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早いものだ

  • 早いものだ
いかにも梅雨らしい空模様になった19日(水)。
お寺の境内の築山も雨のお陰で、草花(っていうより草ばかり)たちが生き生きしているように感じます。

さて、この日は小学校のプール開きの安全祈願のお勤めをさせていただきました。
あいにくの雨ながら、すぐ隣の体育館の戸を開け放ってのご祈願です。
プールでの授業、無事にシーズンを過ごすことができるように、皆で心を合わせて約束事を守っていくよう、という願いと誓いです。

今年とり壊される、元の中学校の校舎から古いお札が出てきたということで、預かってきました。
私の祖父の名が記されていました。
中学校の技術家庭教室の竣工の際の、祈願のお札でした。
昭和39年2月の日付。
私が4歳になる年のこと。
すでに、住職は祖父から代わっていたはずですが、まだ元気でお勤めができていたのでしょう。
お札からその教室のこと、祖父のことが思い出され、とても懐かしい思いです。




ストレプトカーパスの花が咲きました。
もう一つ花芽が出ています。

ただ、ちょっと栄養不足な感じなので、肥料をやらなくちゃいけないですね。
自分だけころころしてちゃいけないですよね(^^;




それから、毎年うかがっている市街地のお宅へ伺って、屋敷神さまのお祭り。
やはり、祖父の代からうかがっており、そこでも祖父のことが話題になりました。

現在の住職は在職50年。
先代は約40年。
考えてみると、とても長いお付き合いをさせていただいているわけです。

ただ、この頃、人と話していて、平成4~5年頃の大峠道路の開通時の話をしていて「もう20年前の話しだなぁ…」と、その過ぎてしまった時間の速さに愕然とすることが多くなってきた。

いやはや、これからの20年ってどうなるかわかんないけど、過ぎてしまえばたちまちだってことは確実。

一日一日、悔いのないように過ごさねばと、改めて思った。
2013.06.22:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

梅雨入りらしい

  • 梅雨入りらしい
17日(月)、久々にうかがったお宅の近くで、ヒメサユリが咲いているのを見つけた。
ちょうど盛りに咲いているところ。

昨年は、猿の群れがやって来て、花芽を食われてしまった、とのことだったが、今年はそんなこともなくて済んだのかもしれない。

ここは、昔からあるところで、一時は乱獲で減ってしまっていたのを、地主さんが草を刈ったり手入れをし、保護をしてまた増やしてきた場所だった。
5~6年前に、私が写真を撮りにそこをウロウロしていたら、急いでばあちゃんがやって来た。
怪しい人が来たと思ったらしい。
近づいてきて私と判ると「なんだぁ、あどっつぁまがぁ。また誰がが掘りに来たんでねべがど思って、吹っ飛んできたごでぇ、アハハハ」と笑った。

「わりごどなぁ、黙って写真撮ってるも、間違えっこで(^^;」と謝った。
その時は帽子をかぶっていたので、よけいに判らなかったのだろう。

当時、八十過ぎていた婆ちゃんは、もう亡くなってしまった。
花は家族がしっかり見守っていらっしゃる。



夜は「いなごまラスク」をつまみにしてビール(おかしいかな?!)。
これは、米沢の商業高校の生徒たちがアイディアを出して製作し、それを実際にイベントなどで販売しているもの。

イナゴのパウダーとゴマがかけてあって、なかなか美味しい。
このパッケージは、高校生らしいと言えばらしいけれど…。
もう一工夫あってもよいかなぁ。




18日(火)朝は、久しぶり強い雨が降った。
いい雨だ。
畑も、土がポッポッとして水が欲しくている。

今、我が家から米沢市街地へ向かう国道121号は、数ヶ所で道路に関わる工事が行われており、約1kmの間で3ケ所の片側交通規制がある。

画像の場所は、向かって右側に歩道を設置するのだけれど、家屋がある関係で左側の山を削って道路をそちらに寄せるための工事をしているところ。

ここと、この手前のカーブは逆にカーブの半径を小さくするため、右側に土盛りをしている。

今年いっぱいかかる工事なので、ここを通る時は皆さんお気をつけて。


米沢市街地を抜けて、南部の郊外へ。
以前から、一年に一度うかがっているお宅へ向かった。
屋敷の中に祀られている石宮がある。
だんだんと壊れて維持できなくなったため、取り壊しをすることになった。

このお宅は、現住宅を中古で購入され、石宮もそのまま引き継がれて祀っておられた。
前の持ち主が、田沢から引っ越す際に一緒に移転した経緯があった。
よく今まで維持して守って頂いた。
感謝の意を込めて、最後のご祈祷をさせていただいた。




東北地方も梅雨入りしたらしい。

田沢に戻ってあちらこちら眺めていると、アザミの花が雨に洗われた緑を背景にしてきれいである。

これからしばらく雨が続くのだろうか。

2013.06.21:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

わかること、わからぬこと

  • わかること、わからぬこと
15日(土曜日)朝方から雨が降っていたらしい。
ここのところ、ほとんど雨が降らなくて、畑はカラカラに乾いており、恵みの雨かもしれない。

