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彼岸明け

  • 彼岸明け
お彼岸明けの23日。
天気予報は良くなかったのですが、思いのほかお天気の回復が早いようでお天気。
ただし、風寒し。
最低気温が-7℃って、お彼岸としては寒いですよね。

彼岸明けに、いきなりカニですか(^^;
めったにない贅沢なのですが、慣れていないせいで、食べるのに苦労します。
勿体ないので(食い意地もはってる)、一所懸命食べます。
いやはや、ほんとうにご馳走さまでした。




子供はこんな格好でも寝るんですね。
きっと、身体も頭も柔らかいのでしょう。

さて、お彼岸の修行徳目の6番目、最終日は智慧。
般若波羅密。
智慧を佛教辞典でき引きますと
「真理をみきわめ、“悟り”を完成させる智慧」とあります。

これまでの五日間の行は手段として、智慧にいきつくためのものと考えてよさそうです。
では、その悟りとは何かということになります。
また岩波の佛教辞典に頼ります。
「仏教の無常の道理を洞察する強靭な認識の力を指す」
今度は“無常”という言葉が出てきました。

無常の道理。
またまた辞典から。
「所行すなわち世間一切のもの、万象ことごとくは生滅しとどまることなく移り変わること。」

様々な事象(現象)は、それぞれの関わりによって生じ、また生滅していくものである、ということを感じて、一つことにとらわれないで物事を見究める・・・、ってことでしょうかね(^^;

受け入れ難いこと、受け入れざるを得ないこと、積極的に認めたいこと、認めざるを得ないこと、いろんなことを、それこそ強靭な認識力で見て、さらにどのように我が身を処してゆくのか、ですね。

幼い子供のように柔軟な頭、そして身につけてゆく明晰な洞察力、強靭な認識力、そして対応力。

やはり、これは日々修行でありますね。



この日の締めくくりは、夕刻からの「ほんきこ。」読書会。
今月のテーマは「別れと出会い」。

8人の参加者から、テーマに関わる本とお話し。
まさに諸行無常でしょうか。
それぞれ一人ひとりの「別れと出会い」があります。

彼岸明けにぴったりでございましたぞ。
2013.03.24:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

雪融け

  • 雪融け
昨日の雪模様がウソのように晴れ上がった22日。

お彼岸六日目。
六波羅蜜の第五の徳目は、禅定(ぜんじょう)です。
辞書には、瞑想により精神を統一させること、とあります。

私なりの解釈では、必ずしも「瞑想に」と拘ることはないのではないかと思っております。
普段の生活のリズムの中で、心を落ち着かせること、というような理解をしています。
あちらこちらに気が散って浮ついた状態にならないということ。
例えば、今行っている作業に集中してみる。
お掃除ならお掃除に。
散らばったものを元に戻し、掃き掃除をして、埃を拭き、部屋に風を通してというように。
それもできれば、急がず慌てず、自分の呼吸が乱れないリズムで。

これ、やってみると意外とできないものです。
どうしても忙しなくなったり、他のことに気をとられたり、日常では電話や来客もありますからね。

今日のワタクシ、どうだったか。
心がけてはいたのですが、やはり、どこかで気が散ってしまい、思ったようにできなかったり、余計なことを初めてしまったり(^^;
難しいですね。



雪はどんどん融けてゆきます。
裏は、まぁこんな感じで山になってますけど、これでもだいぶ違ってきています。

池に流れ込む山からの水の量が増えて、池の周囲の雪が消えていきます。
雪山の向こうのエドヒガンザクラが少しづつ芽をふくらませてきています。

東京は間もなく桜が満開とか。

このあたりの日没も18時よりだいぶ伸びてきました。

学校や駐在所や市役所とか、異動の季節。
ご挨拶に来て下さる方もあり、別れの季節でもありますね。
そのご当人も、息子さんや娘さんの引っ越しだったり。

悲喜こもごもでありますね。

こちらは、大般若法会まであと6日。
頑張らなくちゃ。
2013.03.23:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

冷たい風が・・・

  • 冷たい風が・・・
お彼岸 四日目の21日は、朝には雪が積もっていました。
5㎝ぐらいでしょうか。
そして風が冷たいこと!
前日まで緩んでましたから、一層寒く感じるのでしょう。

中日を挟んで、四日目の徳目は精進。
この場合の精進は「たゆまず仏道を実践すること」。
ちょっと大まか過ぎる説明ですね。
辞書を見ると、仏の説き示した道を目ざし励む、ということになりますが、よけい解りにくいかな。

むやみに他の命を奪わず、人の物を盗み取ることなく、邪な淫慾にふけることなく、酒におぼれることなく、嘘や偽りの言葉を吐かず、人を惑わす言動をなさず・・・という戒めを守り励む、と言えば少しは解り易いかなぁ。

解ることと、できるということは違うわけで、上のようなことを意識しながら一日を過ごすことができたかどうか。



そこからいきなり、マックのセットの画像と言うのもなんですが・・・。

今日は、午前中、寒風吹きすさぶ中、このお店の駐車場新設工事のための地鎮祭に出向いてきました。
お供えいただいた画像の物を頂戴してきて、私の昼食になりました。
美味がったっし(^^
あまりの寒さに、風上に風除けの透明ビニールを一枚はったら、寒さが全然違いました。
たかが一枚のビニールシート、大切なものです。

施主や事業主と施工者の皆様も、寒い中、一緒に事業安全を祈りました。
外国系の企業で、現代的な商品を売る商売ですが、こうしてとても日本的な儀式も行うという、面白さと、折り目正しさみたいなものがあって面白いですね。


午後はおなじ田沢のお寺の檀家さまの葬儀があり、伴僧を勤めさせていただいた。
親しくしていただいていており、80歳とはいえまだまだお元気でいらしたのですが・・・。
ただただ、合掌です。




2013.03.22:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

(217)『食の堕落と日本人』

  • (217)『食の堕落と日本人』
小泉武夫:著 (東洋経済新報社  2001年6月発行)
2013.03.21:dentakuji:コメント(0):[お寺の本棚]

念仏講

  • 念仏講
3月20日(水) 春分の日 お彼岸の中日。

書いて出さなければならないものがあり、時々寝ては起きてまた書くというくり返しのまま朝を迎えた。

彼岸の中日には、近所のおばあちゃん方が昼過ぎにお寺に集まって来て、お念仏を行う。
大きくて長い数珠を皆で回して、「なむあみだんぶつ」(南無阿弥陀仏)と繰り返しお唱えする。

亡くなった方への供養し、彼の岸に思いを寄せる。
いつかは解らぬが、私たちもこの世を辞する時が来る。

小一時間のお念仏おあとは、お茶を飲みながら世間話に花を咲かせます。
皆さん今年も元気でお集まりいただきました。



我が家の娘も今年は初参加。
ばあちゃんたちに、うんと面倒を見てもらった。

ただし、眠たい時間でもあり、お念仏は途中でリタイア。

相方の友達親子3人が来てくれていて、5才のお兄ちゃん3才のお姉ちゃんと、一緒に遊んでもらった。

やがてみんな帰っても、娘は寝不足もありなぜかテンションが上がりまくり、歩こうとします。
そして、なんとなんと、10歩以上も歩くことに成功!



家族は大盛り上がりし、本人もかなり満足。
何度も歩いて見せてくれた。

やがて、眠さも限界が来たのか、急にこてんと眠ってしまいました(^^

1歳から90歳までの(ほぼ)女子会(^^;

皆さん達者で、元気で長生きしてくださいませ。




2013.03.21:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]