時を経て

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9月23日(火) 晴れ

 

秋分の日。

お彼岸の中日。

朝の勤行で、ご供養。

過日、お預かりしていた遺骨を、墓地の納骨堂に修めさせていただいた。

後を継ぐ人がいなくなってしまい、本来の菩提寺様にもまったく連絡を取らずにいたため、共同墓地の墓地を、ご親戚の方々でご供養して、ご遺骨を掘り墓石を片付け、墓地の使用権をお返しされたのだ。

 

このところ話題になっている「墓じまい」ということになる。

共同墓地が私のお寺の管理であるため、私どもの納骨堂に納骨なさることを決められたようです。

そして、改葬の書類を頂いたところ、どうもその中に高校時代の同級生と同じ名前がある。

珍しい名前ではないのだが、生きているとして年齢を数えてみるとぴたりとはまる。

 

そして、私の高校の同級生の中で中学時代も同窓だったと思われる人に、消息とご両親のことなどを尋ねたら、ほぼ同一人物だと断定できた。

なんという巡り合わせか。

高校卒業後一度も会ったことがなく、8年前に亡くなっていたことも知られることなく、私のお寺にたどりついた。

合掌するよりなかった。

 

 

 

 

9月24日(水)  晴れのち曇り 夕刻から雨

 

台風は温帯低気圧に変わったようだが、近づいてきて天気は下り坂。

 

今日は、親族の法事をお寺で。

昨年、従兄弟が東京から山形に引っ越してきて、初めての来宅。

彼の父親(私の義理の叔父)の法事。

東京にいた時に、叔母夫婦にたいへんお世話になった。

伯父もなんと十七回忌。

叔母は山形の施設に入所中である。

従兄弟とは久しぶりに会って話し、「前はずいぶん呑んだよね」と懐かしむ。

私以上の酒飲みの彼と、一緒に飲み始めるときりがなく飲んでしまうものだった。

従兄弟って面白いものだ。

 

 

午後3時。

本日父が退院。

思いのほか経過が良く、昨日決まり、十日目で家に帰ることができた。

まずは一安心なり。

 

 

 

 

 

 

 

2014.10.19:dentakuji:[なあまず日記]

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