9月6日は初代広重の命日。
毎年この日は、墓所である東京都足立区の東岳寺に広重の研究者や美術館関係者が集まり、法要が営まれています。広重さんがつないでくれたご縁で、いつもいろいろな方にお会いし意見交換させていただいております。
実際は旧暦なのでもう少し涼しい時期だったのでしょうね。
当日は寺内の建物で「一日だけの広重展」と題した作品展が催されます。こちらも毎年恒例になっていて、無料で一般公開しています。
昨日から「めんこいこけし展」がはじまりました。
江戸後期、東北各地の温泉郷でお土産としてうまれた「こけし」。
素朴なフォルム、個性的な表情、鮮やかな色彩と模様で、自然と私たちの暮らしの傍らに存在しました。民芸品、玩具として今も人々を惹きつける“めんこい(かわいい)こけしたち”を展示しています。
【関連イベント】
● 講演会「こけしの系統について」
講師/こけし工人 会田 栄治 氏(栄春堂)
日時/8月30日(土)14:00~
参加費/無料(入館料必要)
会場/広重美術館
● こけしの絵付け体験
講師/こけし工人 会田 栄治 氏(栄春堂)
日時/9月13日(土)14:00~
人数/20人(要予約)
参加費/大人1,600円(材料費・入館料込)
会期 2014年8月23日(土)~9月23日(火・祝)
休館日 火曜日(9月23日は開館)、8月27日(水)、28日(木)
昨日から「夏休み体験企画」がはじまりました。
今年の体験メニューは、恒例となっている
・広重のうちわ絵でうちわ作り
・紋切りでうちわ作り(協力:エクスプランテ)
・木版画摺(す)り体験
に加えて、昨年も人気だった…
・光の箱
そして数年ぶりに復活した
・江戸のおもちゃ“ずぼんぼ”
の5種類です。
浮世絵版画ができるまでの彫り・摺りの工程も展示しています。浮世絵は広重や北斎などの絵師だけではできなくて、彫師、摺師の技も欠かせないということがよくわかります。(協力:アダチ版画研究所)
また、企画展は「旅〈東海道編〉」を開催中(7/28まで)。日本橋~京都までの東海道の道のりを、広重が手がけた10種類の東海道五十三次シリーズを通してご紹介しています。
どうぞお越しください!