お寺ルネサンスの時代
上田紀行:著 (日本放送出版協会:刊 2004年6月)
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平静か停滞か
お彼岸の日曜日、世の中はイベント盛りだくさんの日。
相方も、娘を連れて長井の西根であるイベントに出かけた。
ただし、一日雨になって、主催する人たちもたいへんなことだったろう。
川西町のフレンドリープラザでは こまつ座の芝居があるし、米沢の粡町では恒例のえびす市、中田の卸売センターではイベント…、数え上げればきりがない。
そんな中、お彼岸にポツリポツリとお寺に来る方々とお茶を飲みつつ過ごすという一日。
客間に活けた花、相方に花の名前を聞いたが忘れてしまった。
中日を挟んで、四日目は精進を修行する日。
精進と言っても、肉や魚を食べぬご精進という意味よりは、ひたすら宗教的生活の実践に励む、という意味にになろうか。
俗的なイベントには出かけず、お寺で一日過ごす。
この頃はなかなかそういかなかったりする。
満足な一日であったか?! なんとも言えぬが、こういう日があってもよいのかもしれぬ。
月曜日、相変わらず朝から雨。
肌寒くて長袖を着ないといられなくなった。
そんな朝から、墓地建立のためのご供養とお祓いのお勤め。
わが家の簡易テントを業者さんが張って実施。
前日おとなしくしていた分、お勤めのほかにも雑用があって、あちこちへ。
さすが田沢、「クマの出没地に」 注意を喚起する看板がいっぱい立てられている。
画像は、増子他屋の肉用牛センター(クロスカントリースキー場併設)の入り口付近。クマが出ても不思議な場所ではないのだけれど。
それにしても、相変わらず連日、各地でクマ出没・目撃情報が新聞に掲載されている。
今日の新聞には、道路に飛び出したクマが車にはねられて死んだ写真が出ていた。
どこだったか?!
死んだ熊も、はねてしまった車の人もたいへんだ。
餌不足だとすれば、わが家の裏の栗の木にも来るかもしれないから、気をつけよう。
そんなことを思いながら畑へ。
涼しくなってきたので、ボチボチ野菜もなりが良くなくなってきた。
それでも、多少のの収穫。
子どもに、採れたての野菜をちょこっとでも食べささられるのが嬉しかったりする。
お彼岸5日目は禅定。
瞑想により精神を統一させること。
う~む、今日は朝から苛立っていたような気がする。
血圧が上がっている。
訳は欲判らないのだが…、体調のせいでもあり、他人の言葉に腹を立てたからでもあり…。
細かいことは言えないのだけれど、なんと言うか、自分が知らないことについて謙虚に聴くとか、そういう態度が若い人には欠けているんじゃないのかなぁ。
年上の人から見れば、たぶん私などもそう見えるのであろうとは思う。
いささかならず反省をしつつ、ものごとを知らない、或いは気がつかないということに対して謙虚であったり、少々恥ずかしいと思う心って必要なんじゃなかろうかと思うのである。
というわけで、ちっとも精神統一しないし、穏やかなる心でもない一日を過ごしてしまったのである(>_<;
相方も、娘を連れて長井の西根であるイベントに出かけた。
ただし、一日雨になって、主催する人たちもたいへんなことだったろう。
川西町のフレンドリープラザでは こまつ座の芝居があるし、米沢の粡町では恒例のえびす市、中田の卸売センターではイベント…、数え上げればきりがない。
そんな中、お彼岸にポツリポツリとお寺に来る方々とお茶を飲みつつ過ごすという一日。
客間に活けた花、相方に花の名前を聞いたが忘れてしまった。
中日を挟んで、四日目は精進を修行する日。
精進と言っても、肉や魚を食べぬご精進という意味よりは、ひたすら宗教的生活の実践に励む、という意味にになろうか。
俗的なイベントには出かけず、お寺で一日過ごす。
この頃はなかなかそういかなかったりする。
満足な一日であったか?! なんとも言えぬが、こういう日があってもよいのかもしれぬ。
月曜日、相変わらず朝から雨。
肌寒くて長袖を着ないといられなくなった。
そんな朝から、墓地建立のためのご供養とお祓いのお勤め。
わが家の簡易テントを業者さんが張って実施。
前日おとなしくしていた分、お勤めのほかにも雑用があって、あちこちへ。
さすが田沢、「クマの出没地に」 注意を喚起する看板がいっぱい立てられている。
画像は、増子他屋の肉用牛センター(クロスカントリースキー場併設)の入り口付近。クマが出ても不思議な場所ではないのだけれど。
それにしても、相変わらず連日、各地でクマ出没・目撃情報が新聞に掲載されている。
今日の新聞には、道路に飛び出したクマが車にはねられて死んだ写真が出ていた。
どこだったか?!
死んだ熊も、はねてしまった車の人もたいへんだ。
餌不足だとすれば、わが家の裏の栗の木にも来るかもしれないから、気をつけよう。
そんなことを思いながら畑へ。
涼しくなってきたので、ボチボチ野菜もなりが良くなくなってきた。
それでも、多少のの収穫。
子どもに、採れたての野菜をちょこっとでも食べささられるのが嬉しかったりする。
お彼岸5日目は禅定。
瞑想により精神を統一させること。
う~む、今日は朝から苛立っていたような気がする。
血圧が上がっている。
訳は欲判らないのだが…、体調のせいでもあり、他人の言葉に腹を立てたからでもあり…。
細かいことは言えないのだけれど、なんと言うか、自分が知らないことについて謙虚に聴くとか、そういう態度が若い人には欠けているんじゃないのかなぁ。
年上の人から見れば、たぶん私などもそう見えるのであろうとは思う。
いささかならず反省をしつつ、ものごとを知らない、或いは気がつかないということに対して謙虚であったり、少々恥ずかしいと思う心って必要なんじゃなかろうかと思うのである。
というわけで、ちっとも精神統一しないし、穏やかなる心でもない一日を過ごしてしまったのである(>_<;
お彼岸中日
22日、お彼岸の中日であります。
暑さ寒さも彼岸まで、とはよく言ったものですね。
すっかり涼しくなったお彼岸、中日は天気が回復していい天気。
最高気温は27℃まで上がったらしい。
中日も早朝からアウトドアでのご祈祷お勤めです。
いや、半分アウトドアというところでしょうかね(^^;
矢子町の集落の皆様が氏子になっている「稲荷大明神」様のお祭りです。
おそらく一般の人には全く知られることなく存在する神様、そしてその祠。
今は住職がいなくなった法印が、以前はお勤めされていたようで、その後を継いで十年ほど前からご祈祷をさせていただいている。
リンゴ農家さんが多いこのあたり、お宅の屋敷を通り、リンゴ畑を通り、杉の木立の中の参道の向こう側に小さな木造の祠がある。
ここは昔からずうっとお参りされているお稲荷様のようだ。
りんごと米の収穫が始まるこの時期に、毎年祭りである。
あさ、それぞれの家の方が、お赤飯や油揚げや餅とお神酒を、お供えする。
朝のうちにお参りをして終了。
お神酒上げ(直会)は特にしていないらしい。
「今年はりんごの出来はどうです?!」
「わりなぁ(悪い)、雨降らねで暑すぎて」
「よくないですか…」
「いや、悪いっし」
(^^;・・・自然相手の仕事はたいへんなんですなぁ。
そんな年だからこそ、事故のないように作業を終えられるよう祈ります。
午前中法事があり、供養を終えて会食の席の呼ばれ、午後に帰宅。
暖かいですなぁ。
この週末は、とにかくどこもかしこもイベントが盛りだくさんにあるらしい。
良い気候だから、企画する人たちは、この時期を選ぶんだろうなぁ。
ほんとに、いろいろあるもんだとチラシ類を眺めている。
こちらはお彼岸、ゆっくり過ごさせていただいてもよいのかもしれない。
これは先日の社会科見学の様子。
相方が、紙芝居の前に絵本を紹介して、それから読みました。
子どもたちがとても興味を持っている様子が判ります。
子どもたちに「お彼岸って言葉知っている?」と尋ねたら、ほとんど知りませんでした。ちょっと残念。
これは私たちがちゃんとお話をしていかなければならないのでしょう。
絵本や紙芝居もそうですし、家族の皆さんに話題にしてもらえるように、務めなきゃね。
暑さ寒さも彼岸まで、とはよく言ったものですね。
すっかり涼しくなったお彼岸、中日は天気が回復していい天気。
最高気温は27℃まで上がったらしい。
中日も早朝からアウトドアでのご祈祷お勤めです。
いや、半分アウトドアというところでしょうかね(^^;
矢子町の集落の皆様が氏子になっている「稲荷大明神」様のお祭りです。
おそらく一般の人には全く知られることなく存在する神様、そしてその祠。
今は住職がいなくなった法印が、以前はお勤めされていたようで、その後を継いで十年ほど前からご祈祷をさせていただいている。
リンゴ農家さんが多いこのあたり、お宅の屋敷を通り、リンゴ畑を通り、杉の木立の中の参道の向こう側に小さな木造の祠がある。
ここは昔からずうっとお参りされているお稲荷様のようだ。
りんごと米の収穫が始まるこの時期に、毎年祭りである。
あさ、それぞれの家の方が、お赤飯や油揚げや餅とお神酒を、お供えする。
朝のうちにお参りをして終了。
お神酒上げ(直会)は特にしていないらしい。
「今年はりんごの出来はどうです?!」
「わりなぁ(悪い)、雨降らねで暑すぎて」
「よくないですか…」
「いや、悪いっし」
(^^;・・・自然相手の仕事はたいへんなんですなぁ。
そんな年だからこそ、事故のないように作業を終えられるよう祈ります。
午前中法事があり、供養を終えて会食の席の呼ばれ、午後に帰宅。
暖かいですなぁ。
この週末は、とにかくどこもかしこもイベントが盛りだくさんにあるらしい。
良い気候だから、企画する人たちは、この時期を選ぶんだろうなぁ。
ほんとに、いろいろあるもんだとチラシ類を眺めている。
こちらはお彼岸、ゆっくり過ごさせていただいてもよいのかもしれない。
これは先日の社会科見学の様子。
相方が、紙芝居の前に絵本を紹介して、それから読みました。
子どもたちがとても興味を持っている様子が判ります。
子どもたちに「お彼岸って言葉知っている?」と尋ねたら、ほとんど知りませんでした。ちょっと残念。
これは私たちがちゃんとお話をしていかなければならないのでしょう。
絵本や紙芝居もそうですし、家族の皆さんに話題にしてもらえるように、務めなきゃね。
時機
お彼岸、三日目は雨が降ったりやんだり時々晴れたり、目まぐるしく天気が変わる。
雨も時折強く降り、気温も上がらず、米沢の最高気温は20℃ちょっとらしい。
もっとも、これが平年並みで、今までが暑すぎたので、落差を感じる。
稲刈りが始まったら、この天気。
稲が倒伏しているところも見える。
農家の人はやきもきしているだろうなぁ。
市民農園に植えている、秘伝豆がそろそろ収穫できるようだ。
F先生からの連絡があり、自分でも足を運んでみた。
来週の初めに、収穫することになった。
里芋は、今年の日照りにもかかわらず、がんばって水をかけたせいかがんばっている。掘ってみないと判らないけれどもね(^^;
わが家の秘伝ももう収穫してよさそうだ。
これで「じんだん」作ってぼた餅食べたいが…ちょっと手が回らず、残念。
最近、なんでも口に咥えてみる娘。
特に、紙がお気に入りらしく、うっかり近くにおいておくと、口にしている。
本の中に折り込まれている小さなチラシ。
うっかり気がつかないでいたら、口型になくなってて、口をもぐもぐしてる。
あらら、「あ~んして」というものの、すでに融けて胃に送られたらしい。
うっかり変なものを置けない時期になってきた。
雨も時折強く降り、気温も上がらず、米沢の最高気温は20℃ちょっとらしい。
もっとも、これが平年並みで、今までが暑すぎたので、落差を感じる。
稲刈りが始まったら、この天気。
稲が倒伏しているところも見える。
農家の人はやきもきしているだろうなぁ。
市民農園に植えている、秘伝豆がそろそろ収穫できるようだ。
F先生からの連絡があり、自分でも足を運んでみた。
来週の初めに、収穫することになった。
里芋は、今年の日照りにもかかわらず、がんばって水をかけたせいかがんばっている。掘ってみないと判らないけれどもね(^^;
わが家の秘伝ももう収穫してよさそうだ。
これで「じんだん」作ってぼた餅食べたいが…ちょっと手が回らず、残念。
最近、なんでも口に咥えてみる娘。
特に、紙がお気に入りらしく、うっかり近くにおいておくと、口にしている。
本の中に折り込まれている小さなチラシ。
うっかり気がつかないでいたら、口型になくなってて、口をもぐもぐしてる。
あらら、「あ~んして」というものの、すでに融けて胃に送られたらしい。
うっかり変なものを置けない時期になってきた。
社会科見学
お彼岸二日目、昨日の雨からグッと気温が下がって、米沢市の最高気温は23.1℃だったとか。
これでも、平年の9月上旬から中旬の気温だそうで、これが普通なのでしょう。
この日は、地元三沢西部小学校1・2年生の皆さんが社会科見学で田澤寺にやってきました。
児童合わせて13人と校長先生と担任の先生3人、総勢16人の御一行様。
地域の駐在所や郵便局などを見学しながら、ここまで歩いてきたようです。
私がこちらに戻ってから初めてではないかなぁ。
何を話そうかなぁ(^^;
資料を作りながらぼんやり考えていたら、予定より20分早いご到着(@@:
というわけで、大荒山「田澤寺」の名前の話。
お寺の歴史、どんな役割をしてきたか…、お彼岸のことなどをお話して、その後は相方の㋗による絵本のお話と紙芝居「地獄けんぶつ」。
これが、いちばん喜こんでくれたようですね(^^;
その後、質問にいくつかお答えをして終了。
最後に、住職からみんなにお守りが渡されました。
1・2年生にお話しするのはなかなか難しい。
それゆえ、自分の理解をいかに噛み砕くかという作業をすると、とても良いお勉強になる。
皆さんに、お勉強をさせていただいたようなものです(^^
また来てくださいね。
さて、陶子はすっかり離乳食に慣れて、どんどん食べます。
食べるものへの興味も強いようです。
写真を撮ろうと、うっかり前に置いてしまったら、次の瞬間、手づかまえされちゃいました。
どうもこの辺は、父親に似て(しまって)いるようです。
畑から採れた野菜を、相方がうまく柔らかくして食べさせています。
この日の、スティックブロッコリーはちょっと堅かったらしく、口に入れたら「ん???」という顔をしているので可笑しい。
畑で付いた土を水で流そうと外の蛇口に手を伸ばすと、お~カマキリくん、こんなところで身を潜めていたのですね。
お彼岸 初日は布施、二日目は持戒、三日目は忍辱(にんにく)と行は進みます。
カマキリくんのまるで何かから身を守り堪えているような姿。
なんだか身につまされますなぁ。
今日も頑張ろう。
これでも、平年の9月上旬から中旬の気温だそうで、これが普通なのでしょう。
この日は、地元三沢西部小学校1・2年生の皆さんが社会科見学で田澤寺にやってきました。
児童合わせて13人と校長先生と担任の先生3人、総勢16人の御一行様。
地域の駐在所や郵便局などを見学しながら、ここまで歩いてきたようです。
私がこちらに戻ってから初めてではないかなぁ。
何を話そうかなぁ(^^;
資料を作りながらぼんやり考えていたら、予定より20分早いご到着(@@:
というわけで、大荒山「田澤寺」の名前の話。
お寺の歴史、どんな役割をしてきたか…、お彼岸のことなどをお話して、その後は相方の㋗による絵本のお話と紙芝居「地獄けんぶつ」。
これが、いちばん喜こんでくれたようですね(^^;
その後、質問にいくつかお答えをして終了。
最後に、住職からみんなにお守りが渡されました。
1・2年生にお話しするのはなかなか難しい。
それゆえ、自分の理解をいかに噛み砕くかという作業をすると、とても良いお勉強になる。
皆さんに、お勉強をさせていただいたようなものです(^^
また来てくださいね。
さて、陶子はすっかり離乳食に慣れて、どんどん食べます。
食べるものへの興味も強いようです。
写真を撮ろうと、うっかり前に置いてしまったら、次の瞬間、手づかまえされちゃいました。
どうもこの辺は、父親に似て(しまって)いるようです。
畑から採れた野菜を、相方がうまく柔らかくして食べさせています。
この日の、スティックブロッコリーはちょっと堅かったらしく、口に入れたら「ん???」という顔をしているので可笑しい。
畑で付いた土を水で流そうと外の蛇口に手を伸ばすと、お~カマキリくん、こんなところで身を潜めていたのですね。
お彼岸 初日は布施、二日目は持戒、三日目は忍辱(にんにく)と行は進みます。
カマキリくんのまるで何かから身を守り堪えているような姿。
なんだか身につまされますなぁ。
今日も頑張ろう。