仕事を辞めるということ

会社を辞めるということについてはネガティブなイメージが付きまといます。

逆に長く一つの会社に勤め続けることは良いことと捉えられています。

我々の業界でも人を紹介する際に、ちょっと転職回数が多いね~などのやりとりがあるのも事実です。

実際転職歴が10回も20回もあると、忍耐力や適応力、コミュニケーション力がないと思われてしまいます。

 

しかし、こと個人にとっては「辞める」行為には理由があります。

 

まずは、仕事とはということから考えると、仕事は人生を幸せに生きていくための一つの手段だと思います。

仕事のために人生を歩んでいくのではなく、人生を幸せなものにするために仕事をするのです。

しかし、残念なことに仕事のために人生を犠牲にする人がいるのも事実です。

大変残念なことだと思います。

 

仕事をする上では、景気動向、好き嫌いなどの関係、自分の職務、パワハラやセクハラなど様々な要因や気持ちがでてきます。

仕事のための人生では上記の事柄をすべて受け止めて解決しようと務めるでしょう。

その結果、身体・精神の異常や最悪・・・死をまねきます。

 

人生を幸せなものにするために仕事をするという価値観に帰れば、上記の要因や気持ちへの対処の仕方が自ずと導き出されるのではないでしょうか。

仕事を好きか嫌いかなどの内部要因であれば自分の中で解決出来ます。

転職したり社内で職種をかえたりと色々出来ます。

また、自分の中の問題ですからさほど重症にはなりません。

 

しかし、パワハラやセクハラなど外部要因が絡む場合は自分一人では解決できません。

そんな時の解決方法は主に2つです。

1つは現状を訴えること・・・訴えることによってパワハラなどの行為が止むこともあれば、自分又は相手が部署やポジションが異動となり顔を合わせる必要がなくなることがあります。

 

2つ目、これが本題で「辞める」ことです。

辞めてしまえば対象と合うことはなくなります。

この2つ目がなかなか選べない風潮ですよね。勇気がいります。

苦しくても辛くても我慢して、いつの間にか心身共にボロボロになっている。

果たしてそれで人生幸せでしょうか。

 

そうなるようなら辞めることも得策ではないでしょうか。

周りからどう思われようが人生の幸せを捨てるくらいなら辞めるべきだと私は思います。

弱い人間と思われるかもしれませんね。

しかし自分を守る大切な決断だと思います。

 

 

 

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2013.09.03:吉田博紀:[ストレス]

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