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(35)川西町玉庭 御伊勢町の草木塔

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  • (35)川西町玉庭 御伊勢町の草木塔

前回の玉庭犬川の熊野神社からおそよ1km弱、小松方面へ戻ると、真言宗のお寺である瑞光寺があり、その境内地の一角にひっそりと建てられています。

建立は1868年(明治元年)11月とあります。

約40センチほどの小さな自然石にシンプルに「草木塔」と刻まれています。

熊野神社の草木塔から3年後、距離も近く、字体もよく似ている。

ただし、凝灰岩と安山岩という違いはある。

 

ご住職にお話しをお聞きしたところ、このお寺に大木があったのだが、事情があって伐らざるを得なくなり、その鎮魂・供養のために建立されたとのこと。

建立者と思われる瑞光寺の住職の名「宥寛」と刻まれており、由来は口伝されている。

由来が代々伝えられてきたのは、石塔に刻まれているものを除くと初めてではないだろうか。

けして大きな石塔ではないけれど、明治時代最初の草木塔はたいへん意味があるものである。

 

 

2013.10.08:dentakuji:コメント(0):[草木塔を歩く]

秋の味覚

  • 秋の味覚
  • 秋の味覚

10月最初の土曜・日曜日もご法事で終えました。

昨日の日曜日は、暑かったですね。

予報では30℃ぐらいになるだろうということでしたが、夜の(テレビの)気象番組では、米沢は26℃まで上がったとか。

暑いので夏衣でお勤めをさせていただき、正解でした。

それでも、大汗かいたぐらいです。

米沢市街のあちらこちらで芋煮会をやってましたね。

まさに芋煮会日和。

横目で羨ましいなぁなんて思いながらも、法事日和でもあります。

檀家に皆さん、ゆっくりとお墓参りをなさっておりました。

 

近所の人にいただいた松茸。

母がマツタケご飯にして、ご馳走になりました。

ちょっと細かく切り過ぎていて「松茸だか何だかわからねなぁ」などと言いながらも、香りを楽しませせていただきました。

 

キノコ取りにも行きたいのですが、なかなか時間がないし、クマ情報もけっこう出てるので出控えております。

今シーズン、山の樹の実は豊富なようですが、どうでしょうね。

 

食欲の秋。

美味しいものが豊富なこの季節。

クマみたいに食べる(クマより食べる?)私は、運動もちゃんとしないと、身体がますます成長(横に)するといけない。

あちこち歩くことにしましょうかね。

 

2013.10.07:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

峠を越えて

  • 峠を越えて

暑くもなく寒くもない、過ごしやすい日中になっています。

昨日(3日)は、午前中から喜多方市へ出かけて、ほぼ一日、暗くなるまでいてきました。

大峠の向こう側は、田沢よりも稲刈りが早く進んでいるようで、もう所々にしか刈り残った稲がありませんでした。

 

画像の山門は、田澤寺・・・ではなくて(こんな立派な石柱や山門はありませんね^^;)、熱塩温泉の奥にある示現寺という名刹。

もともとは真言宗のお寺として開基したようですが、源翁(げんのう)和尚が入山以来、曹洞宗に替わったのだそうです。

1380年に熱塩温泉を掘りあてたのがその和尚で、以来六百年以上湧き続けている温泉なのですね。

ただ、震災時から若干湯量と温度が低下しているとのこと。

 

さて、この日の主たる目的は、大峠道路について、喜多方の歴史を長年調べている方にお聞きすること。

今の国道121号線大峠道路は平成4年にほぼ完成したもの。

その前は、明治時代に三島通庸が福島県令時代にできた道。

さらにそのにもあったと思われるのだけれども、江戸時代の会津とのメイン道路は、綱木から桧原峠を抜ける道。

しかし、伝えるところでは、旧大峠道路に近い方に正式ではない道 間道があったのではないかという。

さらには、伊達が米沢に居を構えていた時代に、会津に攻め入ったルートとして現在の喜多方市熱塩加納村の北の方から侵入したという説もあり、そちらにも道があったのではないかと考えられている。

それが、現在もある飯豊町中津川から抜ける道なのか、或いはまったく別なルートがあったものなのか、ということについて調べてみることにしたのである。

これは、草木塔調査のなかで、関連して調べてみようということになったのだ。

同行したのは、本職のライターIをしている人。

 

まず、熱塩加納村時代から地域の歴史について長年地道に調査をなさっている方を訪ね、おなはしを聞き、資料を貸していただいた。

次に、喜多方の図書館を訪ねて資料を探した。

それから、熱塩温泉の示現寺へゆき住職に話しを聞こうと思ったら不在。

ところが、その近くの宿のご主人がたいへん歴史に詳しい方で話しを聴き資料をいただいた。

さらに日中ダムへ行き、風景を眺め、ここで夕暮れになってしまった。

さすが本職の取材は素晴らしい。この日の収穫の一つはそれ。

自分一人でしているのとは全く違う、とても勉強になった。

 

大きな峠を越えて隣町。

近いようで遠く、遠いようで近い(^^;

似ているようで異なり、ぜんぜん違うようでどっかで何か関わっている(^^;

道に関わって、おぼろげながら見えてくるものがある、ような気がしている。

取材はこれから続く予定(たぶん)。

2013.10.04:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

(244)『永六輔のお話し供養』

  • (244)『永六輔のお話し供養』

文 : 永 六輔  

絵: 唐仁原教久

(小学館 2012年12月19日発行)

2013.10.04:dentakuji:コメント(0):[お寺の本棚]

10月になって

  • 10月になって

松茸をいただいた(^0^/

近所の人からで、毎年のように頂いている。

その人が「一本ばりでわりげんどよ・・・」と持って来てくださった。

いやいやとんでもない、ありがたいごどぉ(^^;

やっぱり、松茸ごはん だべな!

 

さて、10月になった。

早いものだ。

年配の方々が、よく「年々一年一年が早く感じる」と言っていたものだ。

私も今は実感なできるようになった(そんな歳になってきた)。

8月9月がとても忙しく慌ただしかったせいもあり、10月は少し余裕を持って過ごしたいもの。

先日終わった「草木塔祭」について、諸先輩から反省点などをお聴きした。

なるほどと思う点が多々あり、ぜひ来年に向けて改めるべき点などを整理して、また取り組みたいものと思う。

 

そんな作業をしていたら、昨日、来年4月から消費税を3%上げることを決めたという首相の記者会見があった。

これは以前から、段階的に10%まで引き上げるという既定方針の実行ではあるけれども・・・。

秋の景気状況を判断して、先延ばしすることもあり得るという含みを残していたのだが、やはりなぁという感じである。

ただ、この「秋」、というのは一体何だったのか、と考えてみれば、五輪だったのかと思い当たってしまう。

五輪招致成就、これを切っかっけに一気に!ということで・・・。

それにしても、わたしにはよくわからぬ。

3%上げて、それによって困ってしまう人のためにその2%分をばらまく(表現としては還元する)というのだ。

そんなことするなら、上げない方がよっぽどいいんじゃないかと思うのだけれど。

どうなんんでしょう、政(まつりごと)というのは解りやすい方がよいのではないかと。

私の単純な頭ではよくわからぬのであります。

 

 

 

 

 

 

2013.10.03:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]