長女：あかるいこそだてにっき

再会

涙のお別れから2年。

お互いにちょっとだけ大きくなって、
ちょっとだけお互いの言葉を覚えて。

娘よ、ほんとうに伝えたい気持ちは、
言語を越えて届く。

hizuki：[長女]

料理教室にて、こっそり砂糖を貪るの図。

娘よ、人はみな糖の奴隷であり、
人生とは糖との闘いであーる。

hizuki：[長女]

普段は付けないような、
でっかいリボンをつけてしまったり。

普段は絶対に掛けないような、
デカ目のサングラスを掛けてしまったり。

娘よ、旅先では、
ちょっと浮かれてしまった自分と時たま出会う。

hizuki：[長女]

あらゆる分野で、
かつて現役のプレーヤーだった人たちが、
今度は舞台をつくる側に回って、
それを次の世代へと繋いでいる。

娘よ、君らがいつか立つ舞台も、
きっとそんな先人たちの
挫折と希望と愛情から出来ている。

hizuki：[長女]

「あと4回寝たらディズニーランド！」

娘よ、毎日指を折って数えてしまうような、
待ち遠しい程の未来ってやつを、
父ちゃんもいつか創ってみたい。

hizuki：[長女]