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間に合った

  • 間に合った
10月19日(水)、晴れ。
朝は予想以上に冷え込んでいて、外に停めていた車のフロントガラスが凍っていた。

周囲を見渡すと、今年初めての霜が降りたようだ。

早朝6時からの出張のご祈祷のお勤めがあり、やっと起き出し準備をして出かけた。



屋敷の神様の祠に到着。
寒い寒い。
お宅でお茶をご馳走になってから開始。
玄関先の薪ストーブがとても暖かく、ありがたかった。



朝食をいただいて、次はまた別のお宅に出向いて屋敷神さまのお祭りのお勤め。

10月19日は毎年早朝のお祭りがあり、ほとんど雨が降るということはないのだけれど、何年かに一度は強い霜が降りる。
そういう季節になっているのだ。



急な階段を上って小高い場所にある祠へ向かいお勤め。
登り切ってから、小さい鉦を叩く撥を忘れてきたことに気がついた。
施主さんが、祠の脇にあるウワミズザクラの木の枝を折って作ってくれた。
ちゃんとなるから問題ないもんだ(この頃忘れ物が多いーー;)。


二軒の出張ご祈祷をなんとか終えて、小学校とコミセンの共催で行う「草木塔の学習」の約束の時間10時35分にギリギリで間に合った^^;



着替える時間がなくて、はい、お坊さんスタイルでの授業になった(久々登場)。
でも、子どもたちはわりとよく見ているので、それほど違和感はないようだ。
いがったいがった。

改良服に輪袈裟で2時限。
田沢地区の草木塔めぐり、7月に回った残りの後半部分を、なんとか全て見て回ることができた。

今回は、なかなかいい質問が出るようになった。
いがったいがった^^
2011.10.20:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

寒くなった

  • 寒くなった
10月18日(火)、晴れ。
天気は良いが、朝の冷え込みが厳しく、外の風がとても寒く感じた。

今朝はしょうしょうゆっくり。

午前中、米沢市内の同じ真言宗醍醐派の寺院である千勝院さまのご本尊 刀八毘沙門天の例祭の祈願祭のお手伝い。

もう、この頃は行けなかったので十二~三年ぶりぐらいでうかがった。
毎年十月十八日と決まっており、毎年晴れる日らしい。



質問を受けました。
50代の男性が「家の母に、生きているうちお墓など建てるもんでない(縁起が悪い…)と言わっちだんだげんど、どうだ?」
これは、じつはよく聞かれる質問。


まぁ、そんなことはなくて、思い立った時に建てていいんです。
かえって、心のよりどころができて落ち着くものですよ(仏壇も同様)。
ただ、母上が経験的になにかあっておっしゃるということもありますから、よくお話をして建てるようにしてください。


だいたいこんなお答をしています^^;



今日のお弁当。
「ご飯、ひき肉と炒り卵の二色そぼろ、レンコン・牛蒡・人参のきんぴら、大根とマイタケの煮つけ、サツマイモの素揚げと天ぷら、五色豆」



お昼ちょい過ぎに帰宅後、ちょっと休憩。
それから明日(19日)は忙しいので準備などをする。

どれ、明日は6時からでかけ屋敷祭りを続けて2軒でご祈祷し、それから小学生の草木塔のご案内の予定。

明日は早いからもう寝よう。

2011.10.18:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

(103)『TOKYO図書館日和』

  • (103)『TOKYO図書館日和』
Library of Invitation

(冨沢良子  アスペクト 2007年)

東京都内と首都圏にある、公共図書館や専門的な図書館のガイドブック。

東京には、さすがに公共や民間を問わず、多種多様な図書館があるものだ。
一千万を超える人口が集まっている、国の首都なのだから当たり前といえばそうなのだけれども、じつに羨ましい。

そして、これも当たり前なのだけれど、先進的な施設や機能を兼ね備えているという点でも。

昨年、東京の千代田区図書館に行く機会があった。
ここは、まだ開館して5年ほどだったと思うのだけれど、千代田区役所のビルディングの10階11階の広いフロアーを取って併設されている。
同じ千代田区には古書街で有名な神保町があることから、その地域との連携がなされていた。
古書街の一角に、旧店舗を改装した、神保町の情報発信をする小さな施設がある。
そこに、図書館コンシェルジュが常駐しており、本の情報だけでななくて、神保町と千代田区の町の情報を教えてくれるのだ。

