ラング ブナ林を縫って (2)
冬芽の観察。サワグルミは柔らかな筆先のようになっています。あらわになる前は包で覆われていて、二重になっています。ホウノキの冬芽も二重です。ブナの冬芽は芽鱗といっています。魚のウロコ状になっているからです。ブナの芽は混芽といって、葉芽、雄花、雌花が一緒に入っています。三拍子そろっていれば、実が付きます。4~5年の周期のようです。実らないときは、葉芽だけで、雌花、雄花が入っていないのです。今年の芽は大きくふくらんでいます。すでに雄花が出かかっていました。その後葉芽で最後は雌花です。雌花がでるころになると4cmぐらいの柄になった雄花は花粉を一杯にして、風の助けお借ります。(風媒花) ちょっと疲れたのでここらで一服しましょうか。写真右前(黄色のウエア)は小学4年生で、とても自然に関心がありました。一年を通して、おじいちゃん、おばあちゃんと来ているからでしょう。
2005.04.06:山オヤジ:[■山オヤジからの情報]
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