時刻は6時近い。
もう陽が落ちてしまい、山の端からかすかな残光があるので高感度モードにして撮ってみたのだが、やはり固定しないとぶれるのだ。
この時間帯だと、実際にはもっと暗く感じる。
じつは背中の方が山なので、なんとなく不気味ではある。
畑と裏山の間には栗の木があって、何年かに一回はクマやって来ている。
毎年来ているのかもしれないのだが、素人の私たちでもわかるような跡を残していくことがあるからわかる。
昼は、猿たちの畑を荒らしに来るのを花火などでぼってやり、夕刻や朝はクマさんたちと出会わないように気を使いながら畑にいる。

自分はまるっきり趣味の畑だから、作物の被害があっても悔しいばかりで暮しに大きなダメージがあるわけではないが、それでも動物たちに野放図にやられてはいけないので、網を張ったりしているのだが。
先日、田沢の道の駅の下の方にある渓流で、釣り人がクマと遭遇してけがをした。
幸い、ほんとに軽症で済んだらしいのでよかった。
道の駅が近いといっても、クマがいても全然不思議な場所ではない。
詳しいことは判らないけれど、よく渓流に来ている釣り人ならそのあたりは心得ているのだろう。
ただ、今年は本当に目撃情報が多いようだ。
田沢でも、目撃地に近いところだろうと思うのだが、「クマに注意!」の看板があちらこちらに建てられている。
ある集落では、ハチ蜜を狙ったと思われる、お堂を壊された事例もまた今年起き
た。

山の食べ物が少ないのであろうか。
気象などの環境の影響で、クマに異変がおきているのだろうか。
どうもわからぬが、周辺で不幸な出会いにならぬよう気をつけたいと思う。
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