12月2日(日)、朝は予想どおり雪が積もっていた。
10㎝まではないだろうが、けっこうな量である。
近所では、スノーダンプで除雪している人もいたが、それほどのこともないだろうと思う。
今日は、代理を務めている、簗沢のお寺が別当を務めている保呂羽大権現のお年越し例祭で、朝から夕方まで一日いることになっている。
出かけるときは、さすがに長靴をはいて行くことにした。
お寺の近所の集落を中心に、二十人ぐらいの役員やお手伝い集が8時に集合して準備をしている。
おおよそ準備ができたところで、役員衆がいったん本堂に集合して、このお祭りが無事に成満することをご祈祷する。
それが終わると、皆でこの日お客さまに出す餅と献立そのままを皆でいただく。
お神酒も朝からいただく(^^;
あずき・納豆・お雑煮と一揃いに、隣の人のあんこもちをいただいて、かなり、腹がくちくなってしまった。
しかし、これはなかなか面白いと思う。
一番初めにお祭りをする側がご祈祷受けて会食するというの悪くないなぁ。
雪は積ったものの、10時前にはあがった。
お客さまも11時からのご祈祷を見計らって三々五々集まってきた。
このお祭りは、もともと12月4日であったが、日曜日でないとお手伝いの関係などもあり、近い日曜日となった。
久保田の保呂羽堂のお祭りは、あいかわらず4日で若い男衆による裸餅つきで有名になっている。
こちらも、地域の人たちが協力し合ってお祭りをするという点ではけして劣らない、良いお祭りをなさっている。
住職が不在のため、段取りをはじめ準備など、ほとんど檀家役員さんが一所懸命されており、頭が下がる思いである。
11時と13時にご祈祷を行い、そのあと餅が振る舞われる。
機械とはいえ、百人分以上の餅を準備するのはなかなか大変。
保呂羽堂のお堂は、お寺の裏側の墓地の裏手の山の中腹にある。
そこに祀られているのだが、秘佛になっている雨宝童子を本堂にお祭りし、その本堂でご祈祷をしてお参りをしていただいている。
2回目のご祈祷を終えて、お昼の時間に、祀られているお堂へ登ってゆき参拝してきた。
この堂のある中腹にはちょっとした広場があり、昔はそこで相撲大会などが開かれていたことがあるそうだ。
賑やかな時代があったのだと感慨深い。
雪が積もった参道をトポトポと歩いて登るとお堂が。
ここまで登ってお参りをしてゆかれる人はあまりいないようである。
けれど、この高みから集落を眺めるのもいいものだ。
来年は、お天気が良ければお上りくださいと皆さんにお伝えしてみようかな。
15時頃お客様が帰られて、片づけを終えると皆で直会。
お祭りの反省をしつつも、たいへんにぎやかに食べて飲んで話して時間を過ごし、陽が落ちてからあいかたにお迎えをもらって帰宅。
とにかく一日無事に終えることができた。
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