昨日一昨日と、雨が続きましたね。
こんな週末は、朝早くからどこかに出かけて
憂さ晴らししたいものです。
…バレバレですが、朝市の告知をしたいと思います。
地場産、本年度2回目の池上本門寺朝市出店!!
題して『おいしい山形 山菜・野菜フェア!』
日時 5月15日(日) 7:00~10:30頃
場所 池上本門寺 階段下
今回は地元農家さん直送の山菜、野菜を販売します。
わらび・コシアブラ・山ウドなどの山菜類、
行者にんにくとニラをかけあわせた新野菜、「行者菜」や
サラダに混ぜるとアクセントになり、とってもおいしい「ワサビ菜」
などなど。
ほかにも、長井市花作地区で栽培される伝統野菜、
「花作大根」のお漬物や、
5月のこどもの日にお馴染みの“こいのぼり”にちなんで
「鯉のやわらか煮」なんていかがでしょうか。
◎アクセス
・東急池上線「池上駅」下車徒歩10分
・都営浅草線「西馬込駅」下車徒歩12分
・JR京浜東北線「大森駅」より池上駅行きバス(20分)「本門寺前」下車徒歩5分
(池上本門寺公式HPより)
日曜日の予報は晴れのようです!
最高気温は、20℃を超えるそうですよ。
絶好の池上朝市日和になること間違いないでしょう(>∇<)
皆さまのご来店心からお待ちしております!!
チラシはこちらから(PDF)
・・・・・・・・
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山形の新しいお米、「つや姫」のこと③
ついに3回目に突入してしまいました。
一言に「お米がぁ~」「つや姫ってぇ~」(なぜかギャル風)
と言っても、奥が深いものなんですね。
・・・・・・・・
①②
一言あらまし:
山形県「“コシヒカリ”にも負けないおいしいお米を作りたい!!」
さて
品種改良は、今ある品種の中から
新しい品種に受け継ぎたい特性を考え、
交配親を選ぶところから始まります。
山形の新しい品種の開発は
山形県立農業試験場庄内支場というところで行われました。
母方に山形70号、父方に東北164号が選ばれ交配し、
そこで採取した種子を育て、
育てた種子をまた育て…といった
「世代促進」というものを行います。
そうして品種の特徴を探るのだといいます。
また、新品種開発にあたって
早い段階から良味性を追求し、
ご飯を炊いて試験していたそうです。
交配と選別を繰り返し、
その中で最も良い性質を受け継いだ稲が選ばれます。
最終的に10万ものサンプルの中から、1つが選ばれました。
実験的な作付が続き、その間
新品種は冷害や潮風害などに見舞われても
負けません。
とっても強い!
計画開始から10年。
平成22年。
本格的な作付が始まり、
選ばれた2,500の農家の方々も
「山形の新しい品種」に期待を込めます。
その年山形県は記録的な猛暑に見舞われましたが、
新品種は成長を早めず、順調でした。
(ふつうは暑さに成長を早めるそうです)
また全国的に、猛暑によって
品質の良い1等米が占める割合を64%に
落としてしまいましたが、
新品種は98%という驚異的な数字を叩き出しました。
ちなみに暑さに強いという特性は想定外のことだったとそう。
強運の持ち主(持ち米?)です。
22年秋、待望の全国デビューです。
「つや姫」という名前は全国から公募し、
およそ3万4,000点もの名称の中から7点に絞り、
最終的に県民投票を参考にして決められました。
また、(財)日本穀物検定協会が行っている食味官能試験では、
つやがある、つぶが揃っている、うまみがある
といった評価を受けました。
(その他詳細はぜひともつや姫HPをご覧ください。)
(私も最初に見たときに
すごくつやつやしたお米だな~と思いました。
お米とかお味噌って家族が勝手に変えていても
なんか気付きますよね(^^)
毎日お弁当に詰めて持っていってます。
冷めても硬くならず、おいしいんですよー。)
・・・・・・・・
いやあ、長くなりました。
しかしこうした長い道のりを経て、
「つや姫」が食卓にあがっていると思うと
なんだかすごいことですよね。
今日も帰ったら、ほかほかのつや姫を食べよう!
<完>
・余談
食文化が多様化する中
最近は米粉商品の普及や、
お米からパンを作れてしまう
「ゴパン」という製品も大人気のようですね。
…ゴパン、私も欲しい!
