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(193)『風に訊け』

  • (193)『風に訊け』
ライフスタイル・アドバイス

開高 健:著 (集英社 1984年12月発行)


これは人生相談というか生き方やお悩み相談というものに、開高健が応えるという形で出来上がっている。

それも「週刊プレーボーイ」誌の連載だったもので、相談者の多くは10代・20代・30代ぐらいまでの男性の若者が中心になっている。
ということで、とても生々しい青春のお悩みや、今となってはどうでもよいような相談もいっぱいある。
それに対して、なかなかに味のある、時に粋な、たまにそっけなく開高さんは答えているのです。

その当時の氏は50代前半と思われ、この本が出た当時20代前半だった私は、ちょうど今その歳になってしまった。
今の私にはもちろん、こんなウィットに富んだ答えはできはしないなぁと思うのだが、できればこれに近づきたいと思うのであります。


とても短い質問とお答えの例。

(Q)ずばり先生の厖大なる著作の中で一冊、何を推薦しますか。
     (茨城県 不肖なる男 大学生9
(A)朝読むなら、『流亡記』
   夜読むなら、『夏の闇』
2012.12.13:dentakuji:コメント(0):[お寺の本棚]

緩んできたものの

  • 緩んできたものの
12月11日、寒気が緩んだようで、湿った雪が15㎝ぐらいだろうか。
積った雪より、市道の除雪で置いて行った雪が重くて、ちょっと難儀して雪を片づけた。

それにしても、大蔵村の肘折で1m以上とか、新潟の魚沼でもドカ雪が降るなど、12月としてはどうも一気に降り過ぎている。
なんでも偏西風の巡り方が例年とちょっと違っていて、湿った冷たい大気を運んできているらしい。
「ほほう。」と思うのだが、それが何故なのかはよくわからないのだなぁ。

午前中に火葬があり、午後から葬儀・告別式。

大荒れしない、時々陽が射すという、お天気に恵まれた。

葬儀は小規模にというご家族の鬼謀だったので、僧侶は私一人でのお勤めになった。
小規模とはいえ、行う儀式はほとんど同じなので、一人だとなかなかたいへんなのである。進行係の葬儀社の方にお手伝いをいただきながらなんとか勤めを終えることができた。

墓地が山の方にあり、積雪のため納骨を行わず、来春までお宅に安置して納骨することになった。
まずはご家族も一段落つけられたようである。

合掌




遅めの夕食で、相方が作った蕪と長芋のグラタン。
なかなかいい感じに焦げ色がついて旨そうである。
…のだが、一口食べて「・・・^^; ・・・、味がしないなぁ」
「あ、塩と胡椒を入れ忘れた!」

とても残念。
塩と胡椒をふりかけてもらい食したのでした。


2012.12.12:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

もさもさと・・・

  • もさもさと・・・
久しぶりに長靴を買った。
今までのは約5年以上も履いただろうか。
つま先など何ヶ所かひびが入って、すぐに水分が足に入ってくるようになっていた。
ひびが穴に変わるのもそう遠いことではなさそうなので、市内の靴屋さんへ。
どうも、雪が降り出すと同じ事を考える人が一杯で、長靴のコーナーがすごく混み合っている。
結局2軒目の店で気に入ったものがあった。
たまたまそこで知り合いあって「田沢でその長さで大丈夫が?」と言われた。

確かに丈が短めである。
長靴をはいて車を運転することが多くなり、長めの靴だと、変なところが折れ曲がるようになり、早くひびが入ってしまうのだ。
これは靴替わりの長靴で、もう一つ雪かき用に長めのを用意しているのだ。




月曜日の朝(10日)、雪が積もっていた。
10㎝以上の雪が積もり、市道にも除雪車がやってきた。

モサモサと降ってくる。
もう少し雪囲いをしなけりゃいけないのだが…もう無理であろうか(--;)


午前中、米沢市内の檀家さんのお宅に伺い、ご供養と納骨。
市内もけっこうな雪の量である。
お宅でお参りをして、田沢の墓地で納骨。
30㎝ほどのサラッとした雪だが、石が一部凍っており納骨堂がなかなか開かなかったりしたものの無事に終えた。
これで、気分的に落ち着かれたようで、安堵。
合掌。

