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月曜日にぼんやりと想う

  • 月曜日にぼんやりと想う
7月2日(月) 曇りで、時々パラパラと雨が降る 夕刻から晴れ

土曜日、日曜日とお寺のお勤め以外の用で出かけていたせいか、月曜はどこにも出かけたくなくて、家で過ごすことにした。

二日間とも、それほどの運動量や時間でもないのだけれど、日常とちょっと違うせいか心身とも休みたい、という感じになるのかもしれない。


今まで空梅雨のような天気だったのが、ようやく湿気を含んだ梅雨らしい空気になっている。
さほど暑さは感じないのだけれど、ちょっと動くと汗がじっとりとしてくるという、そんな感じ。


大人がこんな感じだから、子どもだってあまり機嫌が良くないのだろうなぁ。


それでも、いただいたバンボというポリウレタン製のイスのようなものに子どもを入れたら、平面の人から立体の人になったせいか、見える世界が違うのだろうか、なんだか面白そうにしている。




視点が違うと、いろんなものの見え方が変わってくる。
これはきっと大人も同じ。
時々、そういうことを意識した方がいいんだろうなぁ。


午前と午後に、草木塔に関することでいろいろ教えていただいたりお世話になっている方が訪ねて来てくださった。

恩師でもあるO先生は、新聞記者さんと取材の途中で、寄ってくださった。
相変わらず意気軒高で、精力的に活動なさっているようだ。
ひとしきり、お話をして、また取材に戻られた。

また、昨日の集会のお礼にと、Uさんが奥さんと共にわざわざおいで下さった。
私としてたいへん勉強になる機会をいただいたと思っている。まったくありがたいことだ。

草木塔を縁とした人のつながり、ひょっとしたことから、こうした多くの先輩方に教示やご縁をいただいている。
これは大切にしなければならぬ。

2012.07.03:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

心を探る

  • 心を探る
7月1日(日) 晴れのち曇り、夕方から小雨

午後から、置賜の民俗学会の研究集会というもののパネリストに呼ばれて出席してきた。
米沢市内のホテルを会場に行われたもので、「草木塔の心」というテーマであった。

午前中、その準備をちょっとしているうちに、たちまち時間が過ぎてしまった。

昼過ぎ、予定時間の14時より、30分も前に会場に到着してしまい、まだ会の総会中だったので、受付の方に「控室に」ということで、話すことなどを準備しながらも、のんびりぼうっとしていたら、気がついた時には、既に開会されていた^^;


なんだか、「他のパネラーさんが来ないものだなぁ」なんて思いながらも、始まる時は呼ばれるだろうと暢気に構えていた。
そしたら、携帯電話に主催者の方から着信があったので慌ててロビーに出てみたら、すでに雛段にパネラーの皆さんとコーディネーターさんが勢ぞろいし、司会者もスタンバって、聴衆の方々も席を埋めていた。

いやぁ、格好わるいなぁ(^^;
遅刻してきたみたいでねぇ、早く来たのに、珍しく…。

というわけで、始まったシンポジウム。

写真を一枚も撮ることができなかった。




田沢地区 白夫平の草木供養塔の画像を貼っておきましょう。



私を含め、6人という大勢のパネリストの話を聴く方もなかなかたいへんだったことでしょう。

しかし、様々な立場や、ジャンルからの発表は、自分としてはなかなか面白いものでした。
また、そうした方々と知り合えたことも財産になる(かもしれない)。


自分は学者でもなんでもなくて、研究者というにはおこがましく、自分が体験したことを述べるよりないのである。
研究集会ということで、草木塔に関わる文献の発掘、または建立の理由の裏付け、そういったところまでは言いきれないというのが正直なところである。


草木塔を愛する者、または現代的な意義を付与して広めよう、とかそういったことも当然あってよいのだろうと思う。
また、参加者の何割かはそういう思いをお持ちの方々かもしれぬと、感じる。


研究し、事実を見ていこうという部分と、なにしろこれは米沢という地域から発する文化として広げたい、それも両方あってよいのだろうと思う。


それぞれの人の想いの強さとか度合いというものは様々であり、このような集会に来る方々はきっと思いも強いに違いない。


研究という部分と、愛するという部分と、広めたいという欲の部分と、バランス良く保持しながら、「草木塔」についての考えを深めてゆきたい、そう思った。そういう意味で、とてもありがたい機会を与えていただいた。 合掌