・・・・・・・・
参考文献
つや姫HP
宮城米コメナビweb
msn産経ニュース
エキサイトニュース
一言に「お米がぁ~」「つや姫ってぇ~」(なぜかギャル風)
と言っても、奥が深いものなんですね。
・・・・・・・・
①②
一言あらまし:
山形県「“コシヒカリ”にも負けないおいしいお米を作りたい!!」
さて
品種改良は、今ある品種の中から
新しい品種に受け継ぎたい特性を考え、
交配親を選ぶところから始まります。
山形の新しい品種の開発は
山形県立農業試験場庄内支場というところで行われました。
母方に山形70号、父方に東北164号が選ばれ交配し、
そこで採取した種子を育て、
育てた種子をまた育て…といった
「世代促進」というものを行います。
そうして品種の特徴を探るのだといいます。
また、新品種開発にあたって
早い段階から良味性を追求し、
ご飯を炊いて試験していたそうです。
交配と選別を繰り返し、
その中で最も良い性質を受け継いだ稲が選ばれます。
最終的に10万ものサンプルの中から、1つが選ばれました。
実験的な作付が続き、その間
新品種は冷害や潮風害などに見舞われても
負けません。
とっても強い!
計画開始から10年。
平成22年。
本格的な作付が始まり、
選ばれた2,500の農家の方々も
「山形の新しい品種」に期待を込めます。
その年山形県は記録的な猛暑に見舞われましたが、
新品種は成長を早めず、順調でした。
(ふつうは暑さに成長を早めるそうです)
また全国的に、猛暑によって
品質の良い1等米が占める割合を64%に
落としてしまいましたが、
新品種は98%という驚異的な数字を叩き出しました。
ちなみに暑さに強いという特性は想定外のことだったとそう。
強運の持ち主(持ち米?)です。
22年秋、待望の全国デビューです。
「つや姫」という名前は全国から公募し、
およそ3万4,000点もの名称の中から7点に絞り、
最終的に県民投票を参考にして決められました。
また、(財)日本穀物検定協会が行っている食味官能試験では、
つやがある、つぶが揃っている、うまみがある
といった評価を受けました。
(その他詳細はぜひともつや姫HPをご覧ください。)
(私も最初に見たときに
すごくつやつやしたお米だな~と思いました。
お米とかお味噌って家族が勝手に変えていても
なんか気付きますよね(^^)
毎日お弁当に詰めて持っていってます。
冷めても硬くならず、おいしいんですよー。)
・・・・・・・・
いやあ、長くなりました。
しかしこうした長い道のりを経て、
「つや姫」が食卓にあがっていると思うと
なんだかすごいことですよね。
今日も帰ったら、ほかほかのつや姫を食べよう!
<完>
・余談
食文化が多様化する中
最近は米粉商品の普及や、
お米からパンを作れてしまう
「ゴパン」という製品も大人気のようですね。
…ゴパン、私も欲しい!
・・・・・・・・
参考文献
つや姫HP
宮城米コメナビweb
msn産経ニュース
エキサイトニュース
【スタッフ日記】ゴールデンウィーク絵日記
ゴールデンウィーク、いかがお過ごしでしたか。
長井の市民直売所、「菜なポート」では
一周年を迎え、感謝セールを行いました。
(菜なポートブログ、ながいファン倶楽部)
多くのお客さまで賑わい、
スタッフのみなさんも大忙しだったそうです。
抽選会に玉こんのふるまい、…楽しそうです!
私の華麗なる連休もついでにご覧ください。
…とまあ反省のGWです。
しかし六郷用水の学習会はとっても面白かったので
また近々ブログでお伝えできればと思っています。
そうそう、些細なことですが
近所のスーパーに玉こんが置いてあったんですよ。
地場産で扱っているメーカーさんとは違いましたが、
加工済みの玉こん1本串(3個)がありました。
つい買ってしまいました。
最近、対長井反射神経がついたような気がします。
長井の市民直売所、「菜なポート」では
一周年を迎え、感謝セールを行いました。
(菜なポートブログ、ながいファン倶楽部)
多くのお客さまで賑わい、
スタッフのみなさんも大忙しだったそうです。
抽選会に玉こんのふるまい、…楽しそうです!
私の華麗なる連休もついでにご覧ください。
…とまあ反省のGWです。
しかし六郷用水の学習会はとっても面白かったので
また近々ブログでお伝えできればと思っています。
そうそう、些細なことですが
近所のスーパーに玉こんが置いてあったんですよ。
地場産で扱っているメーカーさんとは違いましたが、
加工済みの玉こん1本串(3個)がありました。
つい買ってしまいました。
最近、対長井反射神経がついたような気がします。
菅製麩所さん作成、お麩のレシピ公開!
