涼しい風が吹く。
明け方は、寒く感じるほど。
毎月八日は、大荒沢のお不動さまの登拝日。
朝食と午前中は、肉と魚と卵を食べないでお参りをする。
大荒沢はやはり涼しい。
途中、国道に設置してある気温表示では23℃。
お堂のあたりはもっと涼しい感じである。
この時期に山に入ると、たちまち車に群がってくるアブやメジロの数もとても少ない。
毎年この日は、車に虫たちがパチパチと当たる音がするほどで、窓やドアのわずかな間からでも中に入ってくるのだ。
今年は、雨が少なかったことと、この日の気温が低いせいではないかと思う。
![](http://samidare.jp/dentakuji/box/IMG_2845-2.jpg)
そのおかげで、お堂の周囲の草刈りがとても楽。
いつもは、車や草刈り機等の排気ガスに群がった来てたいへんなのだけれど、涼しいし、予定以上に順調に草刈り終了。
来月は、9月7日・8日は、もう秋祭りである。
![](http://samidare.jp/dentakuji/box/IMG_2847-2.jpg)
午後は来客の合間を見て、伝国の杜へ。
『昭和の家族 きずな』 という、安部朱美創作人形展を見てきた。
粘土を使った人形はその表情の細やかさと、昭和の家庭や風景を表現した優しい人形たちでした。
私の世代よりも、少し上の年代の昭和、でしょうかね。
谷川俊太郎の詩、米沢の昭和30年代の写真も展示してあり、それも懐かしく面白く感じた。
「昔はよかった」と一言ではいえない。
なにしろ、わが家のその時代を思うと、経済的にもとてもたいへんだったろうなぁという思いがある。
そのまま戻りたいとは思えない。
けれど、どこかその時代にあった人のぬくもりみたいなものが、懐かしく感じる。
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