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カタクリはここで終り

  • カタクリはここで終り
 月山山系噴火による溶岩台地端ここ弓張平は、もともとブナの原生林でした。戦後大型開拓事業の波で開墾入植~解散、現在は公園緑地化されでいます  
 体育館、キャンプ場等の施設があり、冬季間も運営されています。  

 ここ弓張平は海抜650mです。カタクリやイワウチワはここで終りです。
すぐの志津温泉地区には、その植物は見られないのです。ギフチョウもここまでです。同じエリアの様な感覚ですが、植生は歴然としています。
2005.05.07:山オヤジ:コメント(0):[■里山の自然]

産卵:ハンミョウ

  • 産卵:ハンミョウ
 最上川堤防沿いを散策していたら、Kさんがツチハンミョウを見つけました
Kさんはとても虫好きで研究しています。堅い芝道の草むらに穴を開けて頭を突っ込んでいました。お腹まんまるで、今にもはち切れんばかりで、これがハンミョウと見間違えるほどでした。一生懸命穴をお掘っているところでした。つまんで怒らせたりすると、強い酸性の液を出し、火傷するそうです。目に入ったら、失明するそうです。昆虫界から自然の様子をつぶさに観察することも出来て面白いですね。<ある日のスケッチより> 4/25
2005.04.27:山オヤジ:コメント(0):[■里山の自然]

オキナグサと茂吉 3

  • オキナグサと茂吉 3
 おきな草 口あかく咲く野の道に
    光ながれて 我ら行きつも

 この歌は大正二年歌集「赤光」(死たまふ母其の三)の中にあります。私なりに解釈すれば、母自身翁草の花となり、日輪のごとく輝き、死後もともにあろうとする母への思いが歌はれているような感じがします。きっと最上川の土手の道かもしれませんね。
2005.04.24:山オヤジ:コメント(0):[■里山の自然]

オキナグサ 2

  • オキナグサ 2
 オキナグサ(翁草)は、花が終わると茎が伸び、長くて白いひげのついた果実が、球状に多数集まる。それが翁のひげに似ていることで名付けられたのです。春まだ浅い残雪の山を背景になびいていました。
2005.04.23:山オヤジ:コメント(0):[■里山の自然]

オキナグサ<キンポウゲ科>

  • オキナグサ<キンポウゲ科>
 山形県では絶滅危惧種に指定されています。40~50年前は山田の土手(芝草)に沢山見られました。花が終わると、綿毛の部分をつまんでボール にして遊んだものです。10cmくらいの背丈で、全体が白い毛で覆われています。暗赤紫色の高貴なビロード色をしています。実は花ではなく、萼(ガク)片6枚で、下を向いて咲いています。
 桜の花の咲くころにオキナグサも咲くのですが、今年は桜より速く咲きました。大事にしたいものです。
2005.04.23:山オヤジ:コメント(0):[■里山の自然]