日常の中で

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3月11日(日) 朝のうち雪から晴れ 夕暮れてちょっぴり雪

震災から1年経った。
去年と同じように、朝は雪が積もっていた。
でも、日中は晴れ上がり青空に。

午前中、友人宅へ。
同じ日に子どもが生まれて、そして一ヶ月。
昨日、3人で実家へお祝に来てくれた。
私たちも気になっていたので、今日お祝に家を訪ねた。
あちらは男の子。
元気に育っている様子と、板についてきているパパぶりが微笑ましい。

こちらは、まだ実家にお世話になっていて、見習い父ちゃんなのだ (^^;



帰りに実家へ回り、育児体験^^;
ミルクを飲むと、眠った。
髪の毛に、従姉のお姉ちゃんにつてもらったらしい髪飾りを嫌がるでもなく、かといってまだわかるふうでもなく、あぁ、でも時期にこういうことに興味を持つのかもしれないなぁと思う。

時々ぐずって、抱っこすると、すやすやと眠る。

その時に、ちょうど昨年の今日地震が発生した、時間、14時46分を迎えた。
テレビでは、天皇・皇后両陛下が出席されている、震災の犠牲者慰霊式の放送をしている。

家族や大切な人をを亡くされた方、家や財産を失ってしまった人、多くの人たちがごく普通に日常でいられるようになることを祈らずにはいられない。


今、こうして、日常をつつがなく暮らせていることに感謝なのである。
このちっちゃい赤子を抱いていてその思いがこみ上げてくる。




さて、この冬、蔵人になったよっちゃん堂さんの真似をして、酒行を行うことにした。
秋田県に住む同級生からいただいた「飛良泉  山廃 本醸造」だ。




それで、これを義母から戴いた平清水焼きのお湯でお燗をするセットに入れ、待つこと2分。



やがて、ちょっと温燗のいい塩梅な加減になった。
これは、明日も続きそうだ。


震災から一年。
停電することもなく、比較的被害もないこの米沢にいてさえ、昨年の今日のことを思い出すと、胸の動悸を感じる。
普段着のまま炬燵に潜り、眠れず、浅い眠りに落ちたのは未明のことだった。

いわんや、直接被害を受けた方々は言うまでもない。
想像もできないことだ。
一年というのは区切りでもなんでもなく、ただただ連続しいる日々の積み重ねなのだろうと思う。
追悼や慰霊、またはあちこちでイベントが催されることは、それなりに意義はある。
私たちにできることは、なんだろう。

震災後に、おかしなことや間違ったことに気付いたり判ったこと、考えたことがたくさんある。
日常の暮しの中で、この後にどうすればよいのだろうかということを、行動や言葉で表して活かしてゆかなければならないのだろう。

今日は、ちょっとだけお酒を飲んで眠れる、ありがたいことだ。




2012.03.11:dentakuji:[なあまず日記]

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