HOME > お寺の本棚

(192)『無常という力』

  • (192)『無常という力』
「方丈記」に学ぶ 心の在り方

玄侑宗久:著 (新潮社 2011年11月25日発行)


諸行無常の無常、である。
3.11以来のフクシマはまるで時が止まってしまったかのような、そんな思いがあるのだけれど、しかしそれでも日々変化、どころか刻々と時は立ち止まらずに過ぎて行っているのである。

あの、震災の後の大津波が起きた翌日、テレビで映し出された海は、まるで何事もなかったようにいつもの静かな海であった、と言っている。

大地震の被害や影響を受け、生活必需品や食料や燃料の確保に懸命になり、さらに原発の事故が追い打ちをかける。

そんな様子であっても、時には春の雪が降り、また晴れ間が出たり、かと思えば余震がいつまでも続く。

方丈記を読むと、その時代にもそうした自然災害やその時代の為政者に翻弄されている世の人々や作者がいる。

自然はいつもおなじではなく、また人も同じではいない。

諦念でもなく、やみくもな強がりでもなく、受け入れるチカラとは思いもかけぬほど強靭なものかもしれぬ。

2012.12.09:dentakuji:コメント(0):[お寺の本棚]

(191)『日本のお米、日本のご飯』

  • (191)『日本のお米、日本のご飯』
The Japanese Rice Cooking BooK

土井善晴:著 (講談社  2009年2月23日発行)


お米(ご飯)好きな私としては、これはもう見ているだけで、炊き上げたご飯の香りがしてきて、もうたまらんのです(^^;

そして、この国で丹精されて栽培収穫されたお米を食いたいと思うのであります。
2012.12.05:dentakuji:コメント(0):[お寺の本棚]

(190)『護命(ゴミ)にひかれて』

  • (190)『護命(ゴミ)にひかれて』
聞き書き『小関壽郎 七十七星霜』  時代 出会い いのち


伊藤孝博:著 (ぶなの木出版  1991年2月20日発行)


 この本はお寺の本棚にない本です。
 図書館から借りて、再読しました。

 今、生きている社会の中で感じる虚しさとか愚かしさ、大きな問題とか、世の中のほとんどのおかしなことが、聞き書きの対象である小関さんから、語られています。
 

 
2012.12.01:dentakuji:コメント(0):[お寺の本棚]

(189)『自然を楽しむ ワイルドクラフト』

  • (189)『自然を楽しむ ワイルドクラフト』
農文協の本 ネイチャーズ クラフト

岩澤 亮:著 (社団法人 農山漁村文化協会  2001年3月発行)
2012.11.28:dentakuji:コメント(0):[お寺の本棚]

(188)『ラジオのこころ』

  • (188)『ラジオのこころ』
小沢昭一:著 (文春新書  2012年8月発行)
2012.11.24:dentakuji:コメント(0):[お寺の本棚]