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秋晴れ

  • 秋晴れ
連休二日目の日曜日、今日も地域のお祭り2ヶ所と法事のお勤めが続きます。

朝7時とは思えない暑さ。
青空が澄んで高く見える、秋の空です。

入田沢の過疎化した地域で細々と守られている明神さまのお堂で、お祭りのご祈祷です。


杉木立の中にお堂があり、そこは4畳半ほどの広さがあり、この集落がかつて15軒ほどあって、にぎやかにお祭りをしていた往時をしのばせます。
現在は、地元の二軒と市街地へ引っ越して行かれた方を含めた6軒が氏子となって祀っておられます。

数年前には、熊に壁板を破られる(昨日のお堂もそうでした)という事件がありました。


この周囲の杉林は、昭和14年に植え付けられたものなのですね。
70年ですよ。
当時の人たちは、こんなに人がいなくなるなんて思ってもみなかったことでしょう。
それでも、こうして守られています。

もう一か所は、口田沢の潜清水のお不動さま。
こちらは、お大師さんゆかりの清水が湧いているお堂を、隣組で維持されています。



田沢でも稲刈りが始まっています。
杭がけをしている農家では、もう一段落ついているようです。
そろそろ天気が下り坂でもあり、ちょっと心配ですね。

その後、簗沢の檀家さまの法事へ。
小学生と幼稚園児がいっぱいの、にぎやかな法要でした。

会食の席で隣に座った方が、よく話す人でした。
聞けば、名古屋在住の鹿児島出身という九州男児。
なんとなくそんな感じがしました。
わざと、「私はね、九州男児とは相性が悪いんですよ」とわざと言ってみましたら「がははは、この和尚言ってくれるねぇ」と陽気に笑い飛ばして乗ってきてくれました。
で、「芋焼酎送るから」と約束をして帰ってきました。

じつは学生時代や本山時代でも、九州人とはなんとなく気が合います^^


今日も暑い一日でした。
さすがに、体力を使い果たした感じがしてます。

明日からは気温が下がり、雨が続くという天気予報が出ています。
どうでしょうね。

お休みの方、旅の途上の方、明日もお仕事の方もお気をつけてお過ごしください。

私は明日も朝早くから、各所で屋敷祭りのお勤めが続きます。

そろそろ、いも煮会を、外でゆっくりと楽しみたくなってきましたよ^^;

2011.09.18:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

熊がやって来る山の神さま

  • 熊がやって来る山の神さま
さて連休初日。
雨が降りそうな空模様だったけど、とうとう一日お天気がもって、夜にはお月夜になっていた。

朝6時半からの屋敷神さまのお祭りのお勤め。
ご祈祷後に遅めの朝食を頂いた。

それから、福祉施設にあるグループホームの運営推進員会議に出席。
民生委員ということもあり、委員の委嘱を受け、二か月に一度の定例会に出席している。
そこには、施設の職員の方、入所者とそのご家族、私のような委嘱された委員数名が出席する。

施設の状況を、理事長さんや施設長さんなど職員さんがが詳しくお話しされる。

着替える時間が足りず、さっと作務衣に替えて出かけた。
さすがに黒の改良服に輪袈裟のいでたちでは、みんなに一斉に引かれてしまいそうで、よした。

本来ならば、改良服は洋服の背広と同じで正装なのだけれど、病院や老人福祉施設では皆さん見慣れていないので、「なんだか誰かがお亡くなりになったのか?!」と言われることもあるぐらい、目立ってしまう。
それで、小心者の私はちょっと着替えて行ったりするのです。



会議が1時間ほどで終了すると、また同じ集落に戻り、山の神様のお祭り。

ここのお堂は、先日、熊に建物の一部を壊されてしまい、現在修理中。
じつは、昨年も屋根を破られて直したばかりなのに、また、二年続けてである。

原因は屋根裏に作られたミツバチの巣。
ハチミツに惹かれてやってきた熊が、立木伝いに屋根に登り、力まかせにトタンをはがしてしまうのだ。
今年は、屋根から手を入れたところ、ミツバチの逆襲にあったらしく、屋根から転落してしまったらしい。
あくまでも、跡を見ての想像なんだけれども、巣は壊されていなくて、トタンを引っ掻いて滑り落ちたような跡が残っている。
「それで懲りて来ねぐなった」と地域の方々が言っていた。

その姿を想像してみると、本当は怖いけど、ユーモラスでもあるなぁ。


ここでは、ご祈祷を終えると、お堂内で直会が催される。

お昼をちょっと過ぎて、刻限もよく「まずのんでおごやい(お神酒飲んでください)」と言われるまま、調子よくご馳走になり、けっこう酔った感じで、送っていただいて、帰ってきた。

お昼にお酒を頂くと、酔いがまわりやすいし、もう一日が終わったような気分になる。
まず、熊に荒らされてたいへんな思いをして、みんなで守ってらっしゃるということもあり、「今日はいただきます」と言うことで、みんな元気が出るようにお酒をいただいた(まぁ、いいわけでもありますけどね^^;)。



2時間ほどひらすびをし、それから庭などの草むしりに精を出して土曜日を終えた。
相変わらず雨がないため、そこらへん中カラカラで、もう土がカチコチになっている。

明日からは雨が降りそうだけど…
稲刈り始めた農家の方、たくさんのイベントやお祭りを主催する方々、気がもめますね。

さて日曜日のお天気はどうでしょう。


2011.09.18:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

連休前

  • 連休前
まだまだ暑く、今日はなんでも30℃越えをしたようです。

連休前の金曜日、数日前にはポッカリと開いていた一日は、鷹山大学本部でお手伝いをすることになりました。
生涯学習の鷹山大学ガイドブック記載されている、今年度後期日程分の受付開始日が今日で、担当者の手が足りなくなったということで、駆り出されて行ってきたのです。