2012.07.02:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

陽の長き一日に

  • 陽の長き一日に
6月30日(土) 晴れ

今日は、草木塔の案内役。
『米沢の遺産探検クラブ~ブナと草木塔を訪ねよう』という、山形県教育共励会という団体が主催の行事。
この団体の米沢・東置賜地区の事務局を中学校時代の恩師がなさっており、声をかけていただいたので、ガイドさせていただいた。

草木塔に関することは私、ブナ林の講師は白壁さんという分担で、9時から15時まで。

天気に恵まれ、米沢市内の小学生とその保護者の方等17名が参加され、人数も丁度よく、気持ちよい山行きになった。


私の受け持ち部分では写真を撮ることができなくて…(^^;
塩地平の草木塔は、覆い屋を設置するための工事が始まっていました。
文化財の石塔の保存に役立つようにということで、米沢市が予算をつけて行うものなのだけれど、実際工事が始まった様子を見ると、ちょっと複雑な思いも感じる。



そして、いよいよブナ林へ。
マイクロバスで福島県境近くの桧原沢ブナ林へ。
林道終点までバスで行くので歩く時間は30分ほど。
説明を聞いてゆっくり歩いても1時間以内である。
ここが、標高900メートルで、すぐ近くの嶺が県境だということをすっかり忘れてしまう。

ブナの湧水を飲み、田沢コミセンのスタッフの方々が山の上で作った山菜汁をご馳走になり、白壁さんのネイチャーゲームとお話でとっても楽しい。

それに、空気が爽やかで、涼しくて気分はまったりとしています。


やがて、下山して道の駅田沢にある草木塔のお話をして、田沢コミセンに到着し、解散。
気分の良い一日である。


16時過ぎに帰宅しても、天気が良いしまだ日が高い。
麦酒を飲みたいとこだけど…^^;

まだ畑ができる。

一昨日もらってきた、キャベツの苗を植え、防虫ネットをかぶせ、秘伝豆を蒔き、水やりをして、19時、ようやく暗くなっって、本日終了。

麦酒が格別美味い土曜日なのだ。
2012.07.01:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

もったいない

  • もったいない
6月29日(金) 晴れ

お寺のお勤めはないものの、来客・打ち合わせ・片づけと搬出・準備・畑…といろいろあって、あちこちピンボールのように行き当たる一日。


昨夜は定期的に行っている読書会に久々の参加。
今月の担当者は、都会からこちらにやって来て一年経ち、「え~っ」と思うことなど、都会と田舎暮らしの違いなどについて、おおよそそんなテーマで、本の紹介と話をしたのでした。



午前中は、野菜園芸の件で、講師の方と講座の取りまとめの事務局との打ち合わせ。
お寺に戻ると、昨日墓地のご供養をなさったご夫妻がおいでになっていた。
わざわざ、昨日のお礼に来て下さったのだ。
なんと、もったいないこと。

その途中で、このブログを見ていてくださっている方が、遠くからわざわざ、草木塔やお堂などを見に行きたいということで、おいでになった。
ちょっと感動^^

そして、持参された地図を見ながら、山参りの地域的なつながりや、草木塔の分布などに関してお話しし、とても興味深かった。
また、お会いできることを楽しみにしている^^



そして今日は金曜日。
このところ恒例のゴミ・不用品のクリーンセンターへの搬入日(にしている)。
相方と娘も一緒にドライブがてらという、これまた常の如しである(^^;
今だけしかない時間ですから、これもまた良いでしょう。

そして、懸案の廃油と賞味期限切れの油の処理について、拝油で石鹸を作っている福祉系の事業所で受け入れてくださるということだったので、そちらにも足を向けてみて。

とてもいだましい(もったいない)ことをしてしまったものが、どんなカタチであれ活用されるのであれば好いと思っていた。
事業所の方には、逆にありがたいと言っていただき、甚だ恐縮なのだった。




「もったいない」はありがたいという意味も含む(と思ってる^^;)。
なんだか、今日はありがたきこと多き一日だった。

迎える土・日曜日は、お寺の用ではなく、草木塔に関わる行事が続き、お手伝いすることになっている。
これも広い意味においては関わりのある大事なこと。

お天気がもってくれればありがたいなぁ。


2012.06.30:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

(154)『葬式をしない寺』

  • (154)『葬式をしない寺』
大阪・應典院の挑戦

秋田光彦:著 (新潮新書 2011年2月発行)
2012.06.30:dentakuji:コメント(0):[お寺の本棚]