5月15日(金) 晴れ 気温上昇 夕刻より雨
早起きして今日の準備。
朝、厄払いのご祈祷を、お寺でお勤めさせていただいた。
9時から火葬、13時30分から葬儀。
斎場の予定が先に入っていたため、間があいてしまい、ご遺族様にはたいへんでした。
この度お亡くなりになった方とは、数回しかお会いしたことがなかった。そこで、というわけでもないのだが、九十年余の人生の大半を過ごされた集落に行ってみた。かつて8軒が住んでいたという山里は現在2戸になり、墓地も移されている。
何が解かるということではないのだけれど、その場所の空気を感じてみたいと思ったのだ。
喉の調子は80%ぐらいだろうか。
なんとか一人でのお勤めを終えることができ、ほっとした。
檀払いを終えて17時過ぎにに帰宅。
途中、米沢市の西北部で、消防車が出動し大騒ぎしている。
2方向へ向かって行くので不思議に思いながら帰途に。
一件は、葉山神社近辺の山林火災だったらしく、舘山公園の方から消防車が登っていって消火したとのこと。北の方に向かったのは、わからぬまま。
お天気が続いて、乾燥している状態ゆえ、山での火の扱いには十分に気をつけなければね。
5月16日(土) 朝から雨 のち、昼頃に雨が上がり晴れる
好い雨だと思う。田植えが始まっているから、一概にも言えないが。
6時から、舘山のお宅に伺い、観音様の例祭。
かつて、山里の集落にあったのだが、施主の一人の方が一緒に移転し守ってくださっているのだ。
続いて11時から、田沢地区内の増子他屋集落の山の神で例祭のご祈祷。
田沢は昔から山に関わって生きている人が大半であった。
そのせいで、山の神様へ信仰が篤く、2月頃から各集落や字単位、個人や隣組、等々で17日をご縁日として毎月祭りが行われていたものだ。
田沢寺では、昔からお呼びいただいてご祈祷をさせていただいてきた。
こうして、集落単位で春秋とお祭をし、直会を行うところはだんだん少なくなってきた。
山仕事の中心であった入田沢に、そもそも人がいなくなってしまったのだからそれも仕方のないこと。産業として成り立たなくなってしまい、雪深い里に棲む理由がなくなってしまったのだ。
ただ、その後放置されたままになっているところ、移転されて祀られたところ、区切りとしてご祈祷して片付けてしまったとこ、などいろいろある。
どれが正解かは・・・、正直、わからない。放置されてしまった所も、それなりの理由があるようであるのだろう。 ただ、放置され荒廃したお堂をの様子を見ると、寂しく感じてしまう。
今日のお祭をした集落の方々は、お祭を前向きに考えおられて、お互いのコミュニケーションの場とされており好いと感じる。
ゆっくさせていただいた。