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有志

  • 有志
1月21日(土)、曇り 時々小雪 だんだん降りが強くなった

暦の上では大寒、だけれど寒気は緩みがち。

大荒沢の不動堂などの雪下ろしに、有志の皆さんに集まっていただいて、9時から行った。

暖気なので、本堂の雪は落ちているのでは、という期待があったのだけれど、残念!
もっさりと屋根に積もっております!

ここ数日降雪がなかったので、かんじきやスノーシューを履いて歩くにはたいへん楽で助かりました。



下手に登って大惨事になってはいけないので、無理はしないようにと始めたので酢が…、そこはそれ、わざわざここまで来て下さる方々ですからね。



やはり、屋根に登って、軒からはみ出している雪庇の部分を落として、取りあえず建物にダメージがないようにしてしまいました(^^;

それから、仁王門の屋根の大きなドームのようになった雪を落として、取りあえずの任務を完了です。





危ない思いをしながら、無事に終えました。
皆さん「これもお不動さまに護られているんだ」って…、うむむ、これでいいんだろうかなぁ、と思いながらありがたい思いでいっぱいであります。

午前中はこれで、終了。


2012.01.23:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

(129)『焔火』

  • (129)『焔火』
吉村龍一:著(講談社  2012年1月発行)

第6回小説現代長編小説新人賞受賞作品の単行本化されてものだ。
南陽市在住の、新人作家のデビュー作である。

このところ小説が読めなくていたのだけれど、一気に読んでしまった。

昭和初期の東北地方のある寒村(山村)で話しが始まる。
その地方の描写が、どうやら置賜地方から日本海側の地方が舞台としているように感じられる。

村の中で、差別的な扱いを受けて、貧しい日々の暮らしを送っていた主人公が、あることから殺人を犯し、村を出奔して流浪するなかで出会う人々や、遭遇する事件の中で、生きてゆく姿を描いている。

差別やいじめに遭う中で、生きていることの苦しみ、苦しむ中でも生きる喜びも感じる。それは、肌のぬくもりであったり、人との出会いで会ったりする。

しかしそれすらも、後々味わうことになる苦しみの因縁として受け止めざるを得ないものになったりするのである。

暴力や性の描写において、ひじょうに生々しいというか凄惨な場面もあるのだが、それすらも人が生きるという根源的なチカラを表現するものと感じられる。

人の闇を描いているようでありながら、じつは、人は動物や植物にしても、他の命をいただいて生きているもの、いただかなければ生きていけないものという、仏教的な思想が、作者の根底に流れているような感がある。


久しぶりにドキドキして読み終えた。


2012.01.23:dentakuji:コメント(0):[お寺の本棚]

暖気

  • 暖気
1月20日(金) 曇り 時々晴れ

今朝も積雪なし。
これで五日続けて朝の除雪をお休みである。
気温も緩みだし、屋根などの落雪に気をつけねばならない。


午前中、米沢市街地の檀家さんのお宅へご供養に出かけた。
その近くでは、歩道の除雪が行われており、そのため車の渋滞が起きていた。

その他にも、市内は主要な道路からあちらこちらで排雪作業が行われており、待ち時間を頭に入れて余裕を持って出かけなければならない。

これは、雪国の場合はしかたのないこと、協力しなければならないことだ。

そうしてお昼過ぎに帰宅すると、境内にあるお堂の屋根の雪が、ドーンと落ちていた。

裏側は一昨日落ちていた。



山のように雪が入り口をふさいだため、早速除雪機で排雪開始。

いやぁ、落ちてよかったよかった。
心配していたのだ…けれど…



雪を掘ってみたら、石の灯篭が雪の勢いで押されて、頭のところがひっくり返っていた(@_@;
隣の町内会長さんに連絡したら、すぐにやって来て、トラクターで雪を運ぶことになった。

今まで何度も雪が落ちているのに、こんなことは初めて。
日曜日の、町内の雪片づけ作業の時に、人を集めて元に戻すことにした。




明日は大荒沢お堂の雪片づけだ。
どうやらお天気は下り坂ながら、寒気は緩んだままのようである。
はたして、屋根の雪が落ちているだろうか。

万一落ちていないならば、かなり危険な状態になってしまう。
それに、手前の林道の雪崩が来ていないといいのだが。

降れば降ったで、緩めば緩んだで、なかなか心配は尽きぬのである。
2012.01.21:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

