葉桜を見て思うこと

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あっと言う間に4月が終わりますね。
今年はしっかり花見にいきました(写真は霞城公園)。

東京より2週間ばかり遅い時期に満開になるという時期的なこともありますし、山形に帰って来てから一層「自然」に目が行くようになったからでもあります。

高校生の時に覚えた西行法師の有名な歌「願わくは 花の下にて 春死なむ その如月の 望月の頃」を、ふと思い出しました。

10代の頃に感じたことと、30代半ばになってふと思い出した瞬間に感じたことでは、なんだか重みが違いました。

桜は開花から2週間程度で散ってしまい、今は青々とした葉っぱで埋め尽くされています。

青々とした葉桜を見るのも味わい深いものです。パッと花を咲かせて、花が終わったら葉を広々と広げて栄養をしっかり溜める。

見る人に十分な感動を与えたらサッと散って葉っぱを出す桜の姿に、一つの成功に固執せず、粛々と次に向けて準備をするプロフェッショナルな人の姿を重ねて感じてしまった春でした。

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