早朝小雨が降ったらしく家の前の市道が濡れていた。
曇りながら、どうやら一日こんなかんじの天気らしい。
そのお祭りの中で「草木塔祭」を実施するという企画があり、協力することになって準備を進めてきた。
今週はそれにけっこうな時間を裂いて、今回協力をお願いした敬愛する私の先輩各師3人と連絡調整し、あとは本番を待つばかり。
なにしろ、主催の担当者さん達も初めてだから、こちらも相談しながらイメージを膨らませて、それを共有するように務めて、ぶっつけ本番である。
それだけのスキルを持った方々ばかりで、その点あまり心配はない。
お祭りで使うヒバを、お寺の前にある家の前のヒバの葉っぱを採る手伝いを頼んだ友人Sくんが、「どうせこのぐらいだべがら」と、自分の家のを切って持って来てくれた。なんて気がきくんだろう。おしょうしな!
10時に会場に着くと、野趣あふれる花を!というお願いをしていた、私の連れ合いの花の師匠でもあるYさんがすでに到着し、いい雰囲気に活けてくださっていた。「笹野花も使ってほしい」という無茶な希望もちゃんと叶えてくださった。
おしょうしなっし。

そして、先輩諸師が順々に到着。
会場のイメージをそれぞれ膨らまし、臨機応変に荘厳してゆく。
誰かが忘れものをしたり、私が準備していったものがしょぼかったりすると、さっさと切り替えてカタチにしてゆく。
これは、ある意味では山伏の真骨頂かもしれぬ。
そこにあるもので、ちゃっちゃっと形づくっていくこと、見事だった。
開始時間の正午の、30分前に準備完了。
思いのほか人も集まり、祈願祭は無事に終了。
写真を撮る暇もなかった。
画像は終了後、おおかた片づけを終えた会場。
来年もあるかどうかは判らぬが、お祭りのイメージはつかめた。
出来るかぎり、木や植物を使った道具用い、会場の統一感を出したかった。
会場の雰囲気もあり、ある程度は成功したように思う。

地元田沢の人が中心で、おいたま草木塔の会の方々による「ばんだい餅」の実演と振る舞いも行われた。
草木塔祭は、あまり特定の宗教色を押し出すのはどうなのだろうと思う面と、やはり建立に関わったと考えられる山伏の儀式的な要素があってもよいのかな、という両方の想いがあり、どちらの要素もあってよいとも思える。
来年はどうなるかは判らぬが、なんとか多くの方々と協力して、草木塔に込められた魂というようなものを、多少なりとも伝えることができたのではないかと思うのだが、どうだろうか。
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