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花は咲き・・・

  • 花は咲き・・・
4月12日(金)、朝方にうっすらと雪が・・・。
積っているというほどではなく、車の屋根と窓が白くなっていた。
けれど、たちまち融けてしまった。

今年は四月になってもぐっと冷え込んだり、かと思うと気温が急上昇。
身体が追いついて行かないような気がする。



除雪でできた雪の山を越えてくると、陽当たりの良い林辺でフクジュソウが咲きだしている。
今年は気がつかないでいるうちに、いちばんの盛りを過ぎて、見逃してしまうかもしれぬ。



さて、この日は一日いろいろありで。
相方が、一年余りの産休と育休から仕事に復帰。
私が娘を乳児園へ送るのだけれど、娘と同じぐらい不安な顔をしているので可笑しい。



で、私の弁当も作ってもらい、お弁当生活の再開であります。
期間としては1年4ヶ月ほど続いていた生活パターンがちょっと変わる。
もちろん子供がいること、そして通園生活という新しいサイクルが入って来て、なかなか面白いことだ。

お昼に仕事がなかったので、部屋でぼおっとする時間があった。
あぁ、これは久しぶりなんだなぁと感じた。



夕刻から、福祉法人の歓迎会に出席。
けれど、新しい職員が紹介されているときに、携帯電話で呼び出し。
入院していた伯父の容体がわるいとのことだった。
私が一番近くにいたため、駆けつけることになった。

残念ながら、伯父は亡くなった。
最後に入院するまで、90歳ながら頭は明晰であり、自らを律することができていた。病をえて、最後はすうっと眠るように逝ってしまった。

植物を愛し、それは趣味をこえて、多くの人と関わっていた。
私も植物のことをいろいろ教わった。

フクジュソウが咲きだし、木々の芽がふくらんできた季節に、伯父はきっと山野に思いを巡らしていたことだろう。

合掌

2013.04.15:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

ご縁がある

  • ご縁がある
11日(木)、娘は乳児園をお休み。
相方が育休最終日でもあり、娘は慣らし保育でいささか疲れており機嫌が良くない。
大人でも慣れぬ環境に放り込まれたら、くたびれるものだ。
お昼寝も十分寝つけなかったようなので、やむをえない。
それにしても、こういう子供を見てくださる保育士さん、専門家とはいえ、本当に頭が下がる。

親も頑張って働かなければなるぬ。


さてこの日は早起きして、潜清水(くぐりしみず)の水神様のお祭り。

2軒のお宅で祀っておられる。
早朝6時過ぎには始められるように出かけた。
お天気は好いのだが、寒い!
車の窓が凍っていた。

この潜清水は、まさに清水が出ており、その清水は弘法大師様が出して下さった、という伝説がある。
真ん中にお不動さまが祀られているお堂がありその左手に水神様の石塔が建っている。
ここは川から離れており、大きな沢も近くにないので、昔からこの清水を頼りに暮らしてきた。



豊富な水で雪の消え間ができて、そこにショウジョウバカマが咲いていた。
一年中水が切れることはないのだが、昔から比べると水量が減っているという。
また、この山の中腹近くにある湧水場所に最近サルの群れがやって来て、荒らされるようになったという。

ここにも猿の街があるのだ。



そして、かねてから予定していた「おいたま草木塔の会」の研修で喜多方や会津方面へ。
旧熱塩加納村の山尾と、会津若松に在住の二人の方にお話しをお聞きする。

山尾では今年91歳になられ、なお元気で地域文化の調査などを行っている方にお会いした。
明治時代の神仏分離が行われるまでは法印を務め、それ以降は神職という家柄の方であった。
屋敷内に不動堂があり、お不動さま祀られてある。

こうしてあちらこちらに出かけて、お話しをお聞きしていると、予想外にいろんなご縁があることが少なくない。
私の家も昔から法印で、ご本尊がお不動さま。
偶然と言えばそうなのかもしれないけれど、何の予備知識もなくお会いする方と共通点があると、お話しは予想以上に良い流れになるものだ。

さすがに耳が遠くなってらしたが、奥さまのご協力もいただき多くのお話しを聞きい、貴重な資料を見せていただいたり提供していただいた。





さらに驚きは、現役で車を運転なさること。
「今はほとんど近所しか運転しない」とのことなのだけれど、昼食のお店を紹介していただき塩川町までご案内いただいた。

私もあの歳まで調査研究の情熱を失わずに、元気でいられるだろうか?!
頑張らねばならぬ。

そこからさらに会津若松市へ。
電話で打ち合わせをしただけで全く未知の方であったのだけれど、その方はまるで旧知の間柄であるように私たちを迎えてくださった。

米沢と会津方面を結ぶ大峠や交流などに関して、たいへんな知識と資料を持っていらした。
このかたも、八十歳を超えておられるのだが、地域文化や歴史に対する情熱が並々ならないものを持っておられ、惜しげもなく資料を提供してくださった。

