ユーラシア・アフリカ大陸 684日
(中村安希:著 集英社 2009年11月)
26歳の女性である筆者が、一人で47カ国、2年の旅をした。
それも、中国から東南アジアやパキスタン、中央アジアからイラン・シリア・イスラエル、さらにアフリカの北から南へ向かいさらに西側へゆき、ヨーロッパにわたり、リスボンで旅を終える。
45リットルのバックパックに修羅増や着替えなどを詰めて。
旅を焦らないという旅。
安宿に泊まり、ときには現地で知り合った人の家に招かれるままに家でしばらく過ごしていく、というような旅を続けていく。
読んでいて、大丈夫なのだろうかという思いとともに、人の懐に入っていける著者の感覚を羨ましく思う。
特に、時期にもよるのだが、旅行をするのは危険であるという状況の国や、一般に危ないと言われている地域にも行っている。
例えば、イランである。
ガチガチのイスラーム教徒が住んでいるというイメージがあるイランの一般家庭に招かれて、その家族といるうちに、どこか私たちは知らず知らずに、怖い国のイメージイコール一般人という考えに陥っていないか、という疑問を持つ。
その地に旅して、普通に生きている人と接してみなければけしてわからないで終ってしまったことであったろう。
旅は、旅のし時があるかもしれない。
例えば、アフリカのどこかわからない道を、疾走するトラックの上部につかまって気を失いそうになりながら移動するなんてことは、歳を重ねてからは不可能なように思う。
また、国際協力で発展途上な国や地域に派遣されて仕事をしている人々の実際の状況なども興味深い。
50才を越えて、どれだか冒険ができるだろう?
旅に出てみたいそう感じた。
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福島市へ通院
水曜日に福島市の県立医大病院へ母のお供をして行ってきた。
震災以降3回目になる。
ほぼ一カ月に一回の通院。
この病院の眼科に通うようになって4年。
福島県内はもちろん、隣県や北関東などからも患者さんか来ていて、外来はたいへんな混みようになっている。
しかし、さすがに震災以降は、その数が減ってきているように感じられる。
被災された人が多いことや原発に関する不安が原因ではなかろうかと想像している。
福島市の南側に位置するので、おそらく原発からの距離は60km足らず。しかし、この病院はドクターヘリが在駐している高度救急救命を担っている大事な施設でもある。
目に見えない、放射性物質の不安を感じながらも、たいへんな役割を担っている病院なのだ。
福島市内は、内陸部なので全国的なニュースでは出ていないが、大きな揺れを観測して、家屋や道路など大きな被害が出たいたのだ。
今は、一見何事もなかったように見えるが、よく見ると壊れている家屋で、補修されていないところや、道路の段差を補修しているところがいたるところにある。
医大病院近くの比較的新しい住宅地では、傾いたままの家屋がまだ放置されている。
見えない怖さにおびえながら、県庁所在地としての機能を維持しつつ、また子どもたちの将来を憂いながら、福島市は、市民は日々を過ごされているんだろうなぁ。
震災以降3回目になる。
ほぼ一カ月に一回の通院。
この病院の眼科に通うようになって4年。
福島県内はもちろん、隣県や北関東などからも患者さんか来ていて、外来はたいへんな混みようになっている。
しかし、さすがに震災以降は、その数が減ってきているように感じられる。
被災された人が多いことや原発に関する不安が原因ではなかろうかと想像している。
福島市の南側に位置するので、おそらく原発からの距離は60km足らず。しかし、この病院はドクターヘリが在駐している高度救急救命を担っている大事な施設でもある。
目に見えない、放射性物質の不安を感じながらも、たいへんな役割を担っている病院なのだ。
福島市内は、内陸部なので全国的なニュースでは出ていないが、大きな揺れを観測して、家屋や道路など大きな被害が出たいたのだ。
今は、一見何事もなかったように見えるが、よく見ると壊れている家屋で、補修されていないところや、道路の段差を補修しているところがいたるところにある。
医大病院近くの比較的新しい住宅地では、傾いたままの家屋がまだ放置されている。
見えない怖さにおびえながら、県庁所在地としての機能を維持しつつ、また子どもたちの将来を憂いながら、福島市は、市民は日々を過ごされているんだろうなぁ。
原因
境内の道端に立つ石柱には、お寺の山号と寺の名前が彫ってあります。
これは、昭和32年にあるお不動さまの信者さんから寄進頂いて建てられたもの。
その石柱にひびが入っていることに気がついたのは今年の春。
というか、雪の消え際。
雪のせいなのか、地震のせいなのかはよくわからず、とりあえず見てもらいました。
お世話になっている石材屋さんの会長さんと職人の方が来てくださって、「控えをとるために打ち込んでいた鉄のくさびが、膨張してひびが入ったんだな」ということでした。
