八日未明、家の電話の音が鳴った。
時計を見ると、4時半前。
間違い電話でなければ、良い知らせの電話であるはずがない。
案の定、同じ地域内で「火が起きたからすぐ来い」というものだった。
まだ、消防車のサイレンの音などは聴こえない。
急いで着替えて、車で出発すると、私の前を消防車が追い越して行った。
幸いなことに、ほんとに小火で終り、住人である一人暮らしの方は無事で、住居の被害も最小限で済んだ。
たくさんの消防車や警察などの車両が国道にものものしく並んで、近所の方も驚かれたと思う。
そのことで午前中をほぼ終えてしまったのだが、まず、人も無事だし良かったと思わなければならない。
お昼に、毎月恒例、八日の大荒沢のお不動さまのお堂へお参り。
小雨模様で、雲が出て大師山も重苦しい景色である。
そんなわけで遅くなったので、般若心経一巻をお唱えするご法楽のみ。
先日の続けてのお雪もあり、建物の雪の状況を確認するのが大きな目的である。
しかし、残念ながら、かつてないほどのダメージが、お堂の建物にありました。
昨年、屋根の小破したところに雪がたまって、気候の緩みで雪はすっかり落ちてしまっていたが、その際に正面上の軒近辺が壊れてしまったらしい。
これは参った。
雪融けを待たずに対策をしなければならないかもしれぬ。
雪の量は、看板の「大荒山」の山が隠れ、仮設トイレの頭がほぼ雪面と同じになっていたので、2mぐらいではなかろうか。
前月比で、30~50㎝程度積ったのではなかろうか。
今冬は、2月後半と3月に入ってからの雪が多かった。
これで、朝からの疲労困憊度がまたあがってしまった。
夕食を食べると、この相良人形みたいに、もう居眠りである。
いろいろあったが、人に被害がなかったこと、なんとか思うように対処できたことに、感謝である。
合掌
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