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なごり雪?!

  • なごり雪?!
3月2日(金)、朝から湿気を含んだ雪が降る。

高校の卒業式シーズンでもあり、なごり雪、という感じだろうか。

前夜は、冴え冴えとした夜空に月と星がきれいに出ていたのに、変わりやすい天気だ。



除雪をするほどでもなく、午前中から午後過ぎにかけて、ご祈祷の依頼があって、出かけてきた。
毎年、正月中にうかがって、この一年の安泰をご祈願するということを恒例にしているのだ。
それが、近親に不幸があり、「日がわるい」ということで日延べをしていた。
この場合の「日がわるい」というのは、四十九日の忌中期間中ということで、この間は神様のお参りなどは控えると言う意味で使われる言葉である。

そんなわけで、近親者の場合は四十九日を過ぎ忌明けしてから、その家の家族が亡くなられた場合は百ヶ日を過ぎてからご祈祷やお祓いをうけるというような場合が多いようだ。
地域によっては、その習わしとか期間などが異なることもあるようだ。



夕刻になってから、桃の節句の飾り花を求めに花屋さんへ。
矢来踏切の近くにある花屋さんの軒に、立派なカナコリ(つらら)が育って?!いた。

その一本だけ、どうも落としてしまうのがもったいないほどきれいに下がっているので、そのままにしておいたら、こんなに伸びたらしい。



夜になって、雪はますます降る量がましてきた。
お寺の境内にできた雪山が、ちょっと盆栽のように見えてきた。
雪は降るけど、なんとなく春っぽい雪で、気分的には余裕が出てきた。
2012.03.04:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

快晴

  • 快晴
3月1日(木) 晴れ

朝のうち靄がかかっていたが、午前中には快晴。
気温はやや低し。

午前中、除雪ボランティアとして、町内の方とコミセンや民生委員など8人が参加。
日向ではすぐに大汗が流れました。
これで、安心して過ごせるようになったのではないかと思う。



ボランティアを終えてから、わが家の裏側の雪を飛ばし、いい気分でお昼を迎えた。




裏にあるこのエドヒガンザクラにも、あと2ヶ月足らずで花が咲く。
年々歳々、ちゃんと季節は巡り、樹の芽は吹き、花が咲き誇り樹は成長してゆく。

月が替わり、いよいよ春。
三寒四温、進んだり戻ったりしながら春を迎える。



なんだか、玄関前の氷を割りたくなった^^
これは春のせいか?!
30㎝もあるぶ厚い氷をガシガシとパカンと割って行くとなんだか気分が好い。

この日は半分終了なのだ。
2012.03.02:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

プラス1日

  • プラス1日
2月29日(水) 曇り時々雪

雪の消え際になると、一冬越した家が壊れたりすることがある。
雪に引っ張られてしまうかららしい。

気にかかっていた家の一軒の雪が下につかえてしまい、厳寒の戸が開かなくなったとの連絡があった。

見に行くと、ちょうど入口の上の雪が山のようにたまっていた。
さっそく、掘ってみたのだけど、一人ではとてもたいへんなので、除雪ボランティアでなんとかできないか相談し、翌日に実施することにした。


夕刻に、長井の実家へ。
子どもの保険証ができたので、それを届けに。
それを見ると、いっちょまえの人になった感じである。

子はどんどん成長し、手首や足首などが太くなって立派になってきた。



2012.03.02:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

そろそろ冬も終わるけど

  • そろそろ冬も終わるけど
2月28日(火) 雪のち晴れ

朝、この時期にしては、けっこうな積雪である。
およそ15㎝ぐらい。
たいしたとはないんだけど、一度地面が出たり、雪が湿っているのでスロワーに雪が詰まってしまった。

ローターが回るのに雪が上がらない。
やばい、ブロワのピンが飛んだか(--;
と思ったら、詰まりだったから、棒でつついて落とした。




除雪を終えてから、町内の檀家さんのお宅にうかがい、祥月命日のご供養。
9年前のこの日に亡くなられたのだけれど「あの年は雪が少なかったなぁ」とご家族と話しているうちに思い出した。

平成15年の2月は、前年の猛烈な大雪の次の年で、ほんとに楽だったものだ。

平成13~14年の大雪はほんとにものすごくて、参った。
家・寺・職場・地域・道路などなど、いろんな苦情とかに対応しなくちゃならなくて、3月から4月になったら体調がおかしくなった。

なんだかそんなことまで思い出してしまった。



昨日観た「よみがえりのレシピ」を観て、やっぱり、今この時代のおかしなことっていっぱいあるんだなぁと思うことがある。
大量生産 大量消費の時代に生きていると、当たり前だと錯覚してしまう。

