お寺の軒先の南天の実、赤と白、鮮やかになっております。
「難を転ずる」という語呂合わせでしょうか、成長が早いせいでもありましょうか、縁起が良い植物として、植えられているところが多いですね。
湿地を好まないので、軒先などに植えられるのですね。
11月最終日、金曜日は穏やかな午前中でありました。
米沢市内を横切り、万世地区の住宅地の一角にあるお宅で、屋敷内の植木を伐るので、ご供養と祈願のお勤めです。
昔の家屋敷から現在の家に越してくるときに移動して植えかえたものだそうで、少なくても40年以上たっているドウダンツツジとナンテンを、雪囲いが年々たいへんになってきたため伐ることにした由。
雪国はそれが楽しめることでもあるけれど、逆に苦しみにもなり得る。
そんな家族の想いもあり、供養とご祈祷のお経をお上げして伐ることになったのだ。
樹の一本や二本と思う向きもあるのだが、樹の前に向かうと、これはやはり命があり生きているものだなぁと感ずる。
思いがこもっているものであればなおさらである。
昨シーズンの雪と寒波で苦労した方が多かったせいであろう、依頼されて、今年は春から「樹を伐るから拝んでください」ということが多かった。
樹や植物に人間や動物と同じように命があると感ずるのは、宗教心というより私たちに長い間に備わった感性のように思う。
天気の良いうちにわらわらと雪囲いをした。
毎年やっていることなのだが、材料が毎シーズン折れたり古くなったりして、考え考え配りながらやる。
伸び放題になっていた椿の先を大胆に選定した。
囲いに入りきれないので、ゴメンゴメンと言いつつ切る。
これは明日本堂に飾って供えよう。
天気予報通り、だんだんと下り坂になり、小雨が降り出す。
そしてあっと言う間に夕暮れ。
もう、やんだぐなって最後はグダグダになりながら、一番雪がたまる場所の囲いを強制?!終了。
明日はどうやら雪が降り出すらしい。
暗くてどんなできなのかは分からないが、いいことにしよう。
足りなくなりそうになった縄をホームセンターに買いに行き、その他の材料なども刈ってコンビニに立ち寄って一服。
そしたら、レジの自動のクジみたいなのがあって、当たったらしい。
「あら、おめでとうございます。当たりましたよ!!」と女性の店員さんが喜びの声をあげた。
で、これ、ルル内服液。
うむむ。
「よかったですね、これで風邪をひいても大丈夫(^^」
おいおい、と思いながら、いただいてきたのでした(^^;
こういったものをあまり飲まないのだけれど、風邪をひきかけたら飲んでみましょうかね。
翌日からはいよいよ12月になる。。。
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