雪かきシーズン初めにしてはけっこうハードである。
除雪機は、下が湿って表面サラッとした雪の場合は、詰まりの原因になるので、できるだけ使いたくないため、スノーダンプで除雪だから余計である。

夕刻は、全体的に湿った雪になったので、除雪機の初稼働を行った。


2012.12.11:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

いのち

  • いのち
日曜日の朝。
昨夜の吹雪の様子からすると、だいぶ雪が積もっているだろうなぁと、恐る恐る玄関を開けて外を眺めたら、意外に量が少なく、ほっとした。
けれども、除雪はしなけりゃいけないなぁという微妙な雪降りである。

その除雪中に、簗沢のお寺の檀家さんから連絡があり、ご主人が亡くなられたとのこと。

一気に寒くなって、身体がが弱ってきている方には堪える季節なのだ。
合掌。


その日は、米沢市郊外の農家のお宅2軒にお伺いして、果実の収穫を終えたところで、収穫への感謝も合わせて屋敷神さまのお祭りが予定されていた。
両家のご理解を得て、時間の調整をしていただいて、なんとか、日曜のお勤めを終えることができた。



画像は米沢城址のお濠。
街中も雪が積もって冬の装いになりましたな。


今季初めての雪かき作業。
たいした量ではないものの、最初はけっこう身体に来るのである。

娘の発熱も治まり、4日ぶりの入浴。
子どもの回復力はたいしたものだ。

成長する命、やがて衰える身体、或いはこの世で尽きる命。
こうしたことを感じながら、私たちは生きているのだね。

そうそう、この日は私の姉の誕生日だった。
何歳?
いやはや、答えるのもちょっとやだなぁって。
そうかもね五十過ぎると(^^;
2012.12.11:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

12月8日 今日は何の日?

  • 12月8日 今日は何の日?
8日(土)は、朝からうっすらと雪化粧。

毎月恒例の、大荒沢不動尊お堂への登拝日。
12月8日は、早く雪が降った年は、もう車で行くことができない年もある。
3年に一度ぐらいだろうか。
今年は、林道に10㎝までも積っておらず楽に行くことができた。

画像は、かつて不動堂が建っていた場所。
土台石や、石垣などにその名残がある。

「今日は何の日?」
年配の方々にとっては、太平洋戦争の開戦記念日である、とお答になる。
そして、「今の若い人はそんなことも知らぬ」と憤慨される方もあるが、それも仕方がないことかもしれぬ。すでに73年の月日が経っている。
これは、語り継がなければならぬことだ。

そして、仏教を信ずる者にとって大切な日「成道会」。
仏陀が悟りを開いた人とされている。
こういう記念日やイベントは地味ですが、そうした体感をする行や法要なども行われているはずです。
禅宗などは接心という行があるようです。

キリスト教に比べると、地味ですが、これも多くの皆様に伝えなければなりませんね。


午前中にもう一軒のお宅でご祈祷をさせていただいた。
毎年暮れに、火伏のご祈祷を行い、一年の無事に感謝し来年の安全を祈願する。




夕刻前から、マナビストの会の定例会。
中学校時代の恩師であるO先生から、来年のNHK大河ドラマのヒロインである新島八重に関する米沢との関わりについての講話をお聞きした。

一時間余り、いつものようにいろんなエピソードや裏話などを交えてたっぷり話していただいた。
先生はすでに八十代半ばに近付いていらっしゃるはずなのだが、相変わらずお元気で何よりである。

そのあと、蕎麦畑で収穫したそば粉で蕎麦を打ち蕎麦を食べるという企画。
私も久々に打ってみた。
二八で1kg。

水加減がちょっと良くなかったものの、なんとかいい感じにこねて、伸ばして切って蕎麦になった。
きるのが、相変わらずへたくそなのだ。



4人で一kgづつ打ったので、この蕎麦は誰のかはちょっと判らぬが、挽きたて・打ち立て・茹でたての三立てがそろってるから、なんとか食える。
というか美味い旨い!


新蕎麦を食べて片づけを終えて会場の松川コミセンを出ると吹雪だった(@_@;
この様子じゃ田沢はどれだけ降ってることか。

案の定国道121号を進んで行くと、大樽橋から田沢はものすごい雪の勢いで、車に向かってくるようだった。




わが家について、庭の雪は5cmオーバーというとこだけど、翌朝はたいへんな除雪になるんじゃなかろか。

まずは寝るとしよう。
2012.12.10:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]