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楽しみと不安

  • 楽しみと不安
3月12日(月) 雪のち曇ったり晴れたり 夕刻には一時吹雪

また季節が逆戻りした。
でも、除雪するほどでもない、すぐに融けてしまう雪だ。

ワイヤークラフト体験で作った鳥かご、持ってくるうちゆがんだ…ではなくて最初からこんなんでした。
丁寧に教えていただいて、なんとかこのぐらいになった^^;



午前中に田沢コミセンへ。
他の教育関係の団体が実施する野外講座の講師の依頼があった。
6月末。
先に他のコミセンからいただいた依頼の日と一週間ずれていて、ちょうど二週続く。
小学生対象の、ぶな林や山の散策と草木塔めぐり。
今から楽しみである。


午後からはお寺で交通安全のご祈祷のお勤め。
自分が公民館に勤務していた頃小学生だった彼女は、もうすっかり立派なお母さんになっていた。
時の流れを感じてしまう。


それ以外の時間は、部屋とお寺の片付けに費やする。
お彼岸と月末には大般若の法会があり、それが終わると相方が娘と共に帰ってくる。

あまり劇的ではないビフォーアフターなのだけれど、進めねばならぬ。
頑張らなくっちゃ。


ここで、唐突だけども、国会中継とかチラッと見てすぐに消してしまうこの頃。
政治家というか議員さんって必要なんだべか、あんなに。^^;

選挙で自分たちが選んで、それで出ていって代表していろんなことを決めるっていう仕組みになっていることはよくわかるのだけれども。
なんだかなぁ、質が悪すぎやしないか。
「政治主導」なんてもう誰も言わないかもしれないけど、あれはジョークだったんだよねきっと。
2012.03.13:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

日常の中で

  • 日常の中で
3月11日(日) 朝のうち雪から晴れ 夕暮れてちょっぴり雪

震災から1年経った。
去年と同じように、朝は雪が積もっていた。
でも、日中は晴れ上がり青空に。

午前中、友人宅へ。
同じ日に子どもが生まれて、そして一ヶ月。
昨日、3人で実家へお祝に来てくれた。
私たちも気になっていたので、今日お祝に家を訪ねた。
あちらは男の子。
元気に育っている様子と、板についてきているパパぶりが微笑ましい。

こちらは、まだ実家にお世話になっていて、見習い父ちゃんなのだ (^^;



帰りに実家へ回り、育児体験^^;
ミルクを飲むと、眠った。
髪の毛に、従姉のお姉ちゃんにつてもらったらしい髪飾りを嫌がるでもなく、かといってまだわかるふうでもなく、あぁ、でも時期にこういうことに興味を持つのかもしれないなぁと思う。

時々ぐずって、抱っこすると、すやすやと眠る。

その時に、ちょうど昨年の今日地震が発生した、時間、14時46分を迎えた。
テレビでは、天皇・皇后両陛下が出席されている、震災の犠牲者慰霊式の放送をしている。

家族や大切な人をを亡くされた方、家や財産を失ってしまった人、多くの人たちがごく普通に日常でいられるようになることを祈らずにはいられない。


今、こうして、日常をつつがなく暮らせていることに感謝なのである。
このちっちゃい赤子を抱いていてその思いがこみ上げてくる。




さて、この冬、蔵人になったよっちゃん堂さんの真似をして、酒行を行うことにした。
秋田県に住む同級生からいただいた「飛良泉  山廃 本醸造」だ。




それで、これを義母から戴いた平清水焼きのお湯でお燗をするセットに入れ、待つこと2分。



やがて、ちょっと温燗のいい塩梅な加減になった。
これは、明日も続きそうだ。


震災から一年。
停電することもなく、比較的被害もないこの米沢にいてさえ、昨年の今日のことを思い出すと、胸の動悸を感じる。
普段着のまま炬燵に潜り、眠れず、浅い眠りに落ちたのは未明のことだった。

いわんや、直接被害を受けた方々は言うまでもない。
想像もできないことだ。
一年というのは区切りでもなんでもなく、ただただ連続しいる日々の積み重ねなのだろうと思う。
追悼や慰霊、またはあちこちでイベントが催されることは、それなりに意義はある。
私たちにできることは、なんだろう。

震災後に、おかしなことや間違ったことに気付いたり判ったこと、考えたことがたくさんある。
日常の暮しの中で、この後にどうすればよいのだろうかということを、行動や言葉で表して活かしてゆかなければならないのだろう。

今日は、ちょっとだけお酒を飲んで眠れる、ありがたいことだ。




2012.03.11:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

前を向いて

  • 前を向いて
3月10日(土) 雪のち雨 曇ったり小雨

また寒気が戻って、車の屋根には10㎝弱の雪が積もっていた。
けど、↑の画像程度の雪。
めんごいもんです^^

足跡から雪が消えてゆくね。


今朝は久々に寝坊。
朝ドラのカーネーションが始まるとこだった(--;
下の両親が心配して、母が階段を上って様子を見に来て起こされた。

布団の中で、具合がわるくなって…なんて心配したんでしょうね。
なんぼ歳とっても親は親、いい歳した息子のことを心配するんですね。


夜更かししていた夜中に、テレビから緊急地震警報で、身構えた。
5秒ぐらいで、ミシミシと揺れて終わった(ようだった)。
地震速報で、茨城県あたりでマグニチュード5.5とか…。
やっぱり、まだまだ大きな地震が起こる可能性はあるんだと、改めて思わせられた。
明日で、まる一年。
そう、一年になるのだ。





