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暮していくこと

  • 暮していくこと
2月が寒いのは当たり前、ではありますが、緩んできたなぁと思っていたら、このところまたかなり冷え込んできています。
朝方や夕刻に作業をして、来ているものや手袋が湿っていると思うと、いつの間にか凍り始めて、金属に触れるとくっついたりすることがあります。

いやはや、春はまだもう少し先のようですね。

18日(月)、中津川に用があって出かけてきた。
田沢も雪が多いことで知られているとはいえ、さすがにあちらのレベルは違う!
中津川でも民家の多いところなのですが、2割増しぐらいかもしれませんね。
さらに、奥へ行き、また沢の方へ入って行ったら、もっとすごいんでしょう。



街道から家々に入る道が、それぞれ雪の壁がそそり立っている間を行く感じ…。
間口の広さより、雪の壁が高いのです。
これは、そうとう大きな馬力のある除雪機でないと、到底無理ですね。
実際、あちらこちらに大きな除雪機とともに、けっこう大きなパワーショベルが無造作に置いてあったりする。

画像は中津川小・中学校へ入るところ。
なんと、今年の3月で閉校になるとのこと。
小・中学校合わせて9名とは。
そのうち二人は、都会などからの山村留学で来ているとか。

私が想像していたよりも、過疎が進んでいたのですね。
家屋はまだまだあるようなのですけれども、若い人が定住していないということでしょうからね。

ふりかえって、田沢地区もそういう事態にならないとは言えませんよね。
幹線道路が通っているとはいえ、過疎化は止まっていませんから。
人が住むことができる、条件ってなんでしょうね。
安心して暮すことができる、煩わしいことが少ない、交通が便利とか。
個人差はあると思いますけど。
地域づくり、っていう言葉でくくらないで考えた方がよさそうな気がしています。



夕食を食べながら、この子たちが大きくなった頃には、どうなるんだろうと思う。
新年度の地元小学校の入学は、今年も一桁前半(^^;
これは、ここばかりではなく、市街地から見た周辺地区(この言い方は気に入らないけど)の小学校にはいくつかありますから、ここだけの問題ではないですからね。
これからしばらく、課題です。



2013.02.22:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

大雪のち快晴

  • 大雪のち快晴
昨日日中の雪は、夜半にますます激しくなっていきました。

明けて17日(日)早朝、玄関の戸をあけて、ビックリ・ガックり。。。
30㎝オーバーの積雪!



約一時間半かけて除雪を行いましたよ(^^;

午前中は、ミニコミ誌で定期的に開催している読書会へ。

この日は、市民総隊のスキー競技が小野川スキー場で開催されているのだが、ここ数年は出場できるような体調になっておらず、甚だ皆さんには申し訳ないのだが、欠席させていただいている。
かつては、アルペンの回転競技、クロカン、そり引き競争と3種目にも出場していたこともあった。
まぁ、出場することに意義があるというレベルなんだけれど、アルペンもクロカンも最高で20位ちょっとぐらい。
アルペンの方がくたびれないのだが、クロカン選手が足りないとそちらにも駆り出されるのであります。



読書会を終えてから、白玉入りぜんざい。
美味い!
少々頭を使うと、甘い物が欲しくなるのかも。



お昼頃にはすっかりお天気が回復し、青空になりました。
お寺の駐車場の斜平山?! 田澤寺山脈?! また量を増して、また隣の家の屋根も見えなくなってしまいました。



午後は除雪と雪片づけに復帰。
本堂の二階家ぐらいある高さの軒が、落ちた雪と繋がってしまい、発掘作業である。
いやはや、もう降らないでほしいのだが。



裏側の雪を飛ばし終える頃には夕闇が迫ります。
それでも、陽が伸びました。
17時をまわっても、まだ明るいのですから。

18時までかかって、とりあえず終了。
お天気がよくて、澄んだ夜空には星がきらめく。
気温がぐっと下がりだし、家によってストーブで身体を融かす。

大きく天気が動いた一日は、ビールで終了なのでした。


2013.02.20:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

法事

  • 法事
もう冬の山は峠を越えた、そんな感じでいましたが、そうなかなか簡単には終わらないようですね。

16日(土)、朝方は10㎝ほどの積雪で、除雪をするかしないか微妙な雪で、天気が悪くなりそうなので除雪をすることにしました。

午前中は、法事のお勤めを2件させていただきました。

2月~4月が命日になっている場合、米沢のような雪国ではいつ頃ご法事を行うかというのが、ちょっと悩ましいところで、よく相談をいただき、その家のご主人などとご意向をお聞きしながら決めることが多くなっています。
1月・2月の命日の方は、前年の雪が降る前に執り行うこともあります。
そういう例は昨年もけっこうありました。

お墓参りもできないし、親族に集まってもらうのもこの雪ではたいへんだから、と同じ理由なのですが、「遅そくして5月あたりでわりぃがい?!」と言われることもあります。
こういう場合も、できればお墓参りができた方がよいと思いますので、それでよいと思いますと応じています。
ただし、祥月命日には、忘れずにお参りくださいということでお願いしています。また、この日にお経だけでもあげてくださいと頼まれることもあります。

そして、この日のように、お墓参りは後日雪消えてからするから、命日近くに、ということもあるのです。
以前は、無理してお墓の雪を掘ってまでお参りをされているお宅が多かったのですが、そこまですることもないと私は思います。
何しろ150cm以上も雪が積もっている墓地がほとんどですから、たいへんな作業です。

以前、「4月初めなら大丈夫だべぇ」と法事を行ったら、なかなか雪が消えない年で、ご主人が頑張って雪掘りをして、当日ダウンしてしまった、などということもありました。

このせいで身体を壊してしまってはたいへんです。
あまり無理なく、おいでになるご親族のことも考えながら、日程を決めて、ゆっくりと法要と会食をなさって故人を偲ぶように考えられたらよいと思っています。


2013.02.20:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

涅槃会

2月15日(金)、晴れ。


雑用や会議などで一日を終えてしまったのですが、この日は「涅槃会」。


涅槃会(ねはんえ)とは、釈尊(お釈迦様)の入滅(亡くなられた)の日で、それを追悼し報恩のための法要などを行う日になっている。

涅槃というのは、法事やお葬式などで耳にする言葉だと思いますが、本来は迷いのなくなった境地のことを示しています。
けれども、この場合はお釈迦さまが亡くなられた意味として用いています。


文献上では、お釈迦様の亡くなられた月日は不明であるらしい。
そこで、原典に近い経典によると、第2の月の満月の日とされていることから、仏教が伝わった過程で、中国と日本では2月15日と定めたものであるようです。

お釈迦様が横たわっている傍で弟子たちが、泣き嘆いている様子が描かれている「涅槃図」を掲げて、法要を営む寺院も少なくありません。

私どものお寺の本山(京都の醍醐寺)の近くに、泉涌寺という大きなお寺があり、そこにはお寺の壁一面もあるような涅槃図が掛けられ、法会があり、一般の人も参ることができました。
一度その図の前に立っったら、静かな中に圧倒的な迫力があるものだと感じたものです。


当寺では特に法会は営んでおりません。
いつものごとく、朝の勤行のみですが、家族にはそういう日であることを話して伝えております。


お釈迦さまも、悟りを得たとはいえ、一人の人間ですから、必ず命が尽きるわけですよね。
けれども、その教えは弟子たちによって二千年以上も伝えられてきています。

特別な教えではないのかもしれません。
「生・老・病・死」という、どんな人でも避けて通ることができないことを、お釈迦さまも体験しながら、怒りや迷いや妬みなどの心で波立たない心でいられるよう、弟子に伝えたのではないでしょうか。
2013.02.19:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

(209)『おわえなえ』

  • (209)『おわえなえ』
米沢郷土料理レシピ集


編集発行:米沢商工会議所女性会

監修・執筆:松本時子(米沢女子短期大学名誉教授)

(2012年9月発行)
2013.02.18:dentakuji:コメント(0):[お寺の本棚]