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山の神さまの日

  • 山の神さまの日
5月17日(木) 曇り 時々晴れ お昼と夜に雨

不安定な空模様のようである。

家の軒先の小さな花壇のボケの花が満開である。
無骨な枝になんとも可愛らしい花が咲くので、その対比が面白く、好きな花だ。
ただし、これは雪囲いをする時いつも手を傷つけてしまうので、毎年、枝を下ろして囲う。
いっそ、伐ってしまおうかと思う時もあるのだが…。
春になると、やっぱり好いのである。
蜜を求めてクマンバチがやってきている。






さて、早朝6時から、先日登った大師山に対面する場所にて、山の神様の遷座のご供養を行った。
昔から2軒のお宅で祀っていた山の神様が、この前の大雪で壊れて以来、石宮を建立したまま、なかなか遷座することができずにいて、この度ようやくその機会を得たのだ。

過疎地で、すでに2軒ともこの地から移転されているのだが、山の神様への思いを強く持っておられたのだ。
それを、17日の山の神様の縁日に、念願の遷座供養となった。

かつて、私がお寺に帰ってきた30年近く前には、5月17日は朝から5ヶ所を移動してお祭りをしていたものだった。
私の父親の時代には、徒歩でその間10Km余りを移動してご祈祷していたという。
さすがに、私は車の時代になっていたのだけれど、初めは驚いた。

現在は、日曜日などに日程を変えたり、過疎で祀る人がいなくなったりしたところがあり、というように変化してきている。
しかし、田沢は山仕事で生業を立ててきた山里だけに、山の神様に対する思いは深いのだ。




そしてまたコゴミをいただいて、山の恵みをありがたくご馳走になった^^







コミセンに用があって行く。
小学校体育館の耐震補強工事のための解体作業は進み、ほぼ骨組みと屋根だけになってきた。
およそ50年のこの体育館、かなりな大雪に耐えてきたのだなぁ。
改修が楽しみ。

コミセンで育成中のクマガイソウは順調に生育しており、来週あたりが見頃になるのだろうか。
花もだいぶ数多くつけていた。
増やしていくにはどうするか、眺めながら話してきた。




そして夕刻近く、米沢市街の住宅地に住むJさんがブナの実生苗を持って来てくれた。
庭に、亡くなったお父さんが、田沢のちょっと奥にあるブナを、その昔に移植していたのだけれど、今年いっぱい実生が出て、連休中に「取りに来られないか?」と言われていたのだ。
忙しくて行けないでいたもので、わざわざ持って来てくれたのだ。

ブナの元々の里近くまで帰ってきたわけだ。
さて、これはどこに植えてあげようか。



ちょいと思案の夕方なのでありました。




2012.05.18:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

こころのゆとり

  • こころのゆとり
5月16日(水) 薄曇り のち晴れ 午後は風が強く、思いのほか暖かくならない一日。


田沢の田んぼにも水が入り、しろかきを始めた所もあるようだ。
里の方では田植えしているところもぼちぼちある。
どのぐらい遅れているんだろう。




引き受けている役職の関係で、その団体の総会に出席し、午前中は終了。
総会が終わってから講演があり、障がいがある方のサポートセンターの所長さんのお話であった。
今までに気がつかないことに、ハッとさせられる、興味深いお話で、一時間足らずの時間で、もっと聞きたい感じがした。

高齢者とか、介護とか、児童に関する相談や関わりはあるものの、地域では障がいを持つ人との具体的なことがなかったからだ。
私が子供の頃は、地域の中で障がいを持つ人が暮しており、何かしらの接点があったものなのだけれど、最近は施設に行っている事例が多いせいか、そのような場面がなくなっているんだろう。

私の小・中学校の9年間、小規模校ゆえ同じ顔触れで学校生活をしてきた中に、知的障がいを持つ人がおり、そのことは今でもいろんな想いとして心の中にある。

施設利用から、地域の中で生活するようなカタチになってきているということで、それはそれでサポートする役割や地域の理解が必要になって来るようだ。




講演に先立って行われた会議が…、これがなかなか…、気持ちが重くなった。
私は初めて出席したのだけれども…。
役員の方も出席している人も、社会の中でそれなりに活動してきた方々であろうに、どうしてああいった会議になるものやら、かなり不思議である(--;