さて、今日は昼ごろから図書館で調べ物をした後、取材をかねて「三月の画廊」を見学に行く。

置賜文化フォーラムが主催する、30歳代までの若手作家の作品展示会のこと。
一週間経った今日は、作家本人が作品販売ができる日ということで、あわせて陶芸家の方の作品でコーヒーが飲めるカフェも同時開催。
という、イベントがある日で、作家さんの知っている何人かと道の方々からお話をお聞きした。

置賜を主な活動の場にしている若い作家さんの交流の場でもあるわけで、今後の活動に繋がる機会でであってほしいと思う。


この日、ワークショップ(体験コーナー)で、まきふみひとさんのワイヤークラフトを体験してきた。
なにしろ、もとより、不器用な私である。
けれど、格好はともあく、ご指導を受けて、ま、できました^^




こんなんなりました。
先生のものとくらべなければ、それなりに、見えるでしょう^^

ちなみに、鳥かごです。

2012.03.11:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

生きているもの

  • 生きているもの
3月9日(金) 晴れのち曇り 遅くなって雨

暖気が続いて、雪がどんどんと消えてゆくようだ。
朝がのんびりできる気楽さ。
それでも、陽が伸びて夜明けが早くなると、寝ていたいような、こしちゃいられないというような(何ができるわけだはないのだが)気分になる。



老猫のトッコは、少し元気を取り戻したようで、雪の上もかまわず、外に遊びに出ていくようになった。
春はいい。




昨日訪れたお宅の犬(ポチまたはシロ)が玄関で寝そべっていた。
いつも、すぐに寄ってくる人懐こい犬なのだけれど、グッするねいったまま^^。
老犬になって、耳や嗅覚も少しづつ衰えてきているんだろうなぁ。
そのままそおっとしておいた。


午前中、ちょっとした打ち合わせで飯豊町へ出かけた。
そのあたりも地吹雪が起きそうな場所なんだけど、日当たりがよく、雪も半分ぐらいになったとのこと。
店主の方にいろいろと教えていただいて、よい話し合いができた。
やはり、ネットだけではなく、実際に話すことでわかることがあるものだ。

そこから、妻の実家へ。
子どもは、お姉ちゃんたちから鼻風邪がうつったらしく、花をツコツコと言わせていた。
朝方、ばあちゃんに鼻を吸ってもらったとのこと。
いやぁ(^^;赤ちゃんが息苦しそうに音を立てているのを見ると、そうせざるを得ないだろう。
自分で鼻水を吸ったりかんだりできないのだからね。


だっこして、おむつ交換をして(うんち^^;)、沐浴させて、ミルクを飲ませて、寝かせて…と、一通りの「体験」をして帰ってきた。

どんどんと育っているなぁ。




2012.03.10:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

大荒沢行

  • 大荒沢行
3月8日(木) 晴れ

暖気が続いて、境内の大きな雪山の中からお寺の門標が顔を出した。

今年の大雪と言って間違いないようだ。
比較されるのは、平成17~18年シーズンの大雪。
降雪量を足していった数値では、その年より1m以上今年の方が少ないようなのだけれど、現時点の積雪量はおおよそ30㎝ぐらい今年の方が多いらしい。

感覚として、今年はかんじるからなぁ(寒いから)というのが当たっている。
雪の消えが遅い。


さて、毎月8日は大荒沢不動尊の登拝日。

屋根の雪はどうだろう、雪崩は…と案じながらも、天気が良いので気分好し。




本当に春の日差しで、コートもいらない。
堅雪からざけ雪に変わっているので、スノーシューを掃いて行って正解だった。

天気が良いゆえに、樹が伐られたこの季節の山は雪崩が怖い。
この場所は、それほど上部まで伐っていないので、大きな雪崩は来ないだろうとは思う。
しかし、数10mの間、左側が崖になってるので逃げ場がないので、急いで歩いて行った。

今日あたりは、山を遠目で観ると、標高の高い陽当たりの良い伐採した地点は、雪面にひび割れが出ている。
雪崩が来ないという保証はない。



しばらく歩いてお堂に到着。
「おおっ!! むむっ!!! 雪が落ち切っていない…」
予想以上に屋根の雪が残っていた。

雨が降ったし、暖気も続いていたので、もっと落ちていると思ったのだが。
これは、けっこう怖い。
それにしても、150年経過しているこの建物の丈夫さに感心する。



ちなみにこれが1月8日。



そして、これが1月21日、雪下ろしをした日。
看板を見ると、その後どれだけ積もったかがわかる。


2月8日は、檀家さんのお葬式がありこれなかったのだ。
おそらく、その日前後が最もすごい雪の量であったろう。


ご祈祷の行を終えて、仁王門の雪をつついてから自坊に帰宅。




玄関で老猫のトッコの出迎えを受ける。
こいつは、このところめっきり元気がないのだが、穏やかな天気に誘われて、ひなたぼっこをしているようだった。

声をかけたら、鳴きかえしてきた。

猫たちにも待ち遠しい春なのだ。






2012.03.09:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]