今日は、山形県長井市の伝統野菜「花作大根」ご紹介します!
「花作(はなづくり)大根」は、上杉藩の時代から長井市花作地区で栽培されてきた大根で、
上杉の殿様が領内を巡回されて来た際にこの漬物を献上したところ、
大変お気に召してその時「これを“花作大根”と名付けよ」と命名されたんだとか。
どんな大根かと言いますと、
見た目は普通の大根の1/3ほどの長さ、辛みは3倍!
なんと言ってもパリパリとした独特な歯触りが特徴!
また長期保存が可能な大根なんです!
そのため昔から漬物用として食べられてきました。
長期保存が利くということで、まだ冷蔵庫のない時代は重宝されており、
置賜地方一帯で栽培されていましたが、
採れにくいという難点もあり、時代とともに栽培する人は少なくなっていったようです。
そんな中、平成14年、長井市の専業農家である遠藤さんが
「以前食べた花作大根の歯触りが忘れられない、何とかもう一度復活させたい」と
花作大根復活作戦として、栽培の講習会や漬物講習会などの活動を開始したのだそうです!
そうして平成17年には、イタリアのスローフード協会本部から、
後世に残すべき食材を選定する「味の箱舟(アルカ)」に認定されたのだそうです!
その後は「全国大根サミット」や「スローフードフェア」などにも参加して
花作大根の漬物も少しづつ製品化していきました!
今ではネットショップなどでも買えるようになりました。
独特のパリパリ感は長期間漬けていても損なわれず、クセになりますよ♪
栽培している地元の方々はこんな漬物にして
花作大根を味わっているようです(^~^)
▲長期間漬け込む古漬けタイプ
(みそ漬け・しょうゆ漬け・粕漬け)
▲硬さと辛みを生かした即席漬けタイプ
(甘酢漬け・わさび漬け・おみ漬・千枚漬け・かつお醤油漬けなどなど...)
この花作大根と花作大根の漬物は、明日2月7日~9日に開催される
「ひなた村フェアin銀座」でも販売いたします♪
ぜひこの機会に味わってみてください(^O^)
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