挨拶は短く、説明は簡潔に、そんなことを思って様々な場面でやってきているつもりなので、けっこう辛い。
福祉に関わる人の集まりなのだから、もうちょっとお互いに、ゆとりや笑いといったものがあるような集会であってほしいものだなぁ。




終了後は、同じ地区の協議会の皆さんと昼食を摂って、5月の定例会。
「花園」さんでのランチ、美味しくいただきました。
地区レベルだと、かなり率直な意見が出て、いいんですけどね。
大人数の会議というものが、良くないのかもね。



そして、食事とお風呂を終え、就寝という生活パターン。
ほんとによく寝る子どもである^^
2012.05.17:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

ありがたく・・・

  • ありがたく・・・
5月15日(火) 曇りのち雨

昨日の好天から一転して曇天、やがて小雨が降り出し、夕刻には雨。
気温も下がり、肌寒い。


昨日、洗濯機が動かなくなってしまい、親愛なる電気屋さんのSさんが早速来てくれて見てくれた。
のだけれど、故障、というよりかなり重症で、買い替えることになってしまった(--;
一昨年あたりから調子が悪くて、何度も修理してもらっていたので、いよいよ寿命と言ってもよいぐらいなのだろう。




とりあえず、今日の洗濯物は相方がコインランドリーで洗濯し、夕方までには、Sさんがとりあえずの代替機を持って来て設置してくれたので、わが家の洗濯事情は安心になったのだ。
迅速な対応に感謝しつつ、新しい製品のカタログを見せてもらい、注文に至ったのであった。

毎日毎日休みなく稼働してきた洗濯機に合掌なのである。




というようなことがあり、相方が出かける用事があったため、子どもも寒いのと小雨で外に出られないので、一緒にゴロゴロしているうちにウトウトしてしまうという、なんともまったりした一日になってしまったのだ。



夕刻には、こじらがした(アク抜きした)蕨が玄関に置いてあった。
またしても笠地蔵さん現象。
ありがたく頂戴いたしました^^
合掌。

2012.05.16:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

山へ

  • 山へ
5月14日(月) 晴れ  久しぶりに気温上昇

晴れるというだけで気分がよくなる、五月晴れ^^

朝食前に、家の水回りの改築をなさるお宅のご祈祷にうかがって、始まった月曜日。


地元コミセンが開催する野外講座の下見と準備のお手伝いで、山へ行くことになっている。
天気が好く、気分よさそうである。



コミセンから、解体中の小学校の体育館。
耐震補強工事のため、骨格と屋根を残してその他は壊してしまう。
それに合わせて、改築が行われる、児童昇降口の部分はすでに解体済みである。


コミセンの野外講座は、田沢の特色ある講座。
自分が担当していたころのネーミングをそのまま継続されている。
平成7年に開始し、在職最後の2年は休んだから14年続けていた。
ありがたいことに、大きなケガに繋がる事故がなく終えることができた。
それにはいろいろな準備や条件が整い、それにもちろん幸運もある。
この幸運を引き寄せるのは、準備と計画と人の力かもしれぬと思っている。

特に奥山とか深山に足を踏み入れる場合は、下見は絶対に欠かせない。
20~30人の参加者を安全に移動させながら事故や病気などの突発的なアクシデントも想定して段取りをする。
それでも事故が起きてしまうことだってある。

そういうわけで、今回の下見にも、喜んで参加なのだ。







目指すのは、標高803メートルの大師山。
弘法大師空海が、出羽三山開山の折り、最上川を遡ってこの地にたどり着き、この山の頂上で護摩修行を行い、向かい側の大荒沢に霊地の相を認め、お不動さまを拝したという言い伝えがある山なのだ。

林道から尾根に上がり、そこから尾根伝いに一気に登る。







2時間ほどで山頂に到着。
塩おにぎり2個、ウドの煮物、塩鮭焼、これだけでも十分美味い。
空腹は最大のご馳走なり(^^;


下見には期間か所のチェックや休憩場所の確認等がある。
その他にも、持ち主のいる山に入らせていただくので、そのマナーを守ること、これも大事なこと。
公的な施設が実施する事業である以上、これを怠ると、事故などと同じぐらい嫌な思いをしてしまう。
準備するにしすぎるということはないのだ。

