お寺に関わる法事やお祭り、世の中のイベントも土・日曜日だし、集中してなかなか大変ですなぁ。
さて9月最初の日曜日は、大荒沢の川向かいにある大師山の麓のお不動さまのお祭り。
弘法大師さんがこの地に最上川をさかのぼってやってきて、この黒森から山に(のちに大師山)登って修行。
その際に、対岸の大荒沢が霊地だと発見したという言い伝えがある。
そのご縁で黒森にお不動さまが祀られたらしい。
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今年は雨が少ないため、滝の水がちょぼちょぼですが、それでも枯れることはなく流れている。
この地に長く住んでいたお宅の方々は、一軒家で大雪に苦労されいて、山の仕事が振るわなくなってきた40年ぐらい前に米沢市街へ引っ越されたけれど、今もこうして山を守りお堂を守っていらっしゃる。
この日は、黒森と市街地のお宅でのご祈祷となった。
黒森と大荒沢は小樽川をはさんでちょうど向かい合う位置にある。
以前は、田澤寺の現在の住職が9月6日に黒森に行って泊まり、翌7日の朝、黒森のお不動さまのご祈祷を行い、それから朝食をいただき、昼食のお弁当をもらい大荒沢のお堂に行き、その夜は大荒沢でご祈祷してお堂に宿泊し、翌8日にご祈祷を終えて昼過ぎから片づけ、大荒沢のお宅にお礼とご祈祷を行ってから夕刻帰宅したのだそうだ。
二十数年ぐらい前まで、私の父もそのようにしていたものだ。
その後、過疎やら新し道が開かれたこと、交通事情が車の利用に変わったことなどで、日程を変更して行ってきている。
そんなことを含め、黒森の今のご当主から話しをお聞きしてきた。
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