まつり

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5月8日。
例年、町内(下の町)のお祭りと大荒沢不動尊のお祭りの日。
今年は、大荒沢は大雪と、雪害で屋根の一部が壊れたので、延期とした。

早朝5時過ぎに、山の峰にある虚空蔵さま登山してご祈祷。
用番(隣組長)さん6人と一緒に登った。
最長老は72歳、いちばん若い人は三十代後半、全員男性。
今年もみんな無事で掃除とご祈祷を終えた。

私は昭和59年からだからかれこれ29年続けて登り続けている。



朝5時、陽は昇ったのにまだ冷たい雨が降っていました。
ほんのちょっと、白いみぞれのようなものが混じっていた。

登山道にはまだマンサクやサクラが咲いています。

コシアブラの芽は、陽当たりの良くない登り口ではまだ小さく、中間より上の日向で丁度よいぐらい。
毎年、そのあたりのは大きくなりすぎているぐらいになっている。
今年はやっぱり植物も成長が遅れてる。



林辺にはまだ雪が残っている。
寒いわけである。

毎年同じ日に同じ時間に同じ場所に行くという定点観測的なことを30年近く続けているんだものね。



お寺の境内にある明神様には、掃除を終え、幕が掛けられ、幟があげられる。

5ヶ所に分かれて掃除をしていた町内の人がここに集まり、会長さんの挨拶や連絡を終えると解散。
夜、公民館で直会がある。



私はお寺の裏山の中腹の金毘羅さんへご祈祷に行く。
参道はきれいに掃除されている。



中腹の湿地にはミズバショウが咲いていた。
道端にはショウジョウバカマが列をなしている。

この花は、花の時期を過ぎると、葉っぱが巨大化して、この時期の可憐さなどどこにもその片りんすらうかがえなくなってしまう。
不思議だ。
でも、また翌年には可憐な花を咲かせるから、いいよね。
これ人間だったら…(^^;

大きなブナの木とご神木の杉の木などに見守られながらご祈祷を終えて下山。
さらに、車で移動して山の神さまへ。

西向きに建っている山の神さまのお堂の前でご祈祷。
時間は7時をまわっており、通勤の車が東沢方面からひっきりなしに通り、国道側から川西方面へ向かう大型トラックも多い。



杉木立に守られたお堂の前でご祈祷終了。

さらに、8日はお寺のお不動さまの縁日。
お寺に戻ってお勤め。

そして、一息ついてから大荒沢へ。
大荒沢は延期について看板を張ってはいるものの、告知できなかった人もいるので、境内の掃除をしながらお昼まで。



山菜採りのクルマが何台かやって来る。
お堂から先の林道には、まだ日陰などに雪が残っているのだが、もう先まで行っているクルマもある。

場所によってはUターンが難しいし、落石もあるはずなので危険な箇所が多い。
無理をしないでほしいのだが。



すっかりお天気は回復。
お堂の前の石段で日向ぼっこをしながら過ごす。
沢の向かい側の新緑と残雪のコントラスト、その中を白糸のような滝ができている。

沢が流れる音、ウグイスの鳴き声が林に中に響き、冷たい風だが心地よく感じる。
音は一つ一つ数えるといっぱいあるのに、静寂?!
たまに聴こえる国道を通る大型車の衝撃音すら、ノイズに感じない。

いやぁいいなぁ。

大荒沢から用事で寄り道しながら帰宅。

さらに、お寺の前のお明神さまでご祈祷。
そして、本日最後のお勤めを西宮のお堂にて、町内の役員の方とともに納め。

ようやく7時から直会。

ははは!
長かった。
後半はもう写真をとり余裕がなかったね。

皆さまとお神酒と美味しいお酒をいただき、8日、終了。
2013.05.09:dentakuji:[なあまず日記]

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