なんて、たまたまアクシデントが無かったからこんなことがいえるのかもしれないけど、ほんとにそうなのだ。

で、本日の下見は無事に終了^^

帰宅し、芸文協の会議に出席、さらに打ち合わせ塔を2件行い、月曜にしては忙しすぎる一日が終了。



それで、最後はこれ^^
なぜか、夕方からぐずり出し大泣き。
そんなこともあるのだなぁ。


2012.05.15:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]

五月の日曜日に・・・

  • 五月の日曜日に・・・
5月13日(日) 晴れ
母の日。

久しぶりの晴れ間で、気分がよい。
けれど、風が冷たくて、外にいると思いのほか暖かい感じがしないなぁ。


早朝から、田沢地区のクリーン作戦に参加。
5時半に塩地平(市民バス)バス停に集合して、国道121号沿線を、大峠トンネルまでと大荒沢あたりまでの区間約5~6kmのところを手分けしてゴミ拾いを実施する。
わが家から現場までは約12kmの場所。
雪が消えたばかりのところなので、コゴミが列をなしてモサモサと生えている。
でも、今日は我慢我慢(^^;

コミセン関係者チームで1.5kmほどのところを歩いて、空き缶やら自動車の破片とか何らかかにやら拾いました。

7時過ぎに集合場所の八谷の花壇がある待避所に到着。
道路わきの法面を下ったり登ったりしながらあるくので、けっこう足腰にきてる。
運動不足なり(ーー;




可燃・不燃ごみを分けて歩道のところに集める。
向こう側にはタイヤとか家電製品等が積んである。
これでも、最もひどい時から比べると半分以下にごみは減ってきていると思う。
企業やほかの団体でも実施しているということもあり、不法投棄監視なども厳しくなっているせいもあるのだろう。




7時半前に終了し、帰路、大荒沢に立ち寄る。
私道の方には鍵がかけてあり、林道の方はようやく雪が消えてきて、通れるかどうかという状況。
林道と国道脇に土地を持っている人が、林道上で倒木などを片づけ方していた。

近寄ってゆくと「なにか用あってきたのだか?」と、ちょっと威嚇するような口調で「近寄って来るな!」的な雰囲気を出しておられる。
私だと解ると安心して「あらら、お寺様がぁ、いやいやどぉも…」と、とたんに柔らかくなった。

国道脇の土地にごみを大量に捨てられるものだから、あちこちいっぱい看板を建てたりして自衛していらっしゃる。




なんとも、今、山の出入りとか、管理とかを巡って、哀しい気分になることが多い。
昔は住んでいる人が多いので観ていられたし、お互いさまという部分で、山菜とりぐらいの出入りを許容する範囲は大きかった。
けれど、林道もあるので、、多くの人が車でわがもの顔に入ってきたり、ゴミを不法投棄も後を絶たず、とても迷惑なことが多くなった。

それで、入山禁止の看板は言うに及ばす、縄を張ったり、場合によってチェーンをかけて鍵かけるというケースもあるようになった。

これは、山の持主にとっても、山を楽しみたい人にとっても、悲劇である。
煩わしいことが増えるだけで、ちっともよいことが無いように感じる。

何かよい方法はないものかなぁ(×_×)




帰宅して朝食を摂ってから、檀家さんの命日供養があり出かける。
亡くなられて8年。
50歳を前にして亡くなったお母さんに、ちょうど娘さんからカーネーションが届いた。
時間がたつのは早いものだ。
その長女は結婚して子を持つ母親となり、ちょうど高校を卒業して進学したばかりの二女は母親と同じ看護師さんになって働いている。
ご家族と近所の人といろいろと話してきてしまった。


お昼に帰宅してから、ちょっと暖かくなったので、赤ちゃんを連れて、用を足しつつのお出かけ。
前日までの三日間は、寒い風が吹いていて、外に出してやることもできなかったので、日向ぼっこを兼ねる^^




レッグウォーマーと靴下を履かせる。
でも、足がとても太いのですぐずり落ちてきてしまう。
それがおもしゃいので、ついつい遊んでしまう。
赤ちゃんの足ってほんとにおもしろい。

当の本人はなんだかぜんぜんわからないで、足をパタパタとさせて喜んでいる(ようだ、たぶん)。

今こうしていられるありがたさ。
この瞬間にしか味わえないことがきっとあるんだから。






2012.05.14:dentakuji:コメント(0):[なあまず日記]