コメントでご要望頂きました、
お麩のレシピを掲載させて頂くことになりました!
詳細はこちらから(PDFファイル)
このレシピは山形県長井市の
「菅製麩所」さんが作成・配布しているものです(^^)
麩のからあげ、酢の和え物…アイディアですよね!
「ええ!?」って思った方もいるかもしれませんが
これがおいしいんですよ。
からあげはぜひご家庭で作ってみて欲しいです。
「麩!?」ってなりますよ。
甘辛煮は、味が染みているのに弾力もあって
試食がとっても好評です。
・・・・・・・・
菅製麩所さんのお麩と言えば、
朝市でも…
【池上朝市】今年最後の朝市☆盛り上がりました!
つまみ食いウォークでも…
【出店します&した!!】しながわ・大田つまみ食いウォーク
ダイシンフェアでも…
【本場山形の「花笠おどり」大田区ダイシン百貨店で舞う】(ながいファン倶楽部)
ながいファン倶楽部でも…
【菅製麩所】焼き麩
菜なポートでも…
麩レンチトースト
いち押し!
大活躍なのです!!!
大田区にお麩を広める先駆者でもあります!(顧問談)
私も物販でお麩がどんどん売れていく様を
あほみたいな顔して見ていました。すごいんです。
・・・・・・・・
お麩は鎌倉時代から食べられるようになり、
当時は精進料理などに使われるのみだったといいます。
それを一般に知らしめたのはあの有名な茶人、
千利休なんだそうです。
お麩を焼いた茶菓子を茶の湯で出したそう。へぇー。
最近では栄養価に注目が集まっているようですね。
お麩は良質で消化の良い植物性たんぱく質が
全体の30%を占めているんだそうです。
(乾物なので一慨に比べられるものではないようですが、
パンは約14%、鳥のムネ肉は動物性たんぱく質で約19%だとか。
麩、すごい!)
▼先月の朝市で人気だったくるま麩。
お麩の原材料、グルテンってなんだろう。
グルテンは、水の中で小麦粉をもみほぐして
最後に残る“チューインガム”のようなものなんだそう。
このグルテンに含まれる、
アミノ酸の一種、グルタミン酸は
脳を活性化させる働きがあるといいます。
昔から「お麩を食べると頭が良くなる」なんて
言われているらしいですね。
脳には欠かせないアミノ酸だそうですよ。
お麩、なかなかあなどれないです!
前述したように古くは精進料理に、
現代のマクロビオティックでも
(食生活法の一種で、玄米菜食を基本とする)
お肉の代わりに良く使われている食材なのです。
先日テレビで、マクロビオティックの
シュウマイの作り方をやっていましたが、
タネに、大豆たんぱく質と、
グルテンと小麦粉を混ぜ合わせてつくるもの
(コーフーというのでしょうか?)を使って
食感を出すのだすのだそうです。
これって原材料がそっくりな
お麩でも活用できるのでは…!
なんて思いながら見ていました。
お麩シュウマイ、いかがですかね?
▼こちらは板麩。先日カツ?丼にしましたよ~。
とあるレシピサイトにはなんと2754件もの麩のレシピが
ありました!(5月2日現在)
やっぱり、麩ブームが到来しているのでしょうか。
ワタクシも研究してみたいと思います。
色々な活用法もありますが
シンプルに麩の味噌汁も良いですよね。
みつをさん風。
長井の「菅製麩所」さんのお麩は
ネットショップタス物産館からも購入できます(^∇^)
ぜひご利用ください。
・・・・・・・・
参考文献
healthクリック
健康栄養辞典
takesyoku.com
ホームクッキング【キッコーマン】
お麩のレシピを掲載させて頂くことになりました!
詳細はこちらから(PDFファイル)
このレシピは山形県長井市の
「菅製麩所」さんが作成・配布しているものです(^^)
麩のからあげ、酢の和え物…アイディアですよね!
「ええ!?」って思った方もいるかもしれませんが
これがおいしいんですよ。
からあげはぜひご家庭で作ってみて欲しいです。
「麩!?」ってなりますよ。
甘辛煮は、味が染みているのに弾力もあって
試食がとっても好評です。
・・・・・・・・
菅製麩所さんのお麩と言えば、
朝市でも…
【池上朝市】今年最後の朝市☆盛り上がりました!