会津の人はなかなか凄い!
感動的な出会いをいただいた。



雪がちらつく大峠を越えて、17時半に田沢へ戻った。
お天気は下り坂で寒気が流れ込んでいるらしい。

娘は回復してきたようで、笑顔が戻ってきている。

早起きで出かけて多くの出会い、130kmほどの車の移動だったがさすがに眠気に襲われた。

目いっぱいの一日に、合掌なのである。
2013.04.12:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

気がかり・・・

  • 気がかり・・・
駐車場の雪も、いちばん多い時の半分ぐらいになったでしょうか。
隣の家の窓ガラスも見えるようになりました。

それでも、まだ2m以上ありそう(^^;
雪融けとともに、雪で倒れた庭木や、雪囲いのグズグズになってしまったとこ、いろんなものが表れてきて、片づけなきゃ!なんて、気がもめてきますよね。


さて、10日(水)。
娘の慣らし保育は、今日初めて17時までのフルタイム。
今朝起きてからしばらく機嫌が良くなく、お母ちゃんにひっついてグズっておりました。
疲れとか、さびしいとかきっと感じてきたのでしょう。

保育士さんには本当に頭が下がるほど、よく面倒見ていただいているようです。
それでも、初めて他人の中に長い時間いるわけですから、しかたがないのでしょう。
少しづつ慣れてくれればいいんだよ。



行きつけのお店で、ドレッシングのラベルに描いてある女の子。
よく見ると、おかっぱに切った髪の毛とか、顔が娘によく似ていて、思わず購入。

明日はお休みして、きっと調子が戻るでしょ。




猫たちも春。
普段と違う声で鳴いて、こんなふうにどっかの猫がやって来て、追いかけたり、ちょいと逃げたりしております。

人間もあんな風に声も変わったらおもしゃいべね(^^;



こののんびりした春に似つかわしくない、「あの国の」動向。
ミサイルが発射される可能性があるということで、テレビの中だけのことではなく、もしそんなことが起きたら…。
繰り返し、あの国で流されているニュースの雰囲気は、わけのわからない臨戦ムードを煽っています。
どうも嫌ですね。

隣の家に、理屈が通用しない息子がいて、なんだかわからぬが銃をちらつかせて息撒いている・・・。
そういう状況だったら、落ち着いて生活できません。
家族がその息子を見限って、対処してもらうのが一番よいのですが、世間の情報が伝わっていないのだろうね。
一部には伝わっていても、動ける状態にないのかもしれぬし。

春なのに、どうも気がかりなことだ。



2013.04.11:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

(222)『「豆朝日新聞」始末』

  • (222)『「豆朝日新聞」始末』
山本夏彦:著 (文藝春秋  1992年3月1日第一刷発行)
2013.04.11:dentakuji:コメント(0):[お寺の本棚]

咲きました

  • 咲きました
気温上昇。
9日(火)、除雪の山を越えて裏に行くと、咲いてました、フクジュソウ(福寿草)!

湿地で、雪融けが早いその一角が地面を表し、連日の寒さにもかかわらず、花芽はちゃんと準備されているのですね。
そして、いち早く出てきた先から咲きはじめます。
可憐ですがとても力強い植物です。



この様子だと、今年も一面にお花畑、というよりも少しづつ長~く花を楽しむことができるでしょう。

さて、娘の乳児園の送り迎えのうち、送りはおもに私になる予定です。
それで、慣らし保育の4日目、父ちゃんの送りもならし運転です(^^;
相方にレクチャーを受けて、おずおずと出かけてゆきました。

同じ時間帯に、ママがどんどんと送ってきてらっしゃいます。
パパもちらほら見られます。
戸惑っていると、保育士さんなどが教えてくださいました。
慣らしなのでよろしくお願いいたします。

なんとか娘をお願いして、でっかい泣き声が聴こるのに、後ろ髪をひかれる(ないけど)思いで任務をなんとか完了です。



こうして、慣れて、いろんな人にお世話になりながらゆくよりないのでしょう。
頑張らなきゃ、そう改めて思います。

この日は午後2時半までの保育です。
明日は、いよいよ5時半まで。
子供も私たちも少しづつ慣らしてゆきます。

2013.04.10:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]