隊列は突如みだれ、峠道をはなれた。ガイドさん、めっぽうキノコに強い。



・・・戦果はこんなもんだよ、白い袋に採りホーダイさ・・・

 

頂上を過ぎるとゆったりとした峠道が続く。
イザベラ・バードは急峻な行程に難儀したそうだが、こんな景観を見てなにを思ったのだろうか?戊辰戦争の舞台にもなったのだとか‐‐‐‐

 

越後北蒲原の百姓のおんちゃ(次男)だった我が曽祖父は、米沢でヒトハタ揚げようと明治初期に郷里を離れたのだとか。どんな心境でこの峠を越えたのだろう?
ヒトハタ揚がったかどうかは別として、彼がこの峠を越えていなければ偏屈老人の存在はないことだけは確かだ。



全行程を歩き終えて「ハイ、パチリ」。
心配した雨もそんなにひどくなかったし、キノコはいっぱい採れたしョ、満足そうな笑顔を見てオゴヤぇ。
毎回想定外のことがあってオモシャイよー。

マツタケ採れたかッテ?
だれか採ってるカモ‐‐‐‐ マツタケ採ったーッテ吹聴する人アンマリいないベシタぁ。

2016.10.15:k-ichiro:コメント(0):[コンテンツ]