「昨年冬は良い天気に恵まれました。」そうですよね。ただでさえ寒いのに、よりによってこんな時スケッチなんて。でも、これは皆さんからのたっての希望だったんです。「えっ、冬に。」私の方でしり込みをしたくらいでしたから。「希望者で都合のつく方だけにしましう。」と。
でも、出席する人はその大半の方でした。スケッチクラブのコメントにも見られますが、「自然が本当に好きなんだよね。私たちは。」と自問自答して来ている人たちです。厳冬の中での小さな冬芽と対峙することで、実は自分と対峙していることに気付くのです。お互いがそんな気分になっているのです。心温まる人たちがここにいるのです。<山オヤジのひとりごと>
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厳冬の弓張平でのスケッチ (2)
積雪4m吹雪の中を歩いた。横山さん(県立自然博物園)がスノーモービルで道付けして下さったレーンの後 でしたので、とても快適に進むことができました。行きは背中からの風雪でしたので、押されるようで気持ち良かった。ホザキヤドリギ、ブナの冬芽やマンサク、タムシバ、ホオの葉痕などをスケッチして、帰りは何回風で涙と鼻水と一緒になりかけたでしょうか、ハンカチを出すのもままなず帰りました。パークプラザについたら、ほっとしました。職員が用意してくれていた部屋の温もりとお茶はとても暖かく、嬉しかったです。食後、スケッチの仕上げをしました。 <文:koyama スケッチ:akiyama(ブナの冬芽とマンサクの冬芽と去年の実)>