つまみ食いウォークでも…
【出店します&した!!】しながわ・大田つまみ食いウォーク
ダイシンフェアでも…
【本場山形の「花笠おどり」大田区ダイシン百貨店で舞う】(ながいファン倶楽部)
ながいファン倶楽部でも…
【菅製麩所】焼き麩
菜なポートでも…
麩レンチトースト
いち押し!
大活躍なのです!!!
大田区にお麩を広める先駆者でもあります!(顧問談)
私も物販でお麩がどんどん売れていく様を
あほみたいな顔して見ていました。すごいんです。
・・・・・・・・
お麩は鎌倉時代から食べられるようになり、
当時は精進料理などに使われるのみだったといいます。
それを一般に知らしめたのはあの有名な茶人、
千利休なんだそうです。
お麩を焼いた茶菓子を茶の湯で出したそう。へぇー。
最近では栄養価に注目が集まっているようですね。
お麩は良質で消化の良い植物性たんぱく質が
全体の30%を占めているんだそうです。
(乾物なので一慨に比べられるものではないようですが、
パンは約14%、鳥のムネ肉は動物性たんぱく質で約19%だとか。
麩、すごい!)
▼先月の朝市で人気だったくるま麩。
お麩の原材料、グルテンってなんだろう。
グルテンは、水の中で小麦粉をもみほぐして
最後に残る“チューインガム”のようなものなんだそう。
このグルテンに含まれる、
アミノ酸の一種、グルタミン酸は
脳を活性化させる働きがあるといいます。
昔から「お麩を食べると頭が良くなる」なんて
言われているらしいですね。
脳には欠かせないアミノ酸だそうですよ。
お麩、なかなかあなどれないです!
前述したように古くは精進料理に、
現代のマクロビオティックでも
(食生活法の一種で、玄米菜食を基本とする)
お肉の代わりに良く使われている食材なのです。
先日テレビで、マクロビオティックの
シュウマイの作り方をやっていましたが、
タネに、大豆たんぱく質と、
グルテンと小麦粉を混ぜ合わせてつくるもの
(コーフーというのでしょうか?)を使って
食感を出すのだすのだそうです。
これって原材料がそっくりな
お麩でも活用できるのでは…!
なんて思いながら見ていました。
お麩シュウマイ、いかがですかね?
▼こちらは板麩。先日カツ?丼にしましたよ~。
とあるレシピサイトにはなんと2754件もの麩のレシピが
ありました!(5月2日現在)
やっぱり、麩ブームが到来しているのでしょうか。
ワタクシも研究してみたいと思います。
色々な活用法もありますが
シンプルに麩の味噌汁も良いですよね。
みつをさん風。
長井の「菅製麩所」さんのお麩は
ネットショップタス物産館からも購入できます(^∇^)
ぜひご利用ください。
・・・・・・・・
参考文献
healthクリック
健康栄養辞典
takesyoku.com
ホームクッキング【キッコーマン】
山形の新しいお米、「つや姫」のこと②
前回、お米のルーツである亀ノ尾について調べましたが、
亀ノ尾は現在でも酒米として注目を集めているんだそうです。
(長井市博士、ながいファン倶楽部さんからお教え頂きました!
①コメント参照・ながいファン倶楽部記事)
亀治の熱い想いは受け継がれているのですね。
また、亀ノ尾を蘇らせた酒造をモデルにした
「夏子の酒」という漫画もあるようです。
(1994年にドラマ化もされていました。要チェックですね)
・・・・・・・・
さて、「ササニシキ」「コシヒカリ」「あきたこまち」
そして「つや姫」など
亀ノ尾の子孫であるおいしいお米たち。
日本では現在約300種ほどの稲が作付されているそうですが、
お米の品種の総数などは正確にわからず、
年々新しくうまれる品種、
逆に消えていった品種など様々あるようです。
なぜそんなにたくさんの品種がうまれるのでしょうか。
1940年代、当時お米は不足しており、
値段を国が決め、管理していたため
農家の収入は安定していました。
しかし1960年代にはいると、
今度はお米が余るようになります。
国が買い取ったお米は売れ残り、
農家に田んぼを減らすように指示がいきます。
(また、国が管理していた日本のお米は
世界各国にくらべ値段が高く、
消費者がら不満の声が出ていました。)
1993年の天候不順のときに
お米の供給が間に合わず、買占めが起こります。(平成米騒動)
そのとき外国からの輸入に頼ったことをきっかけに
今まで規制されていた輸入が自由になり
国はお米の管理から撤退します。
その後は市場での取引きによって
値段が決められることになります。
そうなると、今まで安定していた価格が一転、
よく売れるものもあれば、
低い値段をつけられてしまうものも出てきます。
生産者は大量生産に向き、よりおいしく見た目の良いお米を
作ろうという動きになり、
各産地間でますます切磋琢磨しあうようになりました。
各都道府県には奨励品種というものがあり、
普及するべき農作物の優良な品種を各々定めています。
近年山形県では
昭和40年代後半から60年代にかけて勢いのあった、
「ササニシキ」を奨励し、主として作付してきました。
“銀シャリには「ササニシキ」”と言われ、とても人気でした。
しかしその後「コシヒカリ」、「あきたこまち」に抜かれてしまいます。
そこで「ササニシキ」に代わって
「あきたこまち」と「庄内29号」を
掛け合わせた「はえぬき」へ期待を託しました。
稲が短いため倒れにくく、
味も他の品種に負け劣らずおいしいものです。
県内では瞬く間に主力品種にのしあがります。
ところが…。
やっぱり「コシヒカリ」は強かった!
