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こみあげてくるもの

  • こみあげてくるもの
6月28日(木) 晴れ

お天気が続く。

この日は朝食後から、墓地の改葬のご供養である。
時間がお昼に近づくほど、陽射しがじりじりと強くなっていくのが解る。

施主は私の両親と同年代の方で、ちょくちょくわが家にもおいでになっている。
次男坊でいわゆる新家に出て所帯を持ち、まだお墓がない。
けれど、最初の子どもさんを生まれてすぐ亡くされている。
約50年前の当時、まだお墓がなく冬でもあったため、本家の墓地内に埋葬させてもらっていたのだ。
昨年から本家に葬儀が続き、お墓を新しくすることをきっかけに、すぐ隣の墓地に改葬することになった。

ご供養のお経をあげさせていただいているうち、なんとも、こみ上げてくる感情があり切なくなった。
私より数年遅く生まれ、産声もあげずに、この世からあちらの岸に往ってしまった。
大雪を掘って埋葬しなければならなかった無念さ。

ご供養を終えて、施主のお二人がようやく安堵の表情をされたのが救いであった。

午前中いっぱいかけてご供養を終えた。
合掌。





野菜園芸の学習で借りている畑のトマトを見に行き、その一方で、なかなか進まぬ自宅の畑(笑)で作業を行い、夜は「ほんきこ。」読書会参加で、高畠町へ。

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首都圏から隣町に地域おこし協力隊として来ている青年が担当。
2年目を迎えて、地域に暮らしてその仕事をする戸惑いとか思っていることを聞けてよかった。

2012.06.29:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

七十七

  • 七十七
6月27日(水) 晴れ

朝晩の気温が低く、前夜に着どころ寝をしてしまい、風邪をひきかけているのか、珍しく頭痛がする。
お寺のお勤めはお休みなのだが、雑用が「これでもか!」というほどある一日。
手帖に書き出して、チェックしつつ一つづつ終わらせていく。
そのつもりなんだけど、また二つ三つと増えていくという…(--; たぶん今日はそんな日なんだろう。


父親の眼科通院の日なので病院に送ってゆく。
待ち時間の間に、駐車場で30分ほど休んで寝たら、ウソみたいに頭痛が治まったってしまった。
やはり体が冷えて、ちゃんと眠れていなかったのだろう。
木をつけなくちゃいけないなぁ。

その間に父親の車のタイヤを交換。
普通のラジアルタイヤの溝がなくなるぐらいになっていたので、かねてから交換を、ということにしていたのだけれど、予算の都合で(^^;、スタッドレスをつけたままにしていたのだ。



そしてこの日は、母親の誕生日。
夕食は家族5人そろってわが家で。
母ご希望の、海鮮ちらしずしでお祝ということに。
77になったようである^^

とにもかくにも、元気で暮せるように祈りながら、乾杯!なのである。

2012.06.29:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

よっくど拝もして

  • よっくど拝もして
6月26日(火) 爽やかな晴れ

昨日の強行軍の疲れを残しつつ、早朝6時半からの地鎮祭のお勤めである。
峠を一つ越えて隣の地区へ行く。
じつに爽やかな晴れ。
ご家族とハウスメーカーの方々と、事業の安全を祈願。
なんだかわからないけど、みんなで記念撮影まで行って終了(^^;
無事に素敵な家が建ちますように。


さらに朝食終了後、屋敷内の樹木伐採に関わり、お祓いをしたいということで、こんどは南原地区へうかがった。
お宅の玄関前に、三十年以上経ったという杉の木とアメリカ松を伐ることにしたという。
雪が積もって年年危険になって来ているので、やむをえず伐ることにしたそうだ。
見ると、もう大雪の度に枝を下ろしてしまったせいか、幹がすうっと立って、天辺にだけ枝が残っているという状態だった。

かなり高齢になられたその家の旦那さんが、昔、森林に関わるお仕事をなさっていたということもあり、ここに居を定めた時に植えられたものということで、ただ伐ってしまうのは忍びなかったに違いない。
奥さまと業者さんとともに、丁寧にお参りをして伐ってもらうことにしたのだ。




この日の2件の出張でのお勤めは、雪で苦労したことに関連する。
画像はわが家の松の木。
今冬は、雪がたまって樹全体が傾いで、道路にかぶさって騒いだ。
好運にも事故無くすんだけれど、人ごとではないのだ。
せっかく育った樹ではあるけれど、考えなくてはならないのだなぁ。




そして夕暮れ、市民農園へ水やりに行く。
そこで、隣の畑の人に「田澤寺の和尚さんでないですか?!」
「はい、んだっし^^;。どちらでやったっけし?!」
「○○家の親族で、葬儀と法事でお見かけしたったもんで^^」
「あ、ぶちょうほなぁっし^^;」
というわけで、なぜ市民農園で畑をしているかなどを話して、野菜のことなどを話しながら作業。

畑の作物は、数日晴れが続き、だいぶ水を欲しがっていた。
19時過ぎてまだ明るいのでした。
2012.06.28:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

月曜日 ぶつめつ

  • 月曜日 ぶつめつ
6月25日(月) 晴れ

相変わらず朝の空気が冷たいものの、お天気は良し。
月曜日 仏滅というわけで、調べ物を含めて出かける予定を立てていた。

願ってもない、晴天になった。
今まで、最上の方へは行く機会がなく、そちらの方と、県境を越え、県外にある江戸時代に建立された「草木塔」(と呼ばれているもの)で2基あるうちの一つがある岩手の西和賀まで足を伸ばしてみようという計画である。

朝食を摂らずに出発し、国道13号を北上し最上地方へ。
順調に行き、横手市、そして峠の県境を越えるともう西和賀町である。

草木を供養する、古くからの石塔が建っている村。
そこに立って見ると感じることがあるように思う。
そこでないとわからないものがある(にちがいない…^^;)。
旧沢内村の役場では、とても親切な対応と説明をしていただいた。

約13時間の短い旅ではあったが、得るものが多い一日であった。


2012.06.27:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

暑くて涼しい

  • 暑くて涼しい
6月24日(日) 晴れ

朝は空気がひんやりとして、涼しいというより寒いぐらい。
日中になって、お陽様の陽射しが強くなり、気温が上がる。
けれど、どうも時々吹く風が冷たく感じる。
今頃の季節は、毎年こんな感じだったんだろうか?


一昨日の雨で延期された、檀家さんの墓地の改葬と新しい墓地を建てるためのご供養を午前中に執り行った。

じつは、別の檀家さんの年忌法要が予定されていたのだけれど、一昨日の朝、その家の身内にご不幸が出て横浜まで出かけなければならなくなり、今回は延期することになった。
そうそうあることではないのだけれど、こういうことはあっても不思議ではない。たいへんではあるけれど、人の命は、いつどうなるかはわからないということだ。


そうした時に、雨ではっきりしないお天気なので、墓地の方は日曜日に延期することができた。

午前10時からの屋外でのご供養は、直射日光が当たると、頭がクラクラするほど暑い。
2ヶ所でのご供養。
倒れてしまったら格好つかないなぁ(^^;、なんて考えていると、風が吹いてきて、この風が陽射しの強さと釣り合わないぐらい涼しい。
なんだか不思議な感じなのだ。

日曜日なので、小学生の孫さんまで参列されて「結果的に、日曜日でよかったなぁ」と話されていた。
何が幸いするか、判らないものだ。

山手の共同墓地。
草がだいぶ繁茂してきて、お墓を眺めていると、なんだか思うことがいっぱい出てくる。
その思いを、少しづつ整理して考えてみることにしよう。




午後は、ベビーカーに娘を乗せて、寝入ったところでお寺の周りの草や花壇の整理。
外は、やはり日差しを浴びると暑く、日陰の風の当たるところは涼しすぎる。
なかなか、子守りにも難しいお天気の日なのだ。
2012.06.27:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]