裏の栗の木を眺めてみると、栗のイガはいっぱいついていて、例年どうり実がなっているようである。
けれど、熟すのがやや遅れているような気がする。
相変わらずクマの出没情報は多く、襲われてケガをしたというニュースも流れている。
十年ぐらい前に、クマがこの栗の木に登って食っていった。
あのときは、気に登って枝をボキボキと折しょだる音を聴き、幹に爪跡が残り、地面には糞があって、周囲には獣の匂いが漂っていた。
あの年も、山のなり物が良くなくて、里の方にクマが降りてきた年だった。
裏の畑に行く時は、それなりに注意を払って出ていくようにしている。
そろそろ秋の味覚がいろいろと出てくるわけで。
ネズミホウキをいただいた。
毎年、きまって同じ方が「やっと出たから」と言って届くて下さる。
ホウキタケの一種なんだけれど、私などはよく見わける自信がないので、このキノコは採ってこれない。
「ネズミホウキ」というのはこのあたりの呼び名のようだ。
茹でこぼしてアクが抜けるのだろうか、煮物でも葉物とのおひたしでもみそ汁でもシャキシャキとした歯ごたえの良いキノコである。
美味しくいただいた。
こうなると、クマは不気味だけどキノコ採りに行きたくなるなぁ。
さて、8日(月曜日)は体育の日で、世の中は祝日で休日。
それにしても、ほんとに第何月曜日は体育の日って、馴染んでもよさそうなものだけど、自分は馴染めない。
ただの休日にすぎない感じなのは、あまり曜日に関係ない暮しをしているからか。
その日という意義を感じないからなのか、よくわからぬ。
早朝、気温が10℃以下になったとかで、寒く感じたけれど、日中は秋晴れになった。
大荒沢の登拝日。
この日は草木塔の会の事業下見があるため、早朝の登拝となった。
いい日和になった。
朝方は山手にある田沢は晴れ。
平野の川に近い方は深い霧に包まれているのがわかる。
この季節特有の気候で、いよいよ秋は深まりつつあるようである。
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