よく言われる言葉に「災害は時と場所を選ばない」というものがある。
消防団員として言わせてもらうが、もう少し時と場所を選んでもらいたい。 TPOをわきまえろ…と言いたい。今風に言えば「空気読め」だ。 当たり前だが、「ちょうど良かった!今ヒマしてたんだよね〜。火事?行く!行く!」…なんてことは、たったの一度もない。「クソッ!なんでこんな時に限って…」っていうのがメガパーお約束だ。 朝から消防活動で、一日ほとんど仕事ができなかった時もあった。 自営業や上級管理職にある人なら、ある程度自分の裁量で消火作業に専念することもできるだろう。しかし私のようなサラリーマンで「名ばかり管理職」の人間は、たとえ災害現場は守れても自分の就職現場は守れない。仕事半端で出動して、火を消して帰ってみたら、上司から烈火のごとく怒られたり…。どっちが災害だか分からないっつー話だ。 やはりどんなに切羽詰った災害現場でも、自分の本分は全うした上で事に当たる。それが消防団員であると同時に社会人としての責務だ。それだけは忘れないようにしたい。 あと、「便意は時と場所を選ばない」ので、しっかり済ませてから現場に向かうことも忘れないようにしたい。 |
Copyright(C) Ume-Tatechi All Rights Reserved.
こんな見出しのニュースを見た。
「三年殺し」というロシアのサンボの裏技があるが、20年以上経ってから発症するとは、メタボ侮るなかれ…と言わざるを得ない。
そんな話題を笑ってスルーできない自分がいる。
消防団に入団して10年以上経つが、入団時に支給されたズボンとベルトが、ここ最近リミットブレイク寸前なのだ。もちろん、ウエスト回りの話。擬音で表現すれば「パッツン、パッツン」ってヤツだ。
しかし折からの財政難につき、消防本部ではズボン・ベルトの再支給には簡単には応じられないと言う。そりゃないぜセニョール!財政難はコッチの方だ!消防演習の最中にズボンがズリ落ちてきたらどうするんだ!?「斬鉄剣に斬られました」とか言って、笑ってごまかして済ませられる話じゃないぞ。財政難とか言って、行政側が一番メタボなんじゃーい!
自分の不摂生を棚に上げて、安易な行政批判に走る私。消防のリスク管理を語る前に、メタボな自分のリスク管理を徹底したい。