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いろいろな牛飼い

牛を飼っていると「酪農家」と表現されることがよくあります。
けれども牛飼い関係者で
我が家のことを酪農家という人はいません。
「肥育農家」と表現する人がほとんどです。

よく知られている「酪農」という言葉を辞書で調べると、
・農業の一部門で、ウシ・ヒツジなどを飼って
乳や乳製品を作る仕事。(新明解国語辞典第四版)
・乳牛を飼って乳を搾ったり、それを加工して、
バター・チーズ・練乳などをつくる農業経営。
(新選国語辞典第六版)
と、記載されています。
10年以上前の辞書ですが、今もほとんど変わらないはず。

「肥育」も調べてみると、
・食用にする家畜の肉量を増やすために、特に、
えさをたくさんやって太らせること。
(新明解国語辞典第四版)
・食用肉をとるための家畜を、
短期間に太らせる飼育法。・・・
(新選国語辞典第六版)

我が家は牛乳生産はしていませんし、
米沢牛を育てているのですから
肥育農家の方が合っていると思います。

他にも、
・母牛を飼育して産まれた子牛を
生後約10ヶ月頃まで育てる繁殖農家、
・若牛だけを育てる育成農家、
などなど牛飼いの表現はさまざまあります。

この機会にぜひ覚えてくださいね。

米沢牛の定義

米沢牛銘柄推進協議会では

次のように米沢牛を定義しています。

  1. 飼育者は置賜三市五町に居住し米沢牛銘柄推進協議会が認定した者であることとし、登録された牛舎において18ヶ月以上継続して飼育されたもの。置賜三市五町とは、山形県の飯豊(いいで)町・小国町・川西町・白鷹町・高畠(たかはた)町・長井市・南陽市・米沢市。
  2. 肉牛の種類は、黒毛和種の未経産雌牛又は去勢牛とする。

  3. 米沢牛枝肉市場若しくは東京食肉中央卸売市場に上場されたもの又は米沢市食肉センターでと畜され、社団法人日本食肉格付協会の格付けを受けた枝肉とする。
    但し、米沢牛銘柄推進協議会長が認めた共進会、共励会又は研究会に地区を代表して出品したものも同等の扱いとする。

  4. 生後月齢32ヶ月以上のもので社団法人日本食肉格付協会で定める3等級以上の外観並びに肉質及び脂質が優れている枝肉とする。

  5. 山形県の放射性物質全頭検査において放射性物質が「不検出」※であるものとする。 ※定量下限値 25Bq/kg

 

詳しくは、

米沢牛銘柄推進協議会のHPをご覧ください。

http://www.yonezawagyu.jp/index.html

2014.01.18:fromjissyo:コメント(0):[米沢牛とは]