全国的に作付を拡大し、
ぶっちぎりで生産量第1位の品種です。
そこで山形県では「はえぬき」、「コシヒカリ」の間の時期に出穂し
「はえぬき」と共存できる
更なる新しい品種の開発に挑んでいくのでした…。
<続>
・・・・・・・
農林水産省HP
農業総合研究センター 米づくりQ&A
つや姫HP
ASKお米のたわら蔵
いわて純情米
庄内平野のホームページ(JA全農山形)
msn産経ニュース
亀ノ尾は現在でも酒米として注目を集めているんだそうです。
(長井市博士、ながいファン倶楽部さんからお教え頂きました!
①コメント参照・ながいファン倶楽部記事)
亀治の熱い想いは受け継がれているのですね。
また、亀ノ尾を蘇らせた酒造をモデルにした
「夏子の酒」という漫画もあるようです。
(1994年にドラマ化もされていました。要チェックですね)
・・・・・・・・
さて、「ササニシキ」「コシヒカリ」「あきたこまち」
そして「つや姫」など
亀ノ尾の子孫であるおいしいお米たち。
日本では現在約300種ほどの稲が作付されているそうですが、
お米の品種の総数などは正確にわからず、
年々新しくうまれる品種、
逆に消えていった品種など様々あるようです。
なぜそんなにたくさんの品種がうまれるのでしょうか。
1940年代、当時お米は不足しており、
値段を国が決め、管理していたため
農家の収入は安定していました。
しかし1960年代にはいると、
今度はお米が余るようになります。
国が買い取ったお米は売れ残り、
農家に田んぼを減らすように指示がいきます。
(また、国が管理していた日本のお米は
世界各国にくらべ値段が高く、
消費者がら不満の声が出ていました。)
1993年の天候不順のときに
お米の供給が間に合わず、買占めが起こります。(平成米騒動)
そのとき外国からの輸入に頼ったことをきっかけに
今まで規制されていた輸入が自由になり
国はお米の管理から撤退します。
その後は市場での取引きによって
値段が決められることになります。
そうなると、今まで安定していた価格が一転、
よく売れるものもあれば、
低い値段をつけられてしまうものも出てきます。
生産者は大量生産に向き、よりおいしく見た目の良いお米を
作ろうという動きになり、
各産地間でますます切磋琢磨しあうようになりました。
各都道府県には奨励品種というものがあり、
普及するべき農作物の優良な品種を各々定めています。
近年山形県では
昭和40年代後半から60年代にかけて勢いのあった、
「ササニシキ」を奨励し、主として作付してきました。
“銀シャリには「ササニシキ」”と言われ、とても人気でした。
しかしその後「コシヒカリ」、「あきたこまち」に抜かれてしまいます。
そこで「ササニシキ」に代わって
「あきたこまち」と「庄内29号」を
掛け合わせた「はえぬき」へ期待を託しました。
稲が短いため倒れにくく、
味も他の品種に負け劣らずおいしいものです。
県内では瞬く間に主力品種にのしあがります。
ところが…。
やっぱり「コシヒカリ」は強かった!
全国的に作付を拡大し、
ぶっちぎりで生産量第1位の品種です。
そこで山形県では「はえぬき」、「コシヒカリ」の間の時期に出穂し
「はえぬき」と共存できる
更なる新しい品種の開発に挑んでいくのでした…。
<続>
・・・・・・・
農林水産省HP
農業総合研究センター 米づくりQ&A
つや姫HP
ASKお米のたわら蔵
いわて純情米
庄内平野のホームページ(JA全農山形)
msn産経ニュース