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(186)『十五少年漂流記』

  • (186)『十五少年漂流記』
ヴェルヌ:著  波多野完治:訳 
  (新潮文庫  昭和26年11月発行  昭和54年11月42版)
2012.11.15:dentakuji:コメント(0):[お寺の本棚]

気分転換?!

  • 気分転換?!
最高気温が17℃ほど。
これでも平年より3~4℃ぐらい高いらしい。
ちょっと暖かく感じた火曜日。

昨夜は思いがけずに痛飲してしまったのだが、今朝は調子よく起きてお勤めをして、朝食も美味しく食べられた。
たまには、これもいいのかもしれぬ(^^;
意外に好調。

風が吹くと落葉樹の木の葉が舞い散る。

裏山の中腹にあるブナの大木にはまだ葉っぱが残ってはいるが、もう散ってしまった数の方が多そうだ。朴の木はすでにすっかり裸になっている。



このブナの樹がある中腹の平地には、町内の鎮守神様の石塔をはじめ、十数基の石宮が建っている場所である。
昔、子どもの頃ここまで来て遊んだり、お弁当づかいをしていたものだ。

そのうちの比較的大きな石塔と小さなもの2~3基が倒れて屋根が転がっていたりしていた。

これはおそらく猿の群れがやって来て、乗って何かのはずみで倒してしまったに違いない。
春、雪融け後のお祭りでここで祈願を行っていたときには何もなっていなかった。
人がわざわざこんなことはしないだろうし、杉の木の根元でもあるからクマではないだろと思う。
町内会長さんと相談して直しておかなければならないだろう。


平日なのだが、午前中から屋敷祭りのお祭りがあり2軒あり、市街地のお宅でお勤めさせていただいた。

一軒では天気がよいので外で。
もう一軒では、すでに雪囲いがなされたため、屋内の廊下からご祈祷させていただいた。



そして午後は、大荒沢のお堂へ行き、屋根の補修の相談。
敬愛する先輩Sさんが世話をしてくださり、板金屋さんとともに現地へ。

今年は応急処置をして、来年にしっかりと直すようになるだろう。


お天気のせいか、雪囲いのブルーシートにびっしりとテントウ虫とカメムシがついていた。
青いシートにゴマをかけたようになっている。
テントウ虫7割、カメムシの小さいのが3割という感じ。



テントウ虫にも星の数がいろいろ。
これは二星。
十個ぐらいのもいる。
カメムシのサイズはテントウ虫とあまり変わらないサイズだが、これがちっちゃいくせになかなか匂いが強烈なのだ。

先日の風で緩んだり紐が解けてしまったり、バハっとなった箇所を手直ししてきて終了。

昨夜の寝不足が効いてきたのだった。





2012.11.14:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

初冬の夜長に

  • 初冬の夜長に
世の多くの皆さまは逆に、ホッと一息つける月曜日のお寺です。
お天気は曇りがちで、お寺の向かいの家の櫻 ソメイヨシノの葉が散ったのを見て、わが家の裏のエドヒガンザクラを見に行ったら、やはりすっかり散っておりました。

裏山のブナやクリの葉ももうじきでしょう。
やはり、なんだかかなしぇぐなってきます。




土曜日にオタナサマのお祭りでいただいてきた餅を切ってストーブの上に乗せた網の上で焼きます。
なんだかもう冬になったような気分です。

この焼いた餅を、なめこの醤油汁の中に入れて少々煮ます。

いやはや、うんまいごどぉ。



これが山里の贅沢っつうもんです。
ナメコでなくて、クリノキモタシ(クリタケ)でもよくて、シャキシャキした食感になりますね。

ただ、今年はクリノキモタシも出ないんだなぁ。
遅れているのだと思うので、またちょっと探しに行ってみようと思う。




そして夜はコミセンで、草木塔のお祭りに関わった人たちが集まって、芋煮会に出席。
趣旨がわかるような判らないような集まりながら、ワイワイと賑やか。
芋煮に入っているキノコがちょっと心配で、そおっと食べました。
いま大丈夫なので、たぶんなんでもないのだと思う。