畑から採ってすぐ食べることを前提としない野菜。
大きさもカタチもそろったキュウリなどの野菜。
虫のつかない“きれいな”野菜。
苦さや渋さを軽減した作物。
翌年は別なものに還ってしまう、一代きりのタネ。
じつは、不思議なこと、考えなければ、ならないことがいっぱいあるのだ。



夕刻、除雪を終えて、お寺の前の雪の山の前で^^
いやはや、もう、雪崩を心配しなきゃなぁ(^^;




2012.02.29:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

ドキュメンタリー映画

  • ドキュメンタリー映画
2月27日(月) 雪時々曇り

またまた朝の除雪。
除雪機を出して動かすのだけれど、一度雪が融けて地面が出るとトラブルが多い。

舗装していない駐車場の砂利を削って、思い切り石が隣の方に飛んで行く。
ガラス窓まで行きはしないかと心配。
それに、ローターが石を噛んでボルトが切れる。
親切のした雪が湿雪のためスロワーに雪がついて詰まる(--;
この繰り返しで、ストレスを感じる。



雪下ろしされていない家の見回り行く。
業者さんをたんのだのだが、なかなか手配がつかないので心配なのである。

わが家から4キロほどのところなのだけれど、雪の多いところだ。
戻る時いきなり吹雪いてきた。



もう、電柱がないと道が全然分からなくなるくらい。

ここには、二十五年以上も前に初めて冬にご供養のお勤めに来て立ち往生したことがあった。
モロモロと雪が降るので、大通りに面した家の前に車を置いてもらって、200mほど細道を入った家に行った。
2時間ほどしてその道を引き返そうとして歩いて玄関を出て歩きはじめたら、もう腰のあたりまであって、その周囲眺めて途方に暮れてしまったのだった。



家に戻ってまた除雪。
小学生が二人遊んでいて「あの、お堂に入って遊んでいいですか?」
「えっ、いいげんど、寒いぞぉ」
「大丈夫です!」と男の子が中に入って行った。
何をしてるんだが^^
そのうち、一人の母親が心配気に探しに来たので、黙って指さしてあげた(×_×





夜、先日から勧められていた映画「よみがえりのレシピ」を見てきた。
ワーナーマイカルシネマズで、18時50分から。
月曜だから少ないだろうなぁとは思ったのだが、45分についてチケットを受け付け時、「現在お一人ですからご自由なお席をお選びください」とのこと^^;

混むのもいやだけど、独りっていうのもねぇ…。
いちばんいい、後ろから二列目の真ん中に座っていたら、壮年のご夫婦が一組、ちょうど私の前に座った。
で、結局3人^^

一人よりはよい。


約2時間のドキュメンタリーなので、もつかなぁと心配していたのだ。
それが、山形県の在来野菜を主題として、作物ごとのエピソードとインタビューを淡々と繋いでいったものなのだけれど、なかなか面白い。
自分の興味あることでもあり、山形県人の身近な方言による語りでもあるからかもしれないが、エピソードの繋ぎの音響効果も、和の素朴な音づかいでハッとする。


山形の、かつて作られ食べられていた在来作物のうち、細々と種が守られてきたものを見直し、それをアルケッチャーノの奥田シェフが新たなイタリアン料理として作り上げ、さらに見直されて守って作って行こうというストーリーが一つの幹になっている。

また、山形大学農学部の江頭准教授の取り組みが、この映画の根幹になっていることは間違いないだろうと思う。
私は以前から注目していた『どこかの畑の片すみで』(山形在来作物研究会:編  山形大学出版会)がこの映画につながるものだと思っていた。

想像していたより、この映画は、ずっと興味深く刺激をもらった。

先日のテレビ「たけしアートビート」で山形県出身のカーデザイナー奥山氏の放送があった。

その時、奥山氏は「山形には、すばらしい職人の技術や素材があるんだけれど、デザインがないんだよね…」(正確ではないかもしれないけど、そのような意味)と言っていたのを思い出した。


食に関してもそうなのかもしれないと思った。
雪が降って寒い、けど夏は暑い、海も山の幸にも恵まれているこの山形。
その素材を活かし、新たなデザインで料理してみせてくれる奥山シェフによってよみがえる在来種の野菜。

そこの土地だから美味しく食べられるもの、そこにしかないものを活かすこと。
意識の転換をはかることが、新たな地域社会とか価値観とかを生み出す・よみがえらせる?!ことができるのかもしれぬ。
2012.02.28:dentakuji:コメント(2):[なあまず日記]