もちろん、図書館内にも司書さんとは別にコンシェルジュがいるのだ。

そこは、旅人でも時間を過ごすのにすごく良い場所であった。
指定管理になっており、大手の図書館業務運営の会社と日本最大手の洋酒メーカーが、この子会社が業務を分担していた。
いやぁ、すごいすごい。

さて、この本にも興味深い図書館がある。
例えば、「日清食品 食の図書館」「食の文化ライブラリー(味の素)」「紙の博物館 図書室」「旅の図書館」など。
これらは、東京ならではと言えるかな。

行ってみたいと思うのは「大宅壮一文庫」「国立国会図書館 国際子ども図書館」。

このうち、「大宅壮一文庫」には行く機会を得た。
編集者やライターなどが資料を探しに毎日のように大勢の利用者が訪ねてくる。
雑誌名や書名だけでなく、人名やニュース名などによるレファレンスも可能。
生きもののように毎日増殖する記事を分類整理が常になされているのだ。
それに、検索して出てくるまでの時間がとても速いという。

じつは、その作業の奥は人力でなされているという。
そこらへんが、今の時代にしてはアナログ的で面白かった。


さて、個性的な図書館は地方でもできないだろうか。
できるだろうと思う。
一般の図書館とともに、その地方でなければならない図書館。

米沢では、街中図書館を作ろうとしている。
どんな図書館ができるのだろうか、楽しみである。
もう一つの図書館は、地域情報を知ることができるコンシェルジュがいるような施設になったら面白いとおもうんだけどなぁ。
2011.10.18:dentakuji:コメント(0):[お寺の本棚]

季節の変わり目

  • 季節の変わり目
昨日の続き。

裏のエドヒガンザクラが色づいている。
白鷹町の薬師桜の子孫樹をいただいて移植してから15年近くなった。
春の花の盛りはもちろんきれいだし、秋もこうして眺めると素敵なものだと感じる。



その背景にある屋敷栗は今が盛り。
すこしづつ落果がずれているので、毎日拾いかただ。

これは、祖父が若い頃に植えたもので、以前は山の中腹ぐらいまであった。
半分以上、お寺の改築の際に伐採して役立てた(と父が言っている)。
山や木に関わるのが好きというのは、一代おいた隔世遺伝かもしらんと思う。


昼からは、代理を務めているお寺の檀家さんのお葬式。
入院なさっていたということなのだが、急に容体が変化してお亡くなりになったという。
繰り返しになるけど、どうも、このところこういうことが多いようだ。




病気していない人でも、体調が変わりやすい季節なのかも。
どう気をつけたらよいかわからないのだが、自らの身体に聴いて無理をしないようにしよう。
心身を休める時間をつくりたいですね。

2011.10.18:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

おしょうしな

  • おしょうしな
10月17日(月)、晴れのち曇り。
気温が上がって、ちょっと動くと汗ばむような日和。

朝、お向かいから舞茸(栽培)を戴いた。
いやぁ、ありがたいですね。
食卓が豊かになります。

おしょうしなっし。

さてさて、今日もまた早朝から、祈願のお勤めです。

天気がよいので、気分よし。
17日は山の神様の日。


国道から田畑を大きく横切り、雑木林の山裾にある山の神様。
かつてこの地に住んでいたお宅は、十数年前に引っ越されて、屋敷跡と山林が残っている。
以前は林の中にあった大きな祠を屋敷に移転して、現在も祭礼を続けていらっしゃる。

昔、山林に関わって生きてきたことを、山の神様の祭礼という形で伝えている。
山林の恵みに感謝し、再生(継続)を願う。



帰宅すると、お寺の前にいたわが家のあまりなつこくないネゴが、私の姿を見るなりスタコラと逃げでった。
ったくなぁ、ネゴにも人間同様に一匹一匹性格があって、違うもんなぁ。
このチビすけはなかなか写真を撮れない。


けど、やっと撮れた。
で、すぐに逃げでった^^;

ししょねなぁ(しかたがないなぁ=方言)。






2011.10.17:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]