いやはや、本当に皆さんよく見て、待っているものですねぇ。


二台の電話が鳴り続けて、午前中で百人ぐらいの申し込みがあったのではないでしょうか。
あっと言う間に20人の募集定員を満たしてしまった講座もあるぐらいです。
タイムリーに人の心をとらえる講座の内容があるものですね。
市民の関心の高さがうかがえます。


昼食は交代で摂ることに。
今日も弁当
「ご飯に小魚とエビのふりかけ、玉子焼き、ゴーヤーの佃煮、大根・人参・里芋・鶏肉の煮つけ、茹でブロッコリー」

今日も美味い旨い。


しかも、のりおにぎり(明太子入り)を頂き、マナビ―もにっこり(私と体型がそっくり)^^;

久しぶりに、コミセン時代にやったような仕事をして、ちょこっとリフレッシュ。



そして今日の締めは…これも久しぶり、「ライブスペースJam」で「鈴木広志グループ」のライブを聴きに行ったのでした。
じつにじつに、ひさしぶり。
相方の㋗もだいぶお腹が目立つようになったものの、安定してきたので出かける気になったようです。

とってもノリのいい、それでいてしっかり聴かせる若いアーティストなのです。
昨年、伝国のホールで「洛中洛外図」からのインスピレーションでできた曲の演奏などを聞いていいなと思っていたもので、今回はライブハウスで目の前でしかもいい音で聞けるというシアワセ。

ライブはお客さんとの勝負?!でもあり、自分との勝負でもあるんだろうなと感じる。
そうした緊迫感や、演者と聴く側のやり取りみたいなことが上手くできると、ライブはかなり面白いものだと思う。

よかった。

私は明日から3日間は、みっちりたっぷりお勤めです。

お休みの皆様、あちこちで多くのイベントがありそれに関わる方々、お仕事の人も、素敵なお時間をお過ごしくださいませ。

2011.09.16:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

お天気

  • お天気
暑くて、ごしゃげるなぁ、などと口に出しながら、昨日も雨が降らず周囲はカラカラ。
午後、お寺の前から西の空の雲を眺めると、怪しげな雲が出ているから、天気が変わるんだろうかと期待してみたが、そうでもなかった。

そろそろお天気も変わりそうなんだけど、今週末から敬老の日はあちらこちらでイベントがすごくいっぱいあって、どうしたらいいかわかんないぐらい^^;だから、もうちょっと天気が続いてほしいと、皆さんは願っているでしょうね。

世の中は3連休ですから、やはりイベントはそのあたりを狙うんでしょうね。
しかも今年は、米沢では春に行われる上杉祭りを、震災の影響で秋に開催することになったからますます拍車がかかってしまったのですね。



さて、そういった中で、お寺も17日から法事と祭事の予定でいっぱいになってしまっています。
世のイベントにはどこにも行けそうにありません。

で、おべんとう……
・・・・・・(--;

すいません、やや水分不足…^^;

「ひじきの混ぜご飯、たたききゅうり、ぜんまいの煮物、南瓜煮、ミニトマト、鶏肉のピカダ?!」
美味しくいただきました。


そして、ようやくテーブルを購入することができました。
迷った挙句「お、ねだん以上」のお店になりました。
わが家の台所にある(あった)のは、もう三十年以上前に購入したもので、椅子が一脚を残して壊れ、すでに数年前から食卓として機能しなくなっていました。
納品はもう少し先になるとのこと。

ここにある現品でいいんですけど…というわけにはいかないそうで、ちょっこら待つことになりました。

家族が高齢になって足腰が弱くなっていますし、相方㋗も日に日にお腹の負担が大きくなってきてることもあり、今後の衛生面も考慮しての決断です。

さて、今日のお天気はどうなんでしょう。
連休前の一日、素敵な一日をお過ごしください。

2011.09.16:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

こころざし

  • こころざし
昨日の午後は、隣町の同じ宗派のお寺でお葬式があり、伴僧のお勤めで出かけてきました。

同じ町内の、最も奥の方にある、もともと寺院であった元ご住職の奥さまがお亡くなりになったのです。
元々…というのは、このお寺が廃寺になったからです。
私どものお寺と同じ宗派で、もっぱらご祈祷を専門とする、いわゆる法印さまでした。

かつては、山里ではそれなりに山仕事をしながら暮らしている多くの家があったわけですが、それがどんどんと移住し流出し、周囲を見回すとそのお寺様が一番奥になっていたのです。
そして、後を継ぐ方がいなくなってしまい、その維持が困難になったため、寺院と(宗教法人)としての活動をやめられたのです。

法印は高齢ながら健在でいらして、いまだしゃんとしておられ、その心の中にある宗教者としての姿勢はしっかり保たれていると感じてきました。

器としてのお寺という建物は残念ながら無くなってしまいました。

これからも、というか、その可能性は我が身にも充分あるわけです。
しかし、仏教に仕える身や心はなくなるわけではない。

そう覚悟していくべきなのでしょうね。


画像は、お寺で見せていただいた蓄音器。
骨董の趣味があるY師に見せていただき、聴かせてもらいました。
物として取っておくと言うより、まだ使えるものを使える状態にしておくということが面白いんだと言う話し。

うむ、なるほどなるほど…。
2011.09.15:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]