7時頃には、屋根を叩く強い雨の音がした。
今日は法事で、百箇日の法要を終えてから、お墓に納骨も予定されており、あまり降らないといいなぁ、一方ではそう思っていた。

雨はほどなく小降りになり、やがてやんだ。

外に出て、ゴーヤーの種をまいたプランターを見ると、雨が当たって出た芽がちゃんと二つ葉に、しかも生き生きとしている。

米沢市街地を横切り、米沢の東南部郊外にあるお宅での法事に向かった。

雨は局地的な降り方だったらしく、所々で水溜まりができているかと思うと、乾燥している道路もある。

法事を終えた頃にはうっすらと陽が射しており、暑すぎず、ちょうどよい納骨の日和になった。
亡くなった方の息子さんが、故郷から遠いところに居を定めている関係で、この日ようやく埋葬となり、参列者の皆さんが一様に安堵なさったようであった。




翌16日(日曜日)は晴れ。
暑い暑い。

この日も檀家さんの法事。
初七日で納骨をなされる。

人の生き死に、というか命は、解らないものだ。
歳をとった順番に逝ってしまうわけではないし、あらかじめ何歳までということなど解りはしない。
まれに、広い世の中には、特殊な能力がある人がいて、自分の寿命や他人のもまで予言する人はいるらしいのだが…。
解っても嬉しいものでもないように思う。

ただ、確実なのは、その日は皆いつか来る、ということ。
時々そのことを意識するだけで、今生きていることの意味合い、感じ方は変わってくるかもしれぬ。

60そこそこで亡くなってしまった人、そのご両親は健在。お舅さんも健在。
悲しかったり、辛いこともあるだろうが、人の命はそういうものだと受け止め、自分の生を全うするよりないのだと思う。




大荒沢のお堂は、修復をほぼ終えて、雪囲いのシートを外して甦ったようである。
田沢地区や元この地域に住んでいた方々に寄付をお願いして廻らせていただいている。

おかげさまで、多くの方々に理解をいただき、また様々なはなしをする機会を得て、ありがたいことである。
これからしばらく、あちらこちらにお願いに廻らせていただくことにしている。
このことは、これからのお不動さまに関わる上で、私にとって、とても大切な意義があるのではないかと思っているところだ。
2013.06.17:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

(239)『キャパの十字架』

  • (239)『キャパの十字架』
沢木耕太郎 著 (文藝春秋 2013年2月15日発行)
2013.06.16:dentakuji:コメント(0):[お寺の本棚]

心意気

  • 心意気
一面に緑で、そのへんの山のようでもあり、なんだかよく判らない画像ですが…。

ここは元々溜め池、というか、堤があった場所。
約30年ぐらいまで、堤として使われていた山の中腹にある溜め池。
その堤体部分から池だったところを撮ってみた。

13日の早朝、簗沢の奥の方の集落にある堤を修復工事をして活用したい、ということで、その脇に立つ水神様の石塔の前で安全祈願のお勤めをさせていただいた。

山間部のある程度まとまった水田を耕作している場所では、それなりの水源を確保するには工夫が必要である。

水は水源地に近いだけあってあるのだけれど、それをいかに引いてくるか、というのは堰跡などをあちこちで見せてもらうと、崖際に水路を作りよくぞここまでしてという所がいっぱいある。

今回の場所は、かつて山間部としては7ヘクタールもの水田があるため、山中の沢の開けた場所に堤防を作り水をためて水田に水を使用していたもの。

今も全体の何割かではあるものの水田を作っている。

田沢だと同じ程度の奥の集落では、すでに耕作放棄地になっているところである。

その方の心意気が素晴らしいと思う。


13日は檀家さまの葬儀があり、午前中から夕方までお勤め。
合掌





翌14日、大工さんに連絡をもらい、大荒沢の現場を見に行く。

大荒沢の不動堂の、こわれた個所の補修はほぼ終了。
屋根にペンキ塗装も終えた。

あとは細かいところになる。
とにもかくにも雨漏りや、風が吹いた時の心配がなくなって一安心。



台所で冬越しした鉢植えの花が、花芽を持った。
もうすぐ咲きだしそう。
あれ、名前が…出てこない。
なんだっけ(-_-;

最近、忘れるはずがないようなこと、出てこなくなることがあって…ちょっと心配。
母親と二人で思い出せなくて、笑うしかない時がある。
困った、どうしよう。




午後に全体の雪囲いシートを外してスッキリした。
中にいると凄い湿気を感じる。

建物にも湿気は影響あるはず。
風通しは建物にも人間にも必要なことだ。

ようやく、お参りの方にも安心していただけることになった。

みなさまに大変ご心配をおかけしました(しております)。
2013.06.16:dentakuji:コメント(2):[なあまず日記]