なるほど。
雪と地震が追い打ちをかけたかもしれません。
くさびを抜き、2面に鎹を打ち、埋め込んで補修をしていただきました。
ようやく、安心しました。
これは、昭和32年にあるお不動さまの信者さんから寄進頂いて建てられたもの。
その石柱にひびが入っていることに気がついたのは今年の春。
というか、雪の消え際。
雪のせいなのか、地震のせいなのかはよくわからず、とりあえず見てもらいました。
お世話になっている石材屋さんの会長さんと職人の方が来てくださって、「控えをとるために打ち込んでいた鉄のくさびが、膨張してひびが入ったんだな」ということでした。
なるほど。
雪と地震が追い打ちをかけたかもしれません。
くさびを抜き、2面に鎹を打ち、埋め込んで補修をしていただきました。
ようやく、安心しました。
熟してきた
田沢も時折強い雨が降っていますけれども、小国町や庄内地方のような交通機関に影響するような降り方ではないようです。
梅雨入りしたようで、なんとなく蒸れた感じのする夕方です。
画像はくわご(桑の実)。
一昨日晴れた時の画像。
ところどころで熟して深い紫色になってきました。
これをググッと集めて獲って食べてましたね。
明日晴れていたら食おうかな。
雨が屋根を叩く音は、なんとなく落ち着いて聴こえたりします。
けれど、震災の被災地なんかだと、仮設住宅とか修理できないでいる住宅などではたいへんなこともあろうかと感じます。
毎年訪れる梅雨の季節。
今年は大雨でなく、普通に降ってくれればいいんですがね。
梅雨入りしたようで、なんとなく蒸れた感じのする夕方です。
画像はくわご(桑の実)。
一昨日晴れた時の画像。
ところどころで熟して深い紫色になってきました。
これをググッと集めて獲って食べてましたね。
明日晴れていたら食おうかな。
雨が屋根を叩く音は、なんとなく落ち着いて聴こえたりします。
けれど、震災の被災地なんかだと、仮設住宅とか修理できないでいる住宅などではたいへんなこともあろうかと感じます。
毎年訪れる梅雨の季節。
今年は大雨でなく、普通に降ってくれればいいんですがね。
夏至
夏至。
これからだんだんと陽が短くなるのだと思うと、なんとも、ちょっとせつない。
「というには、まだ早いでしょ」と相方につっこまれるのですけど。
なんだかねぇ、また秋が来て冬になるのだなぁ、という気分になるんですよ。
「早い?!」そうですよね。
わが家のねご(猫)達は、日中の暑さを避けるように思い思いの場所で寝ているようです。
車の下とか、縁の下とか、いい場所を探しています。
陽が短くなると言っても、本各的な暑さはまさにこれから。
東北地方も梅雨入りしたんですよね。
これから湿度が上がり、梅雨明けする七月下旬には30℃を超える真夏日が続くんでしょう。
果たして、今年の夏はどうでしょう。
原発の稼働が止まっていたりして、今年はより節電に国民の意識が向かっています。
都市部の住宅は、エアコンで暑さをしのぐ生活スタイルになっているし、店舗や工場なども冷房をしなければ、耐えられないでしょうからね。
我がお寺、住まいもですけど、百年あまり前に建てられた建物ですし、山村ということもあり、エアコンは全くありませんから、その点は今年もごくごく普通です。
しかし、隣近所の新しい住宅にうかがうと、機密性の高い建物になっており、なんぼ山村でも、エアコンなしでは暑くて耐えられないだろうなって思います。
そもそも、日本の自然環境にあった建築というのも、また見直されてもよいのかもしれませんね。
これからだんだんと陽が短くなるのだと思うと、なんとも、ちょっとせつない。
「というには、まだ早いでしょ」と相方につっこまれるのですけど。
なんだかねぇ、また秋が来て冬になるのだなぁ、という気分になるんですよ。
「早い?!」そうですよね。
わが家のねご(猫)達は、日中の暑さを避けるように思い思いの場所で寝ているようです。
車の下とか、縁の下とか、いい場所を探しています。
陽が短くなると言っても、本各的な暑さはまさにこれから。
東北地方も梅雨入りしたんですよね。
これから湿度が上がり、梅雨明けする七月下旬には30℃を超える真夏日が続くんでしょう。
果たして、今年の夏はどうでしょう。
原発の稼働が止まっていたりして、今年はより節電に国民の意識が向かっています。
都市部の住宅は、エアコンで暑さをしのぐ生活スタイルになっているし、店舗や工場なども冷房をしなければ、耐えられないでしょうからね。
我がお寺、住まいもですけど、百年あまり前に建てられた建物ですし、山村ということもあり、エアコンは全くありませんから、その点は今年もごくごく普通です。
しかし、隣近所の新しい住宅にうかがうと、機密性の高い建物になっており、なんぼ山村でも、エアコンなしでは暑くて耐えられないだろうなって思います。
そもそも、日本の自然環境にあった建築というのも、また見直されてもよいのかもしれませんね。