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(195)『大人問題』

  • (195)『大人問題』
おとな は もんだい

おとな が もんだい

おとな の もんだい


五味太郎:著 (講談社文庫  2001年5月発行)


表紙に、大人問題の鏡文字で子供問題と小さく描かれている。
子供の問題は、つまり大人の問題が映し出されたものなんだよ、ということなのでしょうね。
子は親の鏡 と言いますものね。

子供はどんどん育つ。
毎日どころか、刻一刻と育っていくものだと実感できる。
それに対応した、「おとな」である私たちは何を考え感じ、どういう振る舞いをしてどんな言葉を吐いているのか。

「ちょっと待ってね」という言葉がとても多いと気づくことがある。
自分の都合に、子供は合わせてくれないからそうなる。
気がついて、こりゃいかんいかんと思う。

もう少し大きくなると、「急いでいそいで!」という言葉が多くなるに違いない。
これも、上の理由と同じ。

こどもの問題は大人の問題。

自分より後に生まれてきた人、それが子ども。
どんなふうに育って行くのか、考えなしの時は助けたり手をさしのばす。
暖かく見守ることができるチカラ、それが大人に試されているんだろうなぁ。

ところで、こどもはいつから大人になるのだろう?!その境目を考えると、正直よく解らないのである。
2012.12.22:dentakuji:コメント(0):[お寺の本棚]

峠を越えると

  • 峠を越えると
19日(水)、朝うっすらとというか、5㎝ほど雪が積もっていた。
除雪をするほどでもなく、寒いものの、お天気はだんだんと回復、時折晴れ間が見える。

午前中は、田沢コミセンに行き、草木塔について取材したいという新聞記者から、草木塔の会のメンバー数人で話しをした。

話しを聞かれているうちに、会設立に至るまでの前段階の経過を、時系列でまとめておく必要があることがわかった。
今までバラバラに大まかにしか把握できていなかったので、これをなんとかしなければならない、課題である。




昼に帰宅すると、だいぶ伸びた前髪だけをカットしてもらった娘。
なんとなく、金太郎さんみたいだ。
本人は今のところどうということはなく、自分の髪形を気にし始めるのはいつになるのだろう(^^;


そして、午後は母親のお供で福島の病院へ。
思ったほど栗子峠は雪がなく、まずまず順調に走ることができた。




14時頃、医大病院に到着。青空だ。
トンネルを抜け、峠を福島に降りると、全く雪がなくなり、愕然となる。
こちら側が天気が悪いと、福島市側は晴れ。その逆は逆。

冬はとりわけがっかりしてしまう。


診察を終えて、病院を出たのは18時。もうすっかり、暗闇に包まれている。

そして、栗子峠は栗子スキー場あたりから雪がうっすら積もり、米沢側の道路は凍結し、市内もかなり滑って危ない状態になっていた。
それまでは順調に走っていたのに、市内入りしてから渋滞にあって、とても時間がかかってしまった。

冬至まであと二日。
早く陽が長くなってほしいなぁ。


この日は、昭和43年12月に亡くなった私の祖母の命日。
小学生1年生だったが、その時の様子をはっきり覚えている(つもり)。

もう45年にもなったんだなぁ。(合掌)




2012.12.21:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

キムチ鍋だ!

  • キムチ鍋だ!
雪が少しづつ消えてゆき、今年は大雪か!?という気持ちも、そうでもないかも…というふうにトーンダウンしていくから、ほんと都合よくできているものである。

この日は、買い物などに相方と娘とお出かけ。
娘の寝る時間があるので、3~4時間が限界なのだが、そのおかげか生活パターンができていて、時間がくるとよく眠る。

これは大人だってそうなのだろう。
自分も生活のリズムをつけて、いつも体調がよく感じられるようにしなきゃね。

それと、ノロウイルスやインフルエンザが流行り出しているので、手の消毒やうがいなどをすることも必要になる。

そいうった対策と身体を弱らせないことが大事。


さて、キムチ鍋。
これは私が担当。

突然「キムチ鍋する!」と、時々言い出し、女性陣には迷惑なのかもしれないが、作る。
どうやら、私の母親は湯豆腐をするつもりで準備にかかっていたらしいのだが、まぁ、豆腐と鱈などはキムチ鍋でも美味しいから、というわけで、一層具だくさんになってよろしい。

こんな時、母や相方は文句を言わず、おだてて誉めて、勝手にさせてくれる(笑)

というわけでキムチ鍋。
白菜、豚バラ肉、エノキダケ、シメジ、ニラ、人参、鱈、豆腐、用いり餃子、という今回のメンバー(^^;

寒い夜、身体がぽかぽか暖まった。
2012.12.20:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

惑いながらも

  • 惑いながらも
17日、月曜日。

昨日は衆議院選挙の投・開票日であったのだった。
夕刻、ようやく投票に行き、さんざん悩んだ挙句、記名台のところまで行ってようやく決めて投票してきた。

そして結果は、皆さんご存知の通り。

投票率が山形県でも前回より7%以上も下がり、全国の無効票もそうとうな数だったらしい(204万票とか?!)。
これはどうしたことなのだろう、などと言いつつ、その気持ちは私も解る。
こちらの方が、どこが政権をとったとかどうとかよりも問題だと思う。
選ぶ方も、選ばれる方にも。

国会中継を見てると、こんなものが本当に必要なんだろうかと思える。
品位も威厳も智慧も感じられないない方々の集まり…。

あとやめとこ(^^;

町内のゴミ収集所が新しくなった。
地元産材を使ったものらしくて、樹の香りがとてもよい。なぁ。



午前中、屋敷神さまのご祈祷に地域のお宅に伺ってお勤め。

午後は、天気が良いので、残っている雪囲いをする。
石油のホームタンクと、プロパンガスの保護をするために、大きなすのこを作って建てかけた。

向かいで、大工さんたちが仕事をしているので、なんとなくやりにくい。

築山の樹木もようやく縛る。
散歩に通りがかった近所のじいさんに、「おぉ、雪囲いがぁ(^^」と笑われる。
まぁ、しょうがないねぇ。
2012.12.19:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

雪みず田んぼ

  • 雪みず田んぼ
日曜日。
この日も雪が降らず、安泰な朝。

しかし時折強い風が吹き、夕刻からは天気が下り坂になるらしい。

昨日から年賀状の受付が始まっているのだが、今年も相変わらず暢気で、年賀状のことを忘れていた。
今年こそは出さなければならないだろうなぁ、などと相方も同じような人なので、ぼんやりとつぶやいて、それから続かない。


日曜は檀務が続く。

早朝、仏壇の移転をなさるお宅に伺い、ご供養を行い、そこから車で15分ほど移動してご供養。
ご先祖さまを守っていらした方が事情があってしばらく家を留守にされており、帰る見通しが立たないため、話し合いの上、実弟の家に仏壇を引っ越して、守っていかれることになったのだ。

そのお宅を辞して帰路、ほとんどの水田が薄い雪に覆われている中で、水を張っている田んぼがあった。
「雪みず田んぼ」というらしく、それについて説明が書いてある看板が建ててあった。
よく読んでいる時間がなかったので、調べておこう。
ただ、この事業の応援企業として、びっくりドンキーというのが面白い。




北東を見ると、虹がかかっている。
ぼちぼちお天気が変わってきたようだ。

そして、お昼前に、西部の郊外の農家のお宅で、オタナサマのお祭り。
毎年、収穫を終え、仕事の一段落としてお祭りをされている。
ご祈祷を終えて、ゆっくりとご家族と話しをさせていただいた。


檀家さんや、こうしてお祭りなどでうかがった折に、様々なことについて話しをできる時間は大切なこと。
日頃疑問に思うことや、どうしてお祭りなどが続いてきたかなど、世代交代の折などは本当に大事こと。
この日は三世代が揃っており、とても貴重な時間だ。来年になれば孫さんは高校生になり、お祖父さんお祖母さんはどうなるかわからない(失礼。でもこれは事実)。

今年の檀務はおおかた終わりだろうか。
あとは、お寺のお掃除である。



2012.12.18:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]