曇ったり晴れたり

  • 曇ったり晴れたり
1月19日(木) 曇り時々晴れ

朝の積雪がなく、これで4日間、ゆっくりできている。
が、どうも身体が動かない。
風邪をひいてしまったのか…、熱はないようだけれども、起きられない。
なんとか起き出したら、しだいに調子が出てきた。

身体のリズムが狂ったのかもしれない。
毎日、否応なく除雪に起きて、隙を見ては雪掘りをするというのが、ちょっと楽になったせいで、どえっとした(表現が難しいですね^^;)感じ。

寒気も緩んで、心身ともに気が抜けてしまったのかもしれぬ。


私用があって、川西町と米沢市内へ向かって、昼過ぎに帰宅すると、境内にあるお堂の屋根の裏側に積もった雪が一気に落ちていた。

寒気が続いたせいでなかなか落ちなくて、屋根のトタンの一部がゆがんできていたので心配していたのだ。
前側は一度落ちているせいか、今回は落ちていない。
ここを除雪機で飛ばしてやった。

夕刻前から、市の市民憲章の推進団体理事会がホテルサンルート米沢であり出席。
引き続いて、新年の顔合わせ会があった。

その顔合わせ会の中の催の福引に当たって、笠間焼の夫婦茶碗をもらって帰ってきた^^
今年もいいことがあるかもしれないなぁ^^
運を使い果たした?!(@_@;
ここでですか???
いやいや、きっといいことがあるでしょう…たぶん^^;



帰りに、マツヤブックセンターに立ち寄ると、新刊書が平積みになっているところに、吉村龍一さんの『焔火』が。
しかも、本人のサインがpopのようになっている^^
なかなかお茶目です。

友人が勤務しているので、写真を撮らせてもらった。
吉村氏とはちょっとした知り合いなのです о(^▽^)о
今年度の「小説現代の長編小説新人賞」受賞作、ぜひご一読を。

今日は、アルコールを口にしない終えた。
そのせいかどうかはわからないが、身体の調子はなんとなくもどりつつあるのかな。



2012.01.20:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

峠を越えると

  • 峠を越えると
1月18日(水) 晴れ 
これで三日、ほとんど降雪がなくて、いやぁ楽だこと^^

お寺の前の市道が、雪でだいぶ狭くなってきてるんだけど、まぁ天気がいいと気分がいいものだ。



お寺の前にでっかい山がある。
こちらの右手前のとこにも、もう一つ山があって、今冬はもう何度か強い寒波が来て雪を降らせるだろうから、山をちっちゃくしておかないと、今度は雪のやり場がなくなってしまう。

晴れているうちに、雪山を減らしておかなきゃならない。

と、考えてたら檀家さんから電話。
「9時にお経をあげに来てくださるんじゃぁ…」
時計をみると9時を過ぎてた… 失態(--;

大慌てで駆けつけて、祥月命日のご供養をさせていただいた。
申し訳ないと謝ると、笑って許して下さった。
こうして、ワタクシ生かされております…。
この頃、忘れものも多いゆえ、気をつけねばならぬ。




お昼、母の通院のお供で、車を運転して福島市の医大病院へ。
もう、笑っちゃうぐらいいい天気で、道路も乾いていて流れもよく、ほとんどストレスなく1時間15分で到着。
今まで通院した中でいちばん快適かも。

それにしても、栗子峠を超えると、毎度のことながら、なんでこんなにちがうんじゃろなぁ、と感じます。
雪…ほとんどないし^^
車でわずか1時間ちょっとのわが家が、2m近い雪に埋もれて、毎日雪掘りして無口になっているなってことが信じられない(ハァ)
それはまた、現状では逆のことも言えるわけで、じつに複雑な思いがします。
それにしても、この地形とか自然とか環境とか、不思議なもんです。

とても快適にドライブして早く着いたのだけれども、それから診察が終わるまで4時間に以上かかりました(--
往復3時間、病院内4時間。
外はもう真っ暗。



おかげで、長編小説を一冊読み切った。

栗子峠の路面は帰路もドライ。
快適でした。

で、米沢に入ると、路面がつーるつる。
危なかったです。
お天気がよかったので雪が融けて、夕刻からの冷え込みで凍結。
危険個所が数か所、一旦滑り出したら制御不能になりそうな箇所がありました。

雪国の運転は、やっぱりおっかない。

まだまだ雪道に運転は気をつけましょ!
2012.01.19:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]