「次」「ダメだろう!」。次々とたたみかけるダメ出しは、佐藤の会議の名物だ。
佐藤は自らアイデアを出すわけではない。刺激を与え、メンバーの力を引き出す。
自分の感んじたことをストレートに表す。オブラードに包んだ言い方はしない。
身内ですから、本音の付き合いや臨場感みたいなものを大事にしています。
部下から嫌われることは、あまり恐れないようにしています。
何度もダメ出しするのも、叱咤激励のつもり。
その瞬間は「この野郎!」と思われるかもしれませんが、
そのほうが結果的によい仕事につながる場合もありますから。
(プロフェッショナル仕事の流儀4より)
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チームは異種格闘技
佐藤は商品ごとに20人ほどの独自のチームをつくる。
メンバーは社員以外に、社外のデザイナーやコピーライター、営業マンなど、
会社の枠を越えて人を集め、商品のコンセプトから容器のデザイン、広告まで一緒につくり上げていく。
ミーティングの場は職種を越えて、全員が意見をぶつけ合う。
「徹底的にこだわってくれ!結局一つのものしかつくらないんだから」
佐藤の熱気が伝播し、皆その気になっていく。
「惜しいねえ。これかな? もう限界?」
う~ん、値段的には・・・・。」と苦しげに答える担当者。
ほぼ、ゴール。でも、まだ、何かが足りない。もっと上に行けるはずだ。
佐藤は、またダメを出した。
メンバーはいう、「あそこまで信念をもって言ってくれる人はいない。この野郎と思いつつも、納得してもらうまでやろうと思うんですよ」
(プロフェッショナル仕事の流儀4より)
メンバーは社員以外に、社外のデザイナーやコピーライター、営業マンなど、
会社の枠を越えて人を集め、商品のコンセプトから容器のデザイン、広告まで一緒につくり上げていく。
ミーティングの場は職種を越えて、全員が意見をぶつけ合う。
「徹底的にこだわってくれ!結局一つのものしかつくらないんだから」
佐藤の熱気が伝播し、皆その気になっていく。
「惜しいねえ。これかな? もう限界?」
う~ん、値段的には・・・・。」と苦しげに答える担当者。
ほぼ、ゴール。でも、まだ、何かが足りない。もっと上に行けるはずだ。
佐藤は、またダメを出した。
メンバーはいう、「あそこまで信念をもって言ってくれる人はいない。この野郎と思いつつも、納得してもらうまでやろうと思うんですよ」
(プロフェッショナル仕事の流儀4より)
商品には開発者の人間が出る
大手飲料メーカーの商品企画部長、佐藤章。
年間500万ケースで「ヒット」、1000万ケースで「大ヒット」といわれるこの業界で、
缶コーヒーが、1999年に1050万ケース、翌2000年には緑茶で2250万ケース、
2001年はウーロン茶で1300万ケース、2002年はアミノ酸飲料で1470万ケースと
4年連続の大ヒット商品で、業界をあっと言わせた。
コンビニエンスストアの清涼飲料コーナーで、消費者が商品を選ぶ時間は約2秒。
その2秒で、いかに商品を手に取らせるか。商品は、その開発者の「人間」が出るという佐藤。
「間違えてもいいんだ。自分を出せ」。共に闘う部下たちに、佐藤は今日もハッパをかける。
(プロフェッショナル仕事の流儀4より)
年間500万ケースで「ヒット」、1000万ケースで「大ヒット」といわれるこの業界で、
缶コーヒーが、1999年に1050万ケース、翌2000年には緑茶で2250万ケース、
2001年はウーロン茶で1300万ケース、2002年はアミノ酸飲料で1470万ケースと
4年連続の大ヒット商品で、業界をあっと言わせた。
コンビニエンスストアの清涼飲料コーナーで、消費者が商品を選ぶ時間は約2秒。
その2秒で、いかに商品を手に取らせるか。商品は、その開発者の「人間」が出るという佐藤。
「間違えてもいいんだ。自分を出せ」。共に闘う部下たちに、佐藤は今日もハッパをかける。
(プロフェッショナル仕事の流儀4より)
中村好文のプロフェッショナル とは
あるタンゴダンサーが「どうしてあなたはタンゴを選んだのですか?」と聞かれて、
「ぼくがタンゴを選んだんじゃない、タンゴがぼくを選んだんです」と答えていました。
プロフェッショナルというのは、ある特定の職業を選んだ人じゃなくて、
ある特定の職業から選ばれた人なんだと思います。
ぼくは、まだその領域に達していませんが、いすれはそう言えるようになりたい。
視点を変えて、ものづくりのプロフェッショナルを考えると、
その人の経験も知識も趣味も人柄も、つまり自分の全人格を投入して初めてできる職業だと思います。
その人のすべてが表れるわけですから、絶対に嘘はつけないんです。
(プロフェッショナル仕事の流儀4より)
「ぼくがタンゴを選んだんじゃない、タンゴがぼくを選んだんです」と答えていました。
プロフェッショナルというのは、ある特定の職業を選んだ人じゃなくて、
ある特定の職業から選ばれた人なんだと思います。
ぼくは、まだその領域に達していませんが、いすれはそう言えるようになりたい。
視点を変えて、ものづくりのプロフェッショナルを考えると、
その人の経験も知識も趣味も人柄も、つまり自分の全人格を投入して初めてできる職業だと思います。
その人のすべてが表れるわけですから、絶対に嘘はつけないんです。
(プロフェッショナル仕事の流儀4より)