12月8日

  • 12月8日
12月8日(木)、曇り時々雨 朝 一時みぞれ。
雪の予報だったけど降らず、もうけた。


お寺の客間の花も、クリスマスツリー風^^;
外国のいろんな文化を受容してきたこの国、日本。
仏教も正式に伝わったのは6世紀半ばのこと。
かつては、外来の文化・宗教だったのだ。


その日本が、昭和16年(1941年)12月8日(日本時間で)、アメリカとイギリスに宣戦布告して真珠湾攻撃を仕掛け、いわゆる太平洋戦争に突入した日なのでありますね。

わずか70年前?!、もう70年?!
泥沼に入ったような戦争は1945年8月に終戦となり、そこから長い復興の道のりをたどり現在に至る。



1960年代生まれの私は、もちろん戦争を知らない。
貧しさは知っているけれど、右肩上がりの日本経済とともに育ってきて、かつて不自由だったこと、貧しかったこと、その中に幸福感があったことも、忘れてしまったかのように思う。


そして今年、大震災と原発事故による大きな社会の揺らぎ。
この米沢の地ではたいした被害はなかったけれど、車で1時間ちょっとで行ける隣県の福島県や宮城県などが復興の道筋が見えないほどの状況になってしまった。
原発の絶対安全という思い込み(無関心)から、脱しなければならない。




12月8日は、釈尊が悟りを得た日でもある。
成道会という法要を行っているお寺もある。

1年を振り返るにはまだちょっと早いのかもしれないけれど、震災をはじめ、国内外で今年起きたことを考えてみると、日本では戦争以後の最も大きな転機となる年かもしれぬ、という多くの人が語っていることは、本当だと思える。

これから、エネルギーをめぐる問題が世界を大きく動かす。
原子力という、実際、まだ最終的に処理ができないものを扱っていること。
石油という有限な資源の枯渇が目に見えていること。

ちゃんと目を開いて見ていかなければならないんだろう。
その上で、自分に何ができるかってことなんだろうなぁ。



2011.12.08:dentakuji:[なあまず日記]

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