久しぶりに痛飲(*_*
敬愛するIさんとともに車のに乗せてもらって帰宅。
わが家でさらに盃を重ねて、寝てしまった。

いやぁ、面白い(^^;
2012.11.13:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

ご馳走

  • ご馳走
お寺の前の築山は、紅葉の盛りを過ぎて、もう囲わなくては。

日曜日、今週も法事のお勤めです。
思いのほか暖かくなって、法要からお墓参りまで、お天気の心配なく終わった。
ご家族のみで営まれたので、墓地から家に戻って昼食をいただいた。

奥さんが「手づくりの料理で申し訳ないのですが…」とおっしゃる。
いえいえ、これが本来の姿ですから。
人数が多いときとか、今は住宅が冠婚葬祭を行う用にできていないとか、そういう理由で外食する場合が多くなっているのですから。
手づくりのお料理を戴けるなんて、有り難いことです。

そして、それがほんとに手間をかけて造られたお料理で、たいへん美味しくご馳走になりました。
合掌




裏の林を見に行くと、ナメコがちょっと出ていた。
だいぶ開いていて、家で食べるにはちょうど良いタイミング。




今年は他所に持って行くほどでていないなぁ。
これは、夜みそ汁にして食した。

醤油味の豆腐汁も美味しいのだが、みそ汁も味が出てよい。
わが家の父がみそ汁派なので、どうしても味噌が多くなる。
たまには醤油も良いと思うのだが…。

お天気はやや下り坂のようである。
2012.11.12:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

オタナサマ

  • オタナサマ
頂き物のナメコと我が家のをまぜてナメコおろし。
晩酌に好し、ご飯に好し、美味い旨い!
今年は出が遅くてあまり量も採れない。
木の寿命もきたのだろう、またそろそろ植菌しなくては。

さて、今週の土曜日もご法事のお勤め。
11月~12月の中旬ぐらいまでは、年明けが命日になっている法事がある。
雪が多いこの地方では、積雪で出かけたり集まったりするのがたいへんなことと、お墓参りも難しいため、早めて初冬に営むことが多い。
昔ほど交通手段などの条件は悪くはないのだが、今でも早目の方が多いようだ。




そして、参列者のお昼の会食は小野川温泉の旅館へ招かれた。
田沢・簗沢の檀家さんは、利用される家が多くなった。
バスの送迎もあり、安心して飲食できるのが魅力になっている。

飲む温泉があり、健康や美容に良いという効能書きがあったので、よく味わって飲んでみた。
ぬるま湯だが、たしかに温泉の香りがする。
しばらく眺めていたら、観光客らしい女性が立ち寄って行く(^^

お天気は下り坂らしい。
夕方に少し雨が降り出した。

夕刻からは田沢地区にあるお宅のお棚様のお祭りで、ご祈祷のお勤め。
「オタナサマ」というのは、置賜地方独特の神様のようで、多くは農家に祀られており、10月10日・11月10日・12月10日が祭りの日がおおいので、「オトウカサマ」と呼ぶという記述もあるが、田沢近辺では「オタナサマ」と呼ばれているようだ。

昔の家だと、茶の間や客間ではなく、流し(台所)へ行くところの上の棚に祀られているところが多かった。普通は神様はお祭りしないような場所にあることが多い。

近年は、家を建て直す際には、神棚を祀るような場所に移すことが多い。

ご神体や祀られているものは、其の家々で全く異なっているというのが特徴になっており、〆縄にご幣だったり、そのご幣や切り紙がその家で違う。それも、写真でお見せしたいところだが、なんだか軽々に扱うことがはばかられるので、別の機会に紹介できればと思う。それから木のお椀もよくあり、それを扱うのは男性と決まっていたりする。

この日伺ったお宅のご幣も面白いし、木のお椀に餅ご飯をお上げする作法も興味深い。

オタナサマの祀り方は、いずれまとめておきたいものだ。

十一月中旬、オタナサマに向かうと、もう、初雪がいつ降ってもおかしくない季節だなぁと感じる。


2012.11.11:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]