おしえて消防団
消防団の象徴とも言える、黒地に赤と白のラインが入った法被(はっぴ)。伝統の重みをにじませつつも、個人的にはダサカッコイイ系として最先端ファッションの部類に無理矢理泣く泣く分類しているのだが、消防団はなぜ法被を着るのか、誰か知っていたら教えて欲しい。
ニュースなどで見ると、全国的にはツナギを着用する消防団もあるようだ。私の町にも、火災発生時には独自のユニフォームを着てくる気合の入った班がいて、本職の消防署員と間違われたりするイタイプロブレムもあるようだが、基本的には法被着用が原則だと思う。 でも、なんか法被って、現代社会においてはお祭りのときにしか着ないものだと思っていた。まあ出初式などを見ても、消防団にはお祭りの要素が少なからずあることは否めないだろう。しかし、家が燃えて人が不幸に陥っているときに、法被を着てお祭り気取りというのは不謹慎極まりないと思う。「燃〜えろよ燃えろ〜よ、炎よ燃〜え〜ろ♪」なんてキャンプファイヤーの歌が聞こえてきそう。法被着て超ハッピー♪なんつってね。…っつーか、私の存在自体が最も不謹慎極まりないと思う。生まれてゴメンナサイ…。 ...続きを見る |
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地球の果てまで火を消しに行くという血気盛んな猛者たちもいるようだが、一応、行政区域という境界線の範囲内での活動だと思う。しかし、自治体の区域内だとしても、市町村合併により無茶苦茶広くなった地域だってあるだろう。日本一広い高山市なんか東から西まで80km以上あるのにどうすればいいのだろうか。
まあケースバイケースという無難な答えが返ってきそうだが、お前は本当にケースを見て言っているのかと問い詰めたい。我が班のケースを見てから答えろと言いたい。
我が班の場合、消防装備がエラく貧弱で、人力で引っ張る「積載台車」しか配備されてないのだ。カーナビ全盛でETC導入が増加している現代のハイテク社会で、大八車でアタリキ車力のコンコンチキのべらぼうめぇ…ってのもいかがなものか。今どき時代錯誤も甚だしい。隣の地区まで曳いただけで全体力を消耗し、火を消す余力すら残らないばかりか、家が全焼しちゃって柱すら残ってなかった…というのが我が班の実情だ。
しかし考えようによっては、ハイブリッド車や代替燃料自動車の購入に補助金だ優遇税制だとチヤホヤされる今のご時世、人力で走る我が班のエコカーは時代を先取りした次世代ビークルではないか。超ナウいぜ!ガソリン高騰の折、経済的だし一石二鳥だ。
ただ、肝心の動力部分である人力(=団員)が、燃料であるアルコールを大量に必要とするんだよね…。おかげで班の会計は火の車。やはり環境保全の問題と経済効率性の追求はそれぞれケースバイケースで考えたい。
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