HOME > 記事一覧

命日

  • 命日
お天気が続いています。
朝は冷え込みが厳しいですが、お陽さまが出ると雪がガサガサと融けていくのが解りますよね。

ただし、これから気になるのは大陸から流れ込む風が運んでくるもの。
黄砂、だけではなく今騒がれている汚染物質も運ばれてくると思うと、とても心配になります。
正確な情報を出してほしいものです。

さて、3月6日は私の祖父 当寺の三十四世住職 教順の命日。
昭和47年の冬は記録的な暖冬というか、雪の少ない年。
私が小学生5年の時の冬です。
記憶でも、写真を見ても、お寺の前にはほとんど雪がなかった。
当時は車もありませんし、道路から玄関に向かう道だけをつけていたころですから、普通の年だったら7~8段の雪の階段をつけて出入りしないといけないほどでしょう。

穏やかな祖父でした。
前日の夕食のとき家族で思い出話。
父にとってはとてもおっかない存在だったようです。
母はとても優しくしてもらった、という思い出が残っているようです。
妻や子供は当然、解らないのですが、こうして語り継ぐことって大切だと感じます。



私の場合は、祖母は小学1年生の時に祖父は5年生の時に亡くなっているのですが、ずいぶん記憶があります。
それは、もう四十数年前のことになるわけですが、その命日や法事のときなどにかわされる会話で、たぶん肉付けされているような気がします。

思い出と皆の話から、「あの時の情景は、あぁそういうことだったのか」というように。

祖父のことを語っていたら、なんだか温かい気持ちになってきました。

2013.03.07:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

春よ来い

  • 春よ来い
先週末の雪で、母屋の屋根の雪が、軒下の雪(もう、下ではなく上ですけど)とくっついて落ちなくなってしまいました。

土・日曜は行事が続き、月曜日はご葬儀があり、気になりつつ手をつけられないまま5日(火曜日)になってしまった。

幸い、昨日と今日は天気が落ち着いており助かった。

この状態になると、下から片づけるよりも上に登ってしまった方が安全です。



高いとこ所は、おっかながりのくせに嫌いではありません。
煙となんとかは…という、なんとかです(^^;

青空になり、汗が流れ、上着も帽子も脱いで作業です。



正玄関の上の鬼瓦の所にも登ってみます。
こんなところは危なくて冬でないといけませんから。
見慣れない風景が見えて面白いですね。



暗くなる前に、下ろし終えて軒を掘り出し、こんな状態になりました。
また正面が埋まりました。

そしてこれから、これを側溝に運ぶという、なかなか地道な作業でしょう?!
春になったら融けてしまうのに。
ほんとうに修行みたいですよね。

機械を使うのが手っ取り早くて、楽なのでしょうけども。




お雛祭りを過ぎ、娘はずいぶんと急成長中。
まだ歩きませんが、足もしっかりして、言葉もわけが解らないことをしゃべりつつ、ひょこっと単語が出てきたりして驚かせます。

歩きだすかも、そう遠くないような感じです。


2013.03.07:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

月曜日は晴れますね

  • 月曜日は晴れますね
くっきりと大荒山の山並みを見ることができる晴れ。
土・日曜日に荒れて月曜日に晴れるというパターンが、今年の冬は多いような気がしますが、どうでしょう。

せっかくの青空、きれいな風景なのですが、私のカメラに傷がついたのか汚れなのか、ノイズがでているのもくっきりわかるようになって、残念。
メンテナンスをしなけりゃいけない。
それで終わればよいのだけれどもねぇ。

さて、近年、空家が増えて、様々な問題になっていると、新聞などでも出ています。
冬でなくても、景観上の問題などいろいろあるのですが、特に降雪期には雪下ろしがなされないために倒壊してしまう恐れがあり、困ったケースが出ています。

米沢市街地でも建物が雪の重みで壊れてしまい、道路に影響したり隣の家に被害を与えるというケースが、ここ数年は必ず出続けています。

田沢地区でも空き家は少なくなくて、雪の量も多いので、心配なところもあるのです。
ただ、市街地ほど家と家の間隔が混んでいないため、実際的な被害は少ないものの、道路に影響を与えそうな建物を地域の方々が注意深く見守っている状況です。
市などの自治体も、監視したり地域と連絡をとれる体制はとっているようですね。

山のように積もった雪が重くなり、地面から積もった雪がくっついて、これから雪融け期に引っ張られて建物は壊れやすくなるものです。

住んでいる建物や、小屋などもうっかりしていると、軒をやられ恐れがあるので、軒先のを掘っておきます。



せっかくの晴れ間なので、午前中はせっせと雪片づけをする。
汗が流れてきます。

陽射しの強さ、というのかわかりませんが、2月とは違ってきている、そんな感じがしました。

軒先の雪がザクザクしてきています。


2013.03.06:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

(213)『お父さんからの手紙』

  • (213)『お父さんからの手紙』

原作:ささきまさひこ
 作:ささきのりこ
 絵:渡邊智子
(文芸社 2013年3月発行)

2013.03.05:dentakuji:コメント(0):[お寺の本棚]

節句

  • 節句
3月3日(日)、節句(雛祭り) 耳の日。
桃の節句などと言い、女の子の幸せを願ってお雛さまを飾ったり、お祓いをしたりというような行事が、行われますね。


さて、そんな春を思わせる日であるはずなのですが、なんと大雪!
(-_-;
地元の小学校の体育館の耐震工事と併せて改築工事も終え、お披露目を兼ねて、本来は9月に行われるはずだった「90周年創立記念式」が行われる。
そして、我が家の初節句を昼頃から催すという日でもあります。

そこに、この大雪、さらに除雪中に電話が入り、檀家さんのご家族が亡くなられたとの知らせが入りました。
さぁ、本日の予定、玄関前に40cmも積った雪、道路沿いに90センチも寄せられた雪の塊を前に「さあ、どうしよう。。。」と声に出してみる。

まずは、これじゃ車も出せないし、除雪ということでまずは動きだすしかないわけであります。





そして、来賓として招いていただいた創立記念式典に序盤のみ出席。

5・6年生児童9人の田沢太鼓演奏。
全校児童39人での詩の朗読。

これは、本当に素晴らしい発表でした。
胸がざわざわとしました。
少ない人数でも、考え工夫して、これだけのことができるんだということを見せていただきました。
涙が出そうでした!



実家の両親などを招いて来ていただいた、娘の初節句。
あわせて、「たったら餅」(一升の餅を背負って歩き初め)も。
娘にとっては、なんだかよくわからが、とにかく賑やかな日でありましたでしょう。
丈夫で、食べ物に不自由しないで、幸せになるようにという皆の願いなのですね。
こちらも中座ということになりました。

お天気も人の命も、予測することなど、出来ないことがありますし、起こってしまうことがあります。

計画していたことに、それが重なってしまうこともあるわけです。
それが、たまたま今日という日に一緒になってしまし、方々にご迷惑をおかけしながら、なんとか一日を終えることができた。

有り難いというほかはない。

合掌



2013.03.04:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]