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(180)『にっぽんラーメン物語』

  • (180)『にっぽんラーメン物語』
小菅桂子:著 (講談社+α文庫  1998年11月発行)
2012.10.26:dentakuji:コメント(0):[お寺の本棚]

ようやく週末

  • ようやく週末
4日間出かけていて、ようやく週末落ち着いた朝を迎えた。

ご近所のIさんから松茸をいただいた(^0^!
Iさんも、忙しい人なのだけれど、昨日山に行ってきたらしい。
いやぁ、すんごい人だなぁ。

田沢ではここら辺りまでだと松茸が出るらしい。
残念ながら、私は一度も採ったことがない。

Iさんによると、一昨年はものすごく豊作で、昨年は全く不作。
今年は、出るのが遅いものの、普通に出ているらしい。
松茸ごはんにしてありがたくいただくことにします。




車に乗せてもらっているのだから、そんなにくたびれないようなものなのだけれど、朝はやや寝坊気味になってしまった。
どこか、日常とは違う生活パターンによる疲労感のよなものがあるのかもしれない。

昨日の更生保護大会でいただいた記念品は風呂敷。

「人は 生かされて 生きている」と書いてある。
まさにそのとおり。
それをいかに実感して、日々を送ることができるか、どうか…。

そのことが日常ではもちろん、儀式においても表現できればなおよろしいのだけれど、そこんところが難しいのだ。
風呂敷は頂いてとても嬉しいものの上位(^^
職務がらもあって使う機会も多くて、軽くてコンパクトですものね。




午後は、長井市の遍照寺さまを会場に「草木塔シンポジウムin長井」に参加。
というより、「やまがた草木塔ネットワーク」主催なので主催者側なのだが、とにかくなんとか参加。
30名ほどの参加者があっただろうか。

名刹の遍照寺さまの境内には草木供養塔が建っている。
平成二十年に建った新しいものなのだけれど、生け花の師匠をなさってり方が施主になって建てられており、石塔の横には行くたびにきれいに花が活けられている。

これもまた、草木塔の新たな有り様だと思う。

長井には古い草木塔はないのだけれど、隣接する飯豊町には江戸期の古いものから二十基以上の塔があり、お隣り白鷹町には明治以降の比較的新しいものながら、数基建っている。
それで、西置賜の中心、長井で開催するという意味があるのだ。

前山形大学の学長である仙道氏と千歳組会長の千歳氏の対談。
遍照寺ご住職をはじめ、3人の僧侶をパネリストに迎えたシンポジウムは、たいへん興味深く刺激があった。
真言宗、浄土真宗、天台宗の3師にシンポは、一個人としての感じ方も面白いのだけれど、宗派的なとらえ方の違いもある程度出ており、面白い。

草木塔に縁があって、いろいろと調べている者にとって、こういう機会を持って多くの人に知っていただければと思う。
2012.10.25:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

1100km

  • 1100km
18日の夜に帰宅。
専門の運転士さんが、まる二日間運転してくれたので、この上なく楽ではある。
それでも、800km近い距離を乗り物に乗って移動すると、やはり疲れは残るものである。
まず無事であることに感謝、そして同行した方々に感謝。
得ることが多い旅であった。


さて、翌19日も厳しいスケジュール。
毎年この日にお祭りを行っているお宅に、早朝6時ちょっと過ぎに伺い、お勤めをさせていただいた。
晴れて、気温が下がっているものの、例年ほどの冷え込みではない。
早い年だと、霜が降りてまっ白になっていることもあるぐらいだ。

その後、鶴岡市へ向かう。
これも、運転をしていただいて乗せてもらっていくので、おかげさまで楽である。
8時に市役所を出発なのだが、10分遅れて迷惑をかけてしまった。

途中、月山を眺められる高速のPAで休息。
月山の上の方はすっかり紅葉しているようである。
下の方はまだまだこれから。

休憩を入れて約3時間で鶴岡市に到着。




昼食後、0時30分から開会。
この集会は、私は初めて参加する会だ。
保護司であるわけでもなんでもなく、関係する団体に属して、ほんとに時々お手伝いをしているだけなのだ。
この日は、山形県内の更生保護に関わって活動されてきた方々の表彰がメインである。

鶴岡城主の酒井家の18代ご当主の講演もお聞きすることができた。
酒井家のご当主は、現在「致道博物館」の館長を務めていらっしゃり、西郷隆盛などとのこの地のご縁などについて話された。

この集会は全く未知の世界であり、いろいろと考えさせられ、勉強になった。
また車の乗せてもらい、移動距離は合計300kmを超える。
19時30分頃に米沢着。
ご苦労さま、ありがとう。
そして、3日間でやく1100kmを移動した。
そう思うと、いやはや、たいへんだった。




帰宅して、遠野のお土産を食す。
多田克彦さんの農場の製品。
道の駅遠野のお土産コーナーの一つが「多田克彦」コーナーだった。
自然農場主の多田さんは、以前、川西町の生活者大学校のゲスト講師としておいでになったことがある。(私は聴けなかったけど)

「遠野のつぼ」というネーミングの壺型のバウムクーヘン。
これが、私のツボにはまり、購入。

おもしゃいねぇ。
2012.10.24:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

また来よう

  • また来よう
遠野の「かっぱ渕」も、じつはここには行ったことがなく、この度初めて。
大きなお寺さんの立派な山門をくぐって、境内を横切らせていただいて行くのですね。
平日ながら、けっこう訪ねてくる人がいるものだ。。

まぁ、こういってはなんですが、その場所自体はなんてことのない小川なのですけど、物語の力とでも言いましょうか、想像力を働かせて楽しむスポットなわけです。



そこには、名物の案内人さんがいらっしゃるようだが、平日ゆえか、川の掃除に出かけていて御留守のようでした。(笑)

お寺の本堂の前にあるお賽銭箱の両脇に河童のおきものがあったり、境内の中には「かっぱ狛犬」などもいたりします。
本堂の扉は開かれていませんでしたし、お寺の由緒を見ても河童とはなんの関わりもないようですから、観光シーズンにはお寺さんもたいへんかもしれません。

やや離れた場所にある駐車場の一角には「かっぱ直売所」というのがあります。
「かっぱを売っていんなだべがぁ(笑)」と皆な同じことを言ってどやどや入ってゆき、この地の手づくりっぽいお土産を買ってきたのでした。




そして、遠野名物 ジンギスカンのランチと生ビールを一杯いただき、この地の名物堪能。
専門のドライバーさんに運転していただいているおかげです。

その他にも、鍋倉城という立派な山城の跡、市立博物館、道の駅遠野、などなど廻って来たのですが、まだまだ断片を見てきたにすぎないのでしょう。
若い友人は取りあえず元気に日々を過ごしており、この地で暮らしている。
草木塔を通して知り合った私たちは、また、そういうことに関わって何かできる日が来るかもしれない。

また遠野に来る日もあるだろう。その日、また元気で顔を合わせよう。
それに、濁酒もね(^^;



2012.10.24:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

遠野で

  • 遠野で
遠野の民宿「とおの」で造る濁酒は、かなり美味しかった。
田んぼで遠野一号という酒米を作り、それを収穫し濁酒を製造し、民宿で呑ませ、また販売も行っている。

さて、好き酒と肴、そして久しぶりに会った友と仲間と良き時間を過ごすことができた。
この日、沢内で出会った方々、そこで聴いたお話、風景、至福の一日である。

しかし、ここは大きな震災の被害を被った岩手県である。
内陸の都市である遠野市は地震の被害は大きかったものの、沿岸部のような津波の被害で壊滅的なダメージを受けたわけではなかったそうだ。
この地はもともと海から一時間ほどであり、内陸と海辺を結ぶ位置にあることから、人や物流の中継地点という位置づけがあったようである。

いま、沿岸の復興のための作業に当たり人たちが、かなり多くこの町を拠点にしたり、宿泊地としているようなのだ。
この民宿にも、そのような方々が大勢泊まっているようであった。

私たちは、出会いの喜びとともに、そういった一面も感じずにはいられない。




遠野市は、大きく分けて「街・里・山」の三つの文化圏があるという。
どうしても、私には遠野物語のイメージが強くて、街のイメージが浮かばない。
二十年ほど前に、お寺時代の同期生のお寺に泊めてもらったことがあって、そこは里のような場所であったし、その後団体で旅行に来た時も、民話の館などの里のイメージしかない。

翌朝、早起きをして散歩に出た。
民宿は駅の裏側近くにあり、駅側の町の方へ出てみたら、昔の街並みの風情を残している所と、景観を意識した感じの新しい街並みがあった。
考えてみれば、交通の要所であったわけだから、当然街があるにきまっているのだ。
駅からゆっくりとかつて山城があったほうへ向かった。少し高台に行くと、四方に山が連なり、まさに盆地であることがよくわかる。
わが故郷、米沢よりも山が迫って来ている、そんな感じだ。




今回、遠野に来て初めて知ったことがいくつかあった。
恥ずかしながら知らなかったのだ。

一つは、「ドブロク特区第1号」の町であったこと。
二つ目は「ホップの生産量日本一」であること。
三つ目は「ジンギスカンが名物」であること。

ホームセンターなどで普通にたくさんジンギスカン鍋を売っている(らしい)。

濁酒は昨夜いただいた。
ならば、二・三番目も体験してみなければ。

遠野市はいろいろ見どころがあるのだけれど、どうも、食欲に負けそうな気配